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【ジュネーブモーターショー】三菱 ジュネーブ国際モーターショーで「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」を欧州初披露

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【ジュネーブモーターショー】三菱 ジュネーブ国際モーターショーで「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」を欧州初披露

三菱は、2018年3月6日~18日にスイス・ジュネーブで開催される、第88回ジュネーブ国際モーターショーにおいて、三菱のブランド・メッセージ “Drive your Ambition” を体現するコンセプトカー「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」を欧州初披露する。また、プラグインハイブリッドEVシステムを大幅に進化させ、今夏より日欧で発売する計画の「アウトランダーPHEV」の2019年モデルを世界初披露する。

三菱ブースでは、これらにより、三菱のクルマづくりの現在と将来、そしてその方向性を提示し、同社の強みであるSUVの新しい価値、EVの新しい価値、そしてシステムとしての新しい価値を訴求する。

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1.MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT

・コンセプト

三菱の強みであるSUV、EV、そしてシステムの融合による新たな運転体験という3つの価値をお客様に訴求するコンセプトカー。EVとの融合によるSUVとしてのブレークスルー、システムが生み出すクルマの新しい魅力、三菱のDNAである走りのパフォーマンスを具現化し、ブランド・メッセージ“Drive your Ambition”に込めた想い、これからの三菱のクルマづくりの方向性を提示する。

・デザイン

「Robust & Ingenious」をデザインフィロソフィーとし、三菱の持つ力強さ、本物感、考え抜かれた機能性を感じさせる独自性ある魅力的なデザインを創造していく。MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTは、三菱のヘリテージの一つである優れた四輪制御によるハイパフォーマンス性能に対する挑戦を示したモデルであり、そのデザインは、これまで培ってきた四輪で大地をグリップする力強さ、高速で大地を駆け抜けていく軽快感を表現し、新しいSUV像を創造することを目指した。

(1)エクステリア

フロントデザインは「ダイナミックシールド」をベースに、空気の流れを制御するとともに、電動ブレーキキャリパーを効率的に冷却するエアインテークをヘッドライト下に配置するなど空力面で進化させたほか、前面のカメラやセンサー部にはブルーのラインを配して先進性を強調した。

高い地上高やショルダー部を張らせてロアを絞り込んだサイドボディの断面、そして短いオーバーハングによって軽快な運動性能を表現し、四隅に張り出した筋肉質なホイール周りの造形によって四輪駆動の力強いトルク感を表現。大きく傾斜させたフロントガラスと切り詰めたオーバーハングは、エンジンのないEVだからこそ可能となるサイドシルエットとなっている。

SUVの代表格である「パジェロ」のスペアタイヤをイメージしたリヤの大きな六角形の造形は、オフロード走破性とSUVのヘリテージを表現したアイコン。飛行機の垂直尾翼をイメージしたCピラー、そしてCピラーからリヤバンパーに抜けるエアインテークとディフューザーは空気抵抗を低減させるデザインとしている。

(2)インテリア

フローティングしたインストルメントパネル及び小型のメータークラスター、機能を集約したハイコンソール、前面大型ディスプレイにより、全く新しいコックピットを表現した。インストルメントパネルは「ホリゾンタルアクシス」と名付けた水平基調のデザインとし、良好な前方視界を確保しながら、走行時の車両状態を認知しやすくしている。

エンジンのないEVだからこそ可能となった前面大型ディスプレイには、車外状況、バックモニター、ナビゲーションのほか、運転のコーチング機能や普段はボンネットに隠れて見えない地面や前輪の動きまで映し出すなど、様々な情報を瞬時に得ることが可能。またフロントからリヤまで全面ガラスとしているため、全周囲の視界の良さは安全性にも寄与する。

・テクノロジー

(1)EVシステム

小型・高出力モーターをフロントに1基、リヤに2基とするパワートレーンレイアウトと大容量の駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載し、一般道から高速道路、アップダウンのあるワインディングなど様々な道路状況において、“e-EVOLUTION” の名に相応しい、EVならではの力強く滑らかで静かな走りを発揮。駆動用バッテリーを車両中央のフロア下に配置することによって低重心化を図り、卓越した操縦安定性の実現に大きく貢献している。

(2)4WDシステム

フロントに1基のモーターと、リヤに新開発の「デュアルモーターAYC」で構成するトリプルモーター方式の4WDシステムに、三菱が誇る車両運動統合制御システム「S-AWC」を適用した。

また、ブレーキキャリパーも電動化させることで、四輪の駆動力・制動力を高応答・高精度で制御し、旋回性能とトラクション性能を大幅に向上。EVならではの精度が高くレスポンスのよい制御により、前後G・横Gが小さい領域から効果を発揮し、日常走行からスポーツドライビングまで全ての領域で、クルマとの一体感がある安全で快適なドライビングを可能とする。

(3)AIシステム

車載AIがドライバーの運転をアシスト。多くのセンサーで、刻々と変化する道路環境や交通状況を認知し、さらにその瞬間のドライバーの操作からドライバーの意思を的確に読み取ることで、ドライバーの運転技量に関わらず、安全で快適なドライビングを提供する。

また、車載AIには独自のコーチング機能を持たせている。自動運転機能から導き出された基準となる運転操作と、ドライバーの実際の運転操作を比較することで、ドライバーの運転技量を把握し、運転技量を向上させるメニューを考え、音声対話や前面大型ディスプレイ表示を使ってアドバイスする。

これにより、普段はドライバーの運転技量に関わらず意のままのドライビングを可能とする一方、コーチング機能を活用したドライビングの際には今まで以上にクルマを乗りこなす楽しさも提供してくれる。

2.アウトランダーPHEV(2019年モデル)

(1)進化のポイント

三菱はSUVタイプのプラグインハイブリッドEVであるアウトランダーPHEVを、2013年に他社に先駆け発売。以降5年間で様々な改良を重ね進化してきた。

その間、グローバルでの累計販売台数は14万台。うち欧州では10万台を突破し、PHEVの分野をリードしてきている。

三菱のフラッグシップモデルとして、EVの課題だった航続距離、ディーゼル車の課題であった静粛性等を解決。ユーザーの「行動範囲を広げたい、様々なことに挑戦したい」という想いに応える、プラグインハイブリッドEVとなっている。

今回の2019年モデルでは、システムを大幅に改良。パワフル且つ高い静粛性が生みだすモータードライブ感を増すことで「よりEVに」、ツインモーター4WDシステムによる車両運動統合制御システム、S-AWCの走行性能を高めることで「よりSUVに」進化させている。

(2)プラグインハイブリッドEVシステム

新設計した駆動用バッテリーとエンジンを搭載し、モーターやジェネレーターの出力を向上させるなど、プラグインハイブリッドEVシステムの主要構成部品のうち約9割のコンポーネントを改良し、プラグインハイブリッドEVシステムをアップデートした。

エンジン排気量を2.4Lとし、カムプロフィールの変更とバルブタイミング制御により高膨張比サイクル(アトキンソンサイクル)化。低回転域で効率のよい発電を可能とした。

またエンジン発電制御を全域で見直し、エンジン音を大幅に低減させることで、発電によるエンジン始動時の違和感を低減。モーター駆動が生み出す気持ちよい走りを、より楽しめるようにしている。

駆動用バッテリーの容量を約15%向上させたの同時に、最高出力も約10%向上させた。さらにジェネレーターやリヤモーターの出力も約10%向上させることで、より力強い走りを実現した。

(3)車両運動統合制御システム S-AWC

モーターのレスポンスを高め、かつ前後駆動力配分を最適化することで、旋回性能と加速性能を最大限高めた「SPORT」モードを追加した。これにより、ワインディングなどでもレスポンスよく、キビキビとしたスポーツ走行を可能としている。

モーターのレスポンスや車両挙動を穏やかにすることで、氷雪路のような滑りやすい路面での安定性とコントロール性を高め、より安心な運転を可能とする「SNOW」モードも追加された。

(4)デザイン

エクステリアでは、LEDヘッドライト、LEDフォグランプベゼル、ラジエターグリル、フロントスキッドプレート、リヤスキッドプレートのデザインを変更し、質感を向上させた。また、フィン形状の新デザインアルミホイールと空力性能を向上させるリヤスポイラーの追加により、機能性やスポーティさを高めている。

インテリアでは、パワーメーターの表示をモーターとエンジンの出力状況が分かるように変更し、機能性を向上させた。またサポート性を高めたキルティング本革の新形状シートを採用し、レーザーエッチングを施したオーナメントパネルと組み合わせ、上級感を高めた。

なお、三菱の2018年ジュネーブ国際モーターショーに関する様々な情報を発信していくスペシャルサイトを開設している。詳細は日本語スペシャルサイト、英語スペシャルサイトを参照。

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