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スーパーGT GT300/第5戦「近くて遠かった道のり」SUBARU BRZがポール・トゥ・ウィン【スポーツランドSUGO】

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スーパーGT GT300/第5戦「近くて遠かった道のり」SUBARU BRZがポール・トゥ・ウィン【スポーツランドSUGO】

スーパーGT選手権第5戦のGT300クラスでは、今季3度目のポールポジションからスタートしたSUBARU BRZ R&D SPORTがついに今シーズン初勝利を挙げた。(写真提供:GTA)

BRZが今シーズン3度目となるポールを獲得
2021年、市販モデルより一足先に新型となりスーパーGT300クラスに参戦している61号車SUBARU BRZ R&D SPORT。これまで2度のポールポジションを獲得しながら決勝では不運とも言えるレース展開で勝ち星に恵まれずにいる。第5戦となるスポーツランドSUGOでもその速さは健在で今季3回目のポールを獲得。SUGOのコースでは2018年、2019年に続き3回連続のポールポジションと、今シーズン初勝利に期待がかかる。

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61号車BRZのスタートドライバー井口卓人は、スタート直後から落ち着いてトップのまま周回を重ねる。井口は序盤から後続のマシンを引き離しにかかり、20周目では2位以下に5秒の差をつけ優勢かに思えた。しかし5番手スタートから次々とマシンを抜き去り、やがては2番手までポジションを上げた55号車ARTA NSX GT3の高木真一が61号車BRZの背後にジワジワと迫り、そして34周目にピットイン。他車よりやや燃料消費が多い61号車BRZはその3周後ピットに入り、山内英輝へドライバーチェンジ、ピットアウト後もトップをキープする。

若き力で迫りくるARTA NSX
レース後半、トップ争いは61号車BRZと55号車NSXの一騎打ちとなる。途中導入されたSC(セーフティーカー)により、両車の差はなくなりテール・トゥ・ノーズに。そして53周目、55号車NSXを駆るルーキー佐藤蓮が61号車BRZのスリップストリームから抜け出す際に軽く接触。マシンに軽い損傷を受けながらも61号車山内はポジションを渡さず、逆に55号車佐藤を突き放すかのようなペースアップで差を広げていく。

BRZが3度目の正直WIN!
そしてGT300クラスのチェッカーは78周で振られ、61号車SUBARU BRZ R&D SPORTが念願のポール・トゥ・ウィンを達成した。2位の55号車ARTA NSX GT3に対して最後は11秒もの大差、終わってみればこれまでの不運が嘘のような圧勝劇だった。

井口と山内はこれでドライバーランキングの首位に立ち、1ポイント差で追うのは今回のレースで3位にまでポジションを上げた56号車リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rの2人。その2ポイント下に前戦鈴鹿で勝利した244号車たかのこの湯 GR Supra GTが続く。またこの3台はチームランキングで同ポイントに並んでいる。

スーパーGT第5戦 GT300クラス決勝結果
1位 61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
2位 55号車 ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮)
3位 56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗/J・P・デ・オリベイラ)
4位 87号車 グランシード ランボルギーニ GT3(松浦孝亮/坂口夏月)
5位 60号車 SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)
6位 34号車 Yogibo NSX GT3(道上龍/密山祥吾)
7位 88号車 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
8位 96号車 K-tunes RC F GT3(新田守男/小高一斗)
9位 244号車 たかのこの湯 GR Supra GT(三宅淳詞/堤優威)
10位 11号車 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)
11位 7号車 Studie PLUS BMW(荒聖治/山口智英)
12位 18号車 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/名取鉄平)
13位 31号車 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)
14位 65号車 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)
15位 9号車 PACIFIC NAC CARGUY Ferrari(木村武史/ケイ・コッツォリーノ)
16位 2号車 muta Racing Lotus MC(加藤寛規/阪口良平)
17位 35号車 arto RC F GT3(ショーン・ウォーキンショー/ジュリアーノ・アレジ)
18位 6号車 Team LeMans Audi R8 LMS(本山哲/片山義章)
19位 25号車 HOPPY Porsche(松井孝允/佐藤公哉)
20位 30号車 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学)
21位 52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)
22位 5号車 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号(平木湧也/平木玲次)
23位 4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)
24位 50号車 ARNAGE AMG GT3(加納政樹/柳田真孝)
25位 21号車 Hitotsuyama Audi R8 LMS(川端伸太郎/篠原拓郎)
26位 10号車 TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R(星野一樹/石川京侍)
27位 48号車 植毛ケーズフロンティア GT-R(田中優暉/飯田太陽)

[ アルバム : スーパーGT第5戦 GT300クラス決勝 はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

2件
  • 新型も出たし、最高の宣伝になったな!
  • 記事の途中で8号車と55号車が混ざってる。
    GT300とGT500で勝負とかおかしな事になってるよー
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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