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都市部でも安心できない! 急な「ドカ雪」に備えておくべきコトとは

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都市部でも安心できない! 急な「ドカ雪」に備えておくべきコトとは

■大雪は突然やって来る?タイヤ、チェーン、ロードサービスなど基本的な準備を!

 例年が雪景色が定番化している降雪地域を除けば、冬でも雪の心配が無いように思えますが、都市部でも急激な降雪などの「ドカ雪」に注意が必要です。

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 とくに、積雪に慣れていない地域では雪対策をしていないことも多く、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。そんなドカ雪の際には、どのようなことに注意をすればいいのでしょうか。

 2014年2月、全国各地で記録的な大雪によって交通網が麻痺するという事態が発生しました。関東をはじめとする広い範囲では2週続けて大雪が降ったということもあり、都心部の道路の渋滞や通行止め、鉄道のダイヤの乱れなどが多発しました。

 これほど大きな混乱が生じてしまったのは、首都圏では稀に見るほどの大量の降雪が影響していたようです。

 そんなドカ雪に対して、事前にドライバーができる対策とは何でしょうか。

 まず準備すべきは、路面と接する唯一の部分となるタイヤです。

 日常的に降雪する地域では、毎年10月から11月にはスタッドレスタイヤに交換するといい、なかには1年中スタッドレスタイヤを履いている人もいるようです。

 全国でロードサービスを展開するJAFの調査によると、雪道でのノーマルタイヤによる制動距離は、スタッドレスタイヤの1.7倍に及ぶことが明らかになっています。

 ノーマルタイヤの性能も年々向上してはいますが、あくまで非降雪路面の走行を前提としているものです。雪道を走行する際はスタッドレスタイヤが必須と考えるべきでしょう。

 しかし、スタッドレスタイヤも万能ではありません。ドカ雪時のように短期間で降り積もった雪が、坂道など傾斜の大きい場所にたまったり、あるいは圧雪されてアイスバーンのようになったりすると、場合によってはスタッドレスタイヤでも十分な制動を得られないことがあります。

 そのような場合、タイヤチェーンなどを車内に準備しておくとより安心です。

 また、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを使用しても、タイヤが雪に埋もれてしまい動けなくなってしまうこと(=スタック)があります。

 豪雪地帯の道路などでは、道路脇に砂箱が用意されており、砂を駆動するタイヤの前にまくことでグリップ力を高めることができますが、都市部ではそのような設備がない場合がほとんどです。

 このような場合、無理に脱出しようとせずに、ロードサービスに救助を求める方が安全です。ロードサービスの利用方法を確認しておきましょう。

 また、通勤時など慣れた道を通る際でも、普段とは異なるという認識を忘れてはいけません。

 たとえば、幹線道路であれば除雪も優先的におこなれるため、ドカ雪時でも比較的機能していますが、抜け道のような住宅地の道路では、雪が残っていたり、アイスバーン化していたりするなどの危険が考えられます。降雪時にはできるだけ幹線道路を利用したほうが安全です。

 そして、どれだけ入念に準備をしたとしても防げないのが「もらい事故」です。ドカ雪時でも、ノーマルタイヤで走行してしまうクルマは必ず存在します。

 そうしたクルマに追突されたりするリスクは、いかに自身が気をつけていようとも防ぎきれないものです。ドカ雪時には、そうしたリスクも考慮して、どのように行動するのかが非常に重要です。

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