■冷却水は水道水でも代用OK!?
エンジンルームには、緑やピンク色の液体が入っているタンクがあります。
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この液体は専用の「冷却水」と呼ばれ、主にクルマのエンジンの冷やす役目があります。
エンジンを冷やすだけであれば身近な水道水でも使えそうですが、果たして可能なのでしょうか。
クルマのエンジンは、内部で燃料を燃焼させ、激しい摩擦運動をするため、高温が発生し、熱が蓄積されていきます。
そのまま冷却をしないで、エンジンを作動させ続けると、やがてオーバーヒートを引き起こし、エンジンの深刻なダメージや故障する危険性があります。
そこでエンジンを冷やす働きをするのが冷却水です。
冷却水は、熱が蓄積されたエンジンを冷やし、ウォーターポンプでラジエーターに送って、そこで熱を放出し、再びエンジンへ戻る循環を繰り返して、エンジンを一定の温度に維持しています。
このように、冷却水はエンジンを一定の温度に保つために重要な働きをしていることが分かります。では、冷却水は水道水を代用品として用いることは可能なのでしょうか。
仮に水道水を冷却することだけを考えた場合、物質から多くの熱を奪うことのできる(比熱が大きい)水道水は冷却に対して高い効果があります。
ただ、エンジンの冷却水に要求される性能は冷却性能だけではなく、耐凍結性、防錆、消泡などが要求されます。
水道水は0℃以下になると凍結します。凍結すると膨張し、冷却回路に損傷を与える恐れがあります。
また長期間使用することにより、水道水に含まれる塩素やナトリウム、カルシウムによりラジエーターや冷却回路内が腐食する可能性もあります。
その一方で、冷却水に用いられている「クーラント液」と呼ばれる液体には、主にエチレングリコール、防錆剤、消泡剤の成分が含まれています。
それぞれエチレングリコールは凍結防止、防錆剤はラジエータや冷却回路内の腐食を防止、消泡剤はキャビテーションの発生を抑え、冷却効果を高める役割をします。
このため、緊急時にエンジンの熱を冷やすためやむを得ず代用するのは仕方ありませんが、日常的な使用には適していないといえるでしょう。
※ ※ ※
エンジンの冷却水にはクーラント液が適していますが、クーラント液の濃度や対応年数など、メンテナンスを怠らないようにして、正しい使用方法を守って使用する必要があります。
また、一度に大量の冷却水を補充する、または少量でも頻繁に補充する必要がある場合は、冷却回路の漏れなどを点検することも大切といえます。
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みんなのコメント
長寿命LLCを使っていない車なら、蒸発分程度であれば元々水道水で薄めているから時期を問わず問題ない。
交換予定があるなら長寿命LLCを使っている車でも問題ない。
漏れなどで明らかに減っているなら、どうせ修理か交換で全量交換になるから問題ない。
どうしても走行が必要なら入れても仕方ない。
乗り換えや廃車が見えているならどうでもよい。
ただほとんどの人がリザーバタンクに補給するくらいだろうから、そこまで影響はしないとは思うけどね。
今入ってる冷却水を全て抜いて水道水に入れ替えることはない。
不足してたときに注ぎたす事はある。
記事の写真はペットボトルで水を注ぎたしてる。