現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタが新型「5代目プリウス」7年ぶり全面刷新! 「速くて燃費が良い最強のクルマ」に全米が驚いた!? 現地で称賛された理由とは

ここから本文です

トヨタが新型「5代目プリウス」7年ぶり全面刷新! 「速くて燃費が良い最強のクルマ」に全米が驚いた!? 現地で称賛された理由とは

掲載 32
トヨタが新型「5代目プリウス」7年ぶり全面刷新! 「速くて燃費が良い最強のクルマ」に全米が驚いた!? 現地で称賛された理由とは

■カッコよくて速い! 新型プリウスにアメリカ人もびっくり

 2022年11月17日よりロサンゼルス・コンベンションセンターにて開催中のLAオートショーでは発表されたばかりのトヨタ新型「プリウス」がお披露目され、現地にいた多くのユーザーから注目を集めていました。

トヨタが165万円のEVを発売! これは買える! 使える!

 トヨタブースには、電気自動車の「bZ Compact SUV Concept」やアメリカで50年ぶりに発売された新型「クラウンクロスオーバー」なども展示されました。

 そうしたなかで、お立ち台にはシルバーの「プリウス リミテッド」、そしてその脇にはグレーの「プリウスPHV プライムXLE」が展示され、多くの来場者がこの2台の周りに集まりました。

 とくに来場者を驚かせたのは、そのクールなエクステリアデザインです。

 プリウス独自のアイコンである「モノフォルムシルエット」が引き継がれているものの、かなり斬新でスタイリッシュな姿をしています。

 第2世代TNGAプラットフォームによってさらなる低重心化を実現しており、19インチという大径タイヤが採用されたことで、見た目の印象はクーペのような流麗なデザインとなりました。

 また、シンプルでありながら機能的になった内装にも注目が集まりまっています。

 展示車両はボンネット、そしてフロントドアの開閉が可能でしたので、実際にクルマに乗り込んで、写真を撮ったり動画を撮ったりする人が後を絶たず、長い行列ができていました。

 プリウスはアメリカでも人気が高く、日本と同様、ハイブリッド車を普及させ、その歴史を作ってきた火付け役としてアメリカでも多くの人々が知るところです。

 圧倒的な燃費性能を備えた新世代のエコカーとし、1997年の発売以来、プリウスのグローバル累計販売台数は約505万台超。

 排出ガス問題や電動車に対して、とくに関心が高い人々が集まるLAオートショーでの出展とあって、新型プリウスを一目見ようと、多くの来場者が興味津々な様子でブースを訪れていました。

 人々が驚いたのはデザインだけではありません。

 もうひとつ、衝撃的だったのは、非常にハイパワーであること。米国版のハイブリッドは194または196馬力、そしてPHVのプライムモデルは220馬力という高出力です。0‐60MPH(0‐96km/h)は6秒という速さです。

■なぜ「速くてかっこいいプリウス」は生まれたのか? その理由を米国トヨタに聞いてみた!

 今回の「速くてかっこいいプリウス」はいかにして生まれたのでしょうか。

 北米トヨタ プロダクトコミュニケーション シニア アナリストのポール・ホガード氏にLAオートショーの会場で話を聞きました。

―― 新型プリウスはこれまでのイメージを一新する、スタイリッシュで速いクルマになりましたね。

 はい。1997年に日本でデビューしたプリウスは日本とアメリカが最大の市場となります。

 アメリカにおいてもプリウスは燃費が良くて実用性はもちろん、耐久性も素晴らしいクルマとして多くの人々が知っています。

 しかし、今回の新型プリウスでは「燃費が良くて実用的、長年使える」だけのクルマではなく、「みんなに愛されるクルマ。見た目が良くてパワフルなクルマ」に仕上がっています。

―― 「みんなに愛されるかっこよくて速いクルマ」とは?

 豊田章男社長自身の好みもありますね(笑)アキオ社長は開発チームに「カッコよくて速いクルマ、そして運転して楽しいクルマを作ってください」と命じたのです。

 アメリカでプリウスが選ばれる理由には、これまで経済性と実用性が主体でした。

 そこに加えて今回の新型プリウスでは、今までよりもカッコよく仕立てた、ということが最大の特長です。

―― 反響はいかがですか?

 驚いた人が多かったですね。

 印象的なエクステリアデザインもそうですが、やはりPHVでは220馬力という高出力ですから。かなりのサプライズだったのではないでしょうか。

※ ※ ※

 その後、会場やオンラインのコミュニティで新型プリウスについての印象をアメリカ在住の人々に聞いてみたところ、以下のような印象や期待感が集まりました。

「燃費はいいし、壊れないけど、遅くてスタイルはいまいち…プリウスのイメージはずっとアメリカではそんな感じでした。

 それが、今回の新型プリウスを見てびっくり。プリウスを選ばない理由がなくなりました」

「驚きました!かっこいい。どうして今回はここまで劇的に変化したのでしょう?なぜ今までこんな風にかっこいいクルマにしなかったのでしょうか?」

「劇的なイメチェンですね。0‐100km/hが6秒台だって?これはすごい。

 私が乗っている旧モデルのプリウスは最高出力がたったの121馬力しかありませんよ!遅いですが、とても気に入っていました。

 アメリカもひと昔みたいにガソリンが安い時代は終わりましたから。特にカリフォルニアは高いところでは1ガロン7ドルを超えています」

「今、アキュラ・インテグラと比べています。燃費が50MPG超??(1ガロン3.78リットル当たりの50マイル走行。ベースグレードは57)となると、なかなか良い感じですね。

 インテグラより『速くて燃費がいい』ことになります。乗ってみたいですね!」

※ ※ ※

 新しいプリウスに対するアメリカの人々の期待感はすさまじいです。

 なお、アメリカでは2023年モデルとして発売されるとのことなので、2023年半ば以降に発売されるとみられています。

こんな記事も読まれています

バニャイアの完全なる土曜日。レコード更新のポールからスプリント独走優勝を果たす/第8戦オランダGP
バニャイアの完全なる土曜日。レコード更新のポールからスプリント独走優勝を果たす/第8戦オランダGP
AUTOSPORT web
フェルスタッペン、ノリスとの接触は”攻撃的すぎたわけじゃない”と釈明「ブレーキング中に動いたわけじゃない。だって……」
フェルスタッペン、ノリスとの接触は”攻撃的すぎたわけじゃない”と釈明「ブレーキング中に動いたわけじゃない。だって……」
motorsport.com 日本版
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGPスプリント
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGPスプリント
AUTOSPORT web
フェラーリ育成ベアマンが今季初優勝。宮田莉朋は全体ファステストを記録/FIA F2第7戦レース1
フェラーリ育成ベアマンが今季初優勝。宮田莉朋は全体ファステストを記録/FIA F2第7戦レース1
AUTOSPORT web
スプリントでアロンソを押し出したヒュルケンベルグに10秒加算ペナルティ。罰則ポイントも/F1第11戦
スプリントでアロンソを押し出したヒュルケンベルグに10秒加算ペナルティ。罰則ポイントも/F1第11戦
AUTOSPORT web
中古ミニバンで悩んでる方超必見! プレマシーvsウィッシュvsフリード コンパクトミニバン三つ巴ガチンコ対決プレイバック!!!
中古ミニバンで悩んでる方超必見! プレマシーvsウィッシュvsフリード コンパクトミニバン三つ巴ガチンコ対決プレイバック!!!
ベストカーWeb
強豪チームが定義する常勝ホイールの性能要件。タイヤの伸びしろを引き出す知られざるホイールの役割/BBS RI-A
強豪チームが定義する常勝ホイールの性能要件。タイヤの伸びしろを引き出す知られざるホイールの役割/BBS RI-A
AUTOSPORT web
ランド・ノリス、フェルスタッペンとの接触に憤慨「今日の彼は”やりすぎな日”だった……必死になりすぎているように見えたよ」
ランド・ノリス、フェルスタッペンとの接触に憤慨「今日の彼は”やりすぎな日”だった……必死になりすぎているように見えたよ」
motorsport.com 日本版
マクラーレン750S 詳細データテスト 本能を揺さぶる加速 ダイレクトなハンドリング 引き締まった脚回り
マクラーレン750S 詳細データテスト 本能を揺さぶる加速 ダイレクトなハンドリング 引き締まった脚回り
AUTOCAR JAPAN
F1オーストリアGP決勝速報|首位争ったフェルスタッペンとノリスがまさかのクラッシュ! ラッセルが”棚ぼた”優勝。角田裕毅14位
F1オーストリアGP決勝速報|首位争ったフェルスタッペンとノリスがまさかのクラッシュ! ラッセルが”棚ぼた”優勝。角田裕毅14位
motorsport.com 日本版
衝撃の結末! フェルスタッペンとノリス、頂上決戦の末に接触で共倒れ。ラッセルが優勝さらう|F1オーストリアGP決勝
衝撃の結末! フェルスタッペンとノリス、頂上決戦の末に接触で共倒れ。ラッセルが優勝さらう|F1オーストリアGP決勝
motorsport.com 日本版
ホンダが50ccバイクを生産終了! 原付は排気量から出力規制へ! 新規格のPCXとかシグナスとか出るのか?
ホンダが50ccバイクを生産終了! 原付は排気量から出力規制へ! 新規格のPCXとかシグナスとか出るのか?
ベストカーWeb
世界中で270万台の大ヒット! メルセデス・ベンツ「W123」シリーズは「Sクラス」のコンポーネントを受け継いで多様性に応えた傑作でした
世界中で270万台の大ヒット! メルセデス・ベンツ「W123」シリーズは「Sクラス」のコンポーネントを受け継いで多様性に応えた傑作でした
Auto Messe Web
フェルスタッペンがスプリント制す。ノリスをかわしたピアストリが2位【レポート/F1第11戦】
フェルスタッペンがスプリント制す。ノリスをかわしたピアストリが2位【レポート/F1第11戦】
AUTOSPORT web
あくまでも結果論!? 愛車が一生モノになるオーナーの5つの特徴とは?
あくまでも結果論!? 愛車が一生モノになるオーナーの5つの特徴とは?
外車王SOKEN
驚異的に「速く」明らかに「重い」 最新BMW M5へ初試乗 次世代は727psのV8プラグインHV!
驚異的に「速く」明らかに「重い」 最新BMW M5へ初試乗 次世代は727psのV8プラグインHV!
AUTOCAR JAPAN
シボレーC6型「コルベット」を『ウマ娘プリティーダービー』の痛車に! こだわり抜いて完成までに3カ月かかった理由とは
シボレーC6型「コルベット」を『ウマ娘プリティーダービー』の痛車に! こだわり抜いて完成までに3カ月かかった理由とは
Auto Messe Web
”代役参戦”のロバンペラ、王者の貫禄見せる総合優勝。エバンス2位でトヨタがワンツー|WRCラリー・ポーランド
”代役参戦”のロバンペラ、王者の貫禄見せる総合優勝。エバンス2位でトヨタがワンツー|WRCラリー・ポーランド
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

32件
  • 爆売れ間違いナシだな
  • 30プリウスも早くて燃費良いです。それを上回ると言う事は、更に魅力を増しましたね。発売が楽しみです。この記事見てアンチどもが集まりはじめますよ!さぁ!何を書くかそちらも楽しみです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0620.0万円

中古車を検索
プリウスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0620.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村