雨が降ってきてもすぐには屋根を閉められないモデルも存在!
猛暑の夏もようやく落ち着きを見せ、オープンカーに乗って秋の風を受けながら走るのが気持ちいい季節がやってきた。しかしオープンドライブを楽しむには屋根を開けるためのプロセスも大切だ。思い立った瞬間に屋根を開けることができる手軽さも大切な要素と言える。そこで今回はオープンにするのが大変な車種をピックアップしたい。
燃料計が動いて見えるほど大ガス喰い……でも楽しすぎる走り屋泣かせの国産スポーツ車5選
1)シトロエンC3プルリエル
シトロエンのコンパクトハッチバックのC3(初代)に設定されていたオープンモデルがプルリエルだった。もともと個性の強いシトロエン車らしく、オープンとするには儀式が必要なモデルであり、電動でオープンできるのはキャンバストップ部分だけであり、ルーフ部分をリヤゲート下に収納し、左右のピラーを脱着するという手順を踏まなければならなかった。
ちなみに外したピラーは車内に収納できるようになっておらず、ガレージなどの保管場所がなければオープンにすることもままならず、当然オープンで出かけた先で雨が降ったとしても屋根を閉めることもできないのだ。
手軽にオープンにできるイメージだがじつは開けづらいクルマも
2)ユーノス・ロードスター
どちらかというと手軽にオープンにすることができるイメージの初代ロードスター。確かにフロント2か所のロックを解除し、幌を後ろに倒せばオープンにすることができた。しかし、初代モデルはリヤスクリーンがポリカーボネート製となっており、そのまま屋根を開けてしまうとリヤスクリーンに折れ線が入ってしまうのだ。
それを回避するためにはリヤスクリーンまわりのジッパーを開けて折れ曲がらないようにし、幌と擦れてキズが入らないように保護をする必要があったのである。なお、2代目からはリヤスクリーンがガラスとなったことで、この手順は省略することができるようになった。
3)スズキ・カプチーノ
軽自動車ながら、Tバールーフ、タルガトップ、フルオープンと3つのパターンを楽しむことができたカプチーノ。しかし、フルオープンにするには、当然それだけ手順が必要となる。
まずはTバールーフ状にするために左右のルーフパネルを取り外し、センター部も取り外す。そしてリヤに設けられたロックを解除し、リアウインドウ部分を車内に押し込む、といった具合である。
幸いにもルーフ部分はトランクスペースに収納することができたが、もともとミニマムなトランクスペースがルーフで占領されてしまうというのは今さら言うまでもないだろう。
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