フルモデルチェンジした新型日産「キックス」の魅力&特徴を、小川フミオが考えた!
若々しい!
キャデラックでしか味わえない世界──新型エスカレード・スポーツ25th Anniversary Edition試乗記
日産が北米試乗で発表した、新しいキックスが、日本でも話題を呼んでいる。これまでの“日産色”をきれいに払拭した、新世代のデザインの見どころは多い。
発売時期の関係から2025年モデルとされる新型は、雰囲気がとにかく新しい。まずフロントマスクで注目すべき点は、ミニバン「セレナ」で採用した横長のLEDランプを縦に並べたグリルイルミネーションを、横バーグリルとうまく合体させた新意匠だ。
横型グリルがフロントマスクの中心で、その上に4連LEDを横に並べてケースに収めたヘッドランプがあり、グリル下には力強い存在感を示すバンパー。
リヤのコンビネーションランプは縦型基本のL字が逆さまになった意匠。フロントとリヤに共通するのは、マットブラックのアクセントモールで、同じ質感のホイールハウスまわりのフェンダーガードと、ドア下のクラディングが、立体的な一体感を生んでいる。
リヤフェンダーのところで、ベルトラインが上にキックアップして、後輪まわりの力強さを演出するコンセプトは、従来のキックスからの連続性を感じさせる。なにより、オフロードテイストをセリングポイントにしたSUVとして、先述のブラックのモールドが、うんとパワフルさを強調。
2トーンの塗り分けも選べる。いいなぁと思う組合せは、グレー系の車体に、明るめレッド系のルーフ。そこのルーフに大型のグラスルーフがはめこんである画像が公開されていて、それを見ると、レッドの部分がルーフ四隅とピラーにおける細いアクセントになっていて、斬新だ。
従来のキックスからいっきにデザイン性が上がった、というのが印象的だ。旧モデルは、これまでの日産車のデザインアイデンティティにこだわりすぎていたのか……そこから大きく離れたのが好ましい。$20,000台のSUVにふさわしい、若々しさがうまく表現されている。
北米仕様は2.0リッターエンジン搭載内装は、ブラックが中心。中央部分にちょっとダークな赤系のカラーが使われている仕様もあるけれど、基本は黒い。米国のユーザーは明るい色調を好む傾向があるというが、オフロードユースのイメージを強調しているのだろうか。
12.3インチの計器盤とインフォテイメントシステム用モニターが一体化したような大型ディスプレイが、インテリアにおける最大の特徴だ。「日産コネクト」をはじめApple CarPlayやAndroid Autoが使える。OSはどうやら従来のもので、ChatGPTなどAI(人工知能)は使えないようだ。これはこの先に期待しよう。
運転支援システムでは、「プロパイロット」、ブレーキアシスト、歩行者検知機能までそなえた「日産セイフティシールド360」も用意されている。
前輪駆動と全輪駆動が選べるのも良い。北米仕様は2.0リッターエンジンにCVT変速機の組合せ。日本では現行モデルのように1.2リッターエンジンを使うシリーズハイブリッドの「e-POWER」になるだろうか。
価格や発売時期を含めて、現段階で日本仕様についての発表はない。これからが楽しみだ。
文・小川フミオ 編集・稲垣邦康(GQ)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
はやくも目標の9倍の受注! スズキ新型「フロンクス」は254.1万円からでもホンダ「WR-V」と戦える理由とは…充実の標準装備が魅力です
660ccの「小さな高級車」ってサイコー! 超ラグジュアリーで快適すぎる「オトナの軽自動車」が存在! ダイハツ渾身のモデル「エグゼ」とは
約179万円! トヨタ新型「ハイラックス“ランガ”」に反響多数! “カクカク”デザイン&MT設定採用に「カッコいいじゃん」の声も! 「超高効率モデル」インドネシアに登場
「ウインカーを出す意味が分かりません」投稿に回答殺到!?「免許返納しろ」「一生運転するな」怒りの声も…実際なぜ必要なの? 法律に書かれているコトとは
まさかの[プリウスワゴン]!? 目つき鋭くカッコいい[カローラW×B]は興奮を隠せない出来栄え!!
「卑怯だ」「単なる言い訳」 警察の“隠れた取り締まり”に集まるモヤモヤの正体、この行為はアリか? それともナシか?
「ウインカーを出す意味が分かりません」投稿に回答殺到!?「免許返納しろ」「一生運転するな」怒りの声も…実際なぜ必要なの? 法律に書かれているコトとは
じわじわ日本でのシェアを伸ばすBYDはシトロエンやルノーと同等規模に! 一方で日本のEV販売台数は前年同月比10カ月連続でマイナスだった
「スポーツカー」なのか「スーパーカー」なのかは何で決まる? あいまいな境目を考えてみた
新車で189万円! トヨタに「めちゃ安いプリウス」存在! 超「シンプル装備」の廉価版でも十分すぎる! 3年間のみ発売の「割り切りモデル」とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
ヤリスクロスやカローラクロス、ヴェゼル等に
比べて積極的に選ぶ理由もないから設計の古い
現行モデルを売り続けるだろうな。