■国産スポーティクーペ、パワーウェイトレシオTOP5は?
現在、日本では数を減らしていますが、流麗なスタイリングでスポーティなモデルがクーペです。
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クーペは2シーター、または2+2のシートを前提にした専用ボディのものや、4ドアセダンをベースに2ドア化したものまでさまざまです。
2ドアのためリアシートの乗り降りが不便で、4ドア車よりも長いドアは狭い場所で開けにくいなどのデメリットがありますが、スタイルがよくスポーツドライビング好きには高評価で、動力性能も重要なポイントになっています。
一方、クルマの動力性能を図るうえで重要な指標のひとつになるのが、車量/最高出力=kg/psで算出できる「パワーウェイトレシオ」です。1馬力当たり何キロの重量を動かすかを示す値で、数値が小さければ小さいほどに加速性能が優れるとされ、古くからクルマの性能を比較する際に多く用いられてきました。
そこで、パワーウェイトレシオが優れている国産クーペTOP5を紹介します。
●日産「GT-R NISMO」パワーウェイトレシオ2.9kg/ps
クーペボディのパワーウェイトレシオランキングで1位に輝いたのは日産「GT-R NISMO」です。全長4680mm×全幅1895mm×全高1370mmの大柄なボディは、速く走ることに主眼を置いたデザインとなっています。
レースで得られたノウハウを活かした、GT-R NISMO専用のカーボン製前後バンパーやリアスポイラーで、高速走行時に強力なダウンフォースを得ることが可能となるなど、誰が見ても特別なGT-Rとわかるスタイルです。
エンジンは、3.8リッターV型6気筒DOHCツインターボで、専用のクリーンルームで熟練した匠によって1台1台精巧に組み立てられ、最高出力600馬力、最大トルク66.5kgmを絞り出します。
このパワーは、リアデフ一体型トランスアクスル方式の6速デュアルクラッチトランスミッションを介し、きめ細かく前後トルク配分を制御する「ATTESA E-TS」によって4輪に伝達され、スーパーカーと呼べるほどの動力性能を実現してします。
すでに発表されているGT-R NISMOの2020年モデルは、車体とエンジンがさらにアップデートされ、2019年7月に受注開始予定で10月発売予定となっています。
●ホンダ「NSX」パワーウェイトレシオ3.1kg/ps
国産クーペ2位はホンダ「NSX」です。1990年に発売された初代NSXは、国産スポーツカーの枠を飛び越えたルックスと性能から「和製スーパーカー」と呼ばれました。
現行のNSXも全長4490mm×全幅1940mm×全高1215mmと低くワイドなボディで、和製スーパーカーであることに異論はないでしょう。
最高出力507馬力、最大トルク56.1kgmを発揮する3.5リッターV型6気筒DOHCツインターボエンジンに、3基のモーターを組み合わせた「SPORT HYBRID SH-AWD」は、システム最高出力581馬力、システム最大トルク65.9kgmと、スーパーカーにふさわしいパワーとなっています。
常に最適なエンジン回転数で走るために多段化された「9速デュアルクラッチトランスミッション」と、後輪の駆動力をアシストするダイレクトドライブモーターが組み合わされ、エンジンのターボラグを解消するように出力を発生させることで、リニアかつ力強い加速を実現。
3.5リッターツインターボエンジンと3モーターを組み合わせているにも関わらず、複合素材を用いたスペースフレームとボディパネルなどによる軽量化で、車重は1800kgに収められています。
NSXの価格は2370万円(消費税込、以下同様)と高価なのは確かですが、スーパーカーがこの価格で手に入ると考えれば妥当なのかもしれません。
●レクサス「RC-F“Performance package”」パワーウェイトレシオ3.58kg/ps
クーペのパワーウェイトレシオランキングで3位となったのは、レクサス「RC-F“Performance package”」です。
サーキットでの限界域での走行性能に挑みながらも、あらゆる道で走りを楽しめる、プレミアムなスポーツカーとなっています。
全長4710mm×全幅1845mm×全高1390mmの伸びやかなラインのボディに収められた自然吸気の5リッターV型8気筒DOHCエンジンは、最高出力481馬力、最大トルク54.6kgmを発揮。
MTのようなダイレクトなフィーリングが楽しめる「8-Speed SPDS(電子制御8速AT)」を介して、カーボンを多用したパフォーマンスパーツなどで車重1720kgに抑えられたボディを、V型8気筒ならではの快音を発しながら高速域に加速させます。
日本の「スーパーGT」や米国の「デイトナ24時間レース」など、モータースポーツで蓄積したノウハウを注いだRC-F“Performance package”の価格は1404万円です。
■日本が世界に誇る往年のスポーツカーもランクイン
●レクサス「LC500」パワーウェイトレシオ4.07kg/ps
4位は「RC-F“Performance package”」と同様に、5リッターV型8気筒DOHCエンジンを搭載したレクサス「LC500」です。
サーキットのみが似合うクルマではなく、ドライバーのライフスタイルを感じさせる佇まいのクーペを目指したといわれるボディデザインは、全長4770mm×全幅1920mm×全高1345mmの数値以上に、ダイナミックな印象となっています。
低いボンネットフードからルーフラインへとつながるプロポーションは「美しさと、走りの魅力の一致」を実現しています。
エンジンは、最高出力477馬力、最大トルク55.1kgmを発揮。発進時を除くほぼ全域でロックアップを作動させる「Direct Shift-10AT(電子制御10速AT)」により、アクセル操作に即応するダイレクト感とスムーズな発進を両立しています。
マフラーに装着される排気バルブの開閉により、排気音色と音圧をコントロールするエキゾーストシステムは迫力のサウンドを奏で、走りとシンクロした高揚感あふれるエキゾーストノートが楽しめます。
鋭い切れ味と優雅な振る舞いを併せ持つLC500の価格は1302万2000円となっています。
エレガントな外観と、熟練した職人だけが成し得る繊細かつ緻密な技で仕上げた内装などが魅力です。
●日産「フェアレディZ NISMO」パワーウェイトレシオ4.34kg/ps
5位は、日産「フェアレディZ NISMO」です。ハイパワーなエンジンを収めるための長いボンネットとコンパクトなキャビンを持った「ロングノーズ・ショートデッキ」の、古典的なスポーツカーのスタイルで登場した初代フェアレディZは、日本はもちろん海外でも大人気となりました。
4代目以降は、すべてV型6気筒エンジン搭載となったことで、極端なロングノーズではなく運動性能を高めたパッケージが採用され、現行モデルは全長4330mm×全幅1870mm×全高1315mmのボディサイズとなっています。
搭載される3.7リッターV型6気筒DOHCエンジンは、3気筒の片バンク毎に独立したフルデュアルエキゾーストシステムの採用や、フェアレディZ NISMO専用にセッティングされたエンジン制御プログラムにより、最高出力355馬力、最大トルク38.1kgmを発揮。
専用チューニングを施したボディ、サスペンションなどによって、車重1540kgを感じさせないほどに軽快な走りが可能です。
NISMOがレースで培ってきた技術を存分に取り入れ、前後ダウンフォースのバランスを最適化したエアロダイナミクスパーツは、熟練したスタッフの手で徹底した検査と調整が行なわれ、完璧にフィッティングされているといいます。
フェアレディZ NISMOの価格は629万3160円(6MT)ですが、内容とパフォーマンスを考えると、バーゲンプライスともいえます。
※ ※ ※
国産メーカーによる最高出力280馬力の自主規制撤廃後、ハイパフォーマンスカーは飛躍的に進化しました。2002年まで販売されていたトヨタの旧型「スープラ」でさえも5kg/ps台半ばでしたので、当時と比べると現在のスペックは驚異的です。
しかし、パワーアップ以上に車重が重くなってしまっているのも事実です。
本来は軽量な車体にパワーがあるエンジンを搭載することが、スポーツカーの正しい姿かと思いますが、さまざまな快適装備、先進安全装備を搭載するのが前提の現在においては、理想のスポーツカーの出現はなかなか難しそうです。
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