プジョーリフターに上級グレード「GT」。17インチホイールやパノラミックルーフも標準装備

グループPSAジャパンは3月1日、プジョーブランドのMPV「リフター」に、上級グレードの「GT」を新設定し、3月1日に発売すると発表した。

実用的なハイトボディにSUVテイストを与えたリフターは、2019年10月に特別仕様車「デビューエディション」がまず国内で限定販売され、高評価を獲得。その後、昨年11月にはカタログモデルに昇格し、エントリーグレードの「アリュール」と、デビューエディションに準ずる装備を奢られた「GTライン ファーストリミテッド」の2本立てで展開されてきた。

今回、新たに設定されたGT（写真1-3）は、フロントグリルフレームやルーフレールなどの外装パーツをブラックアウトし、アリュール（写真4-5）より1インチ大径となる17インチアロイホイールを標準装備。ブラウンのツートーンでコーディネートされたインテリアには、マルチパノラミックルーフが標準となるなど、上級グレードとしての存在感を高めている。さらに、車体各部にはグレード名を示すGTエンブレムも装着される。なお、GTの登場に伴いGTライン ファーストリミテッドの販売は在庫限りで終了になるとのことだ。

パワーユニットは、両グレードとも1.5L直4ターボディーゼル（130PS/300Nm）となり、トランスミッションは8速ATが組み合わせられる。また、ステアリングホイールの上からメーターパネルを見るアイコニックな「i-Cockpit」やレーンキープアシスト等の運転支援装置もすべて標準だ。なお、GTには走破性を引き出すアドバンスドグリップコントロールが備わる。

プジョーの日本国内における2020年度のセールスは前年比1.12％増の10,739台と好調で、グループPSAジャパンではリフターを「2008」、「3008」、「5008」に連なるSUVラインの一角と位置付け、さらなる台数の上積みを図っていく方針とのこと。兄弟車のシトロエン「ベルランゴ」も人気となっているから、リフターのセールスにも期待がかかる。

両グレードの税込価格は以下のとおり。なお今回、アリュールの装備内容に変更はない。
リフター アリュール：3,390,000円
リフター GT：3,610,000円