米国ゼネラルモーターズは2023年3月22日(現地時間)、シボレー・ブランドの人気スペシャルティカーである現行カマロの生産を、2024年モデルで終了すると発表した。
第6世代に位置する現行カマロは、2015年に市場デビュー。ボディタイプはクーペとコンバーチブルを設定し、また「カマロSS」には先進的なマグネティックライドコントロールを組み込んだほか、初めて全グレードにサーキット指向の1LEパッケージを導入する。さらに、最高出力650hpを誇るハイパフォーマンス仕様の「ZL1 1LE」もラインアップ。GMのミルフォード・プルービング・グラウンド(米国ミシガン州)にあるミルフォード・ロードコースで、カマロ史上最速のタイムを記録した。
9年あまりに渡って市場で好調に推移し、数十万台を販売した第6世代のカマロ。2024年モデルでは通常モデルのカマロRSとカマロSSのほか、ZL1に第6世代の栄光を讃える限定モデルのコレクターズ・エディション・パッケージ(Collector’s Edition package)を設定。今回の発表では、そのティーザー画像を公開する。予約受注は今夏に開始する予定だが、北米市場のみの実施で、日本での販売は残念ながら計画されていない。また、最後のカマロは米国ミシガン州に居を構えるランシング・グランドリバー工場にて2024年1月に製造し、出荷するとアナウンスしている。
6代目カマロの生産終了に関して、グローバル・シボレーのスコット・ベル(Scott Bell)バイスプレジデントは、「現行カマロに別れを告げるにあたり、すべてのカスタマー、アッセンブリーラインの従業員、そしてレースファンに、言葉では言い表せないほど感謝しています」「今日すぐに後継モデルを発表するわけにはいきませんが、これが“カマロ”ストーリーの終わりではないので、どうぞ安心してください」とコメントしている。
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