現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > やっぱりロードスターは初代だよなぁ……は思い込みじゃない! 初代こそが最高なこれだけの理由

ここから本文です

やっぱりロードスターは初代だよなぁ……は思い込みじゃない! 初代こそが最高なこれだけの理由

掲載 42
やっぱりロードスターは初代だよなぁ……は思い込みじゃない! 初代こそが最高なこれだけの理由

 この記事をまとめると

■世界一生産された「ふたり乗り小型オープンスポーツカー」であるマツダ・ロードスター

マツダの名車を生むテストコースは数々の名勝負を魅せたサーキットだった! 美祢試験場の前身MINEサーキットとは

■初代のNAロードスターは高い人気を誇りいまだ評価も高い

■ドライビングフィールやデザインなどどの面を取ってもライバルを寄せ付けない魅力がある

 いつの時代もNAロードスターは大人気

 2011年に累計生産台数が90万台を達成し、「ふたり乗り小型オープンスポーツカー」として、ギネス世界記録に認定生産累計世界一に認定され、2024年現在、すでに120万台を突破。現在進行形で記録を更新し続けているマツダ・ロードスター。

 現行車のND型は、NA、NB、NCに続く4代目になるが、いまでも歴代ロードスターでは初代のNAが1番というファンが多い。

 技術の進歩が著しいクルマの世界では、「最新モデルが最良」とならなければおかしいのかもしれないが、ロードスターはNAの評価がひときわ高い。

 それはいったいなぜなのか。

 平成元年モデルのNAユーザーの筆者と、ロードスターのスペシャリストである某ショップの代表といろいろ語り合ったところ、NAにはNAにしかない次のようなよさがあることが確認できた。

●スタイリング

 強面のオラオラ顔のクルマが多い昨今だが、NAロードスターは全体的にツルっとしていて愛嬌がある。誰が見てもニコっとなるような、「ハッピースマイル」なスタイリングは、無比無類の存在といっていい。

 リトラクタブルヘッドライトも大事なアイデンティティになっているが、ライトを上げても閉じても愛嬌があるのはNAならでは。

 また、もともとコンパクトなボディを小さく見せるデザインになっているので、ソリッドカラーがよく似合うのも大きな特徴。

 クルマを実サイズより大きく見せようとするデザインにすると、赤や黄色などは似合わなくなるが、NAロードスターはどんなボディカラーでもよく似合う。

 こんなクルマは、国産車だけでなく、世界中を見渡してもかなりまれだ。

 ドライビングフィールも優秀!

●ハンドリング

 国産スポーツカーの歴史を振り返っても、NAロードスター、とくにその前期モデルほどの「ニュートラルステア」をもっているクルマはほかにはない。

 市販車であればスポーツカーでも弱アンダーステアにセッティングしてデリバリーされるのが普通だが、NAの初期型はほかのスポーツカーを基準にすると、「オーバーステアなのでは」と思うほど、攻め込んだセッティングになっていた。

 重量バランス、ロールセンターの角度、ジオメトリ、アライメントのすべてが、その方向に仕上げてあったからだ。

 オープンカーなのに、ボディ剛性がしっかりしていたのもロードスターの特筆できるところで、高剛性のサブフレームが前後に与えられていたし、パワープラントフレームも用意された。しかも四輪ダブルウイッシュボーンサスで、かなり締まった(高硬度)ブッシュが入っていたので、ダイレクト感は抜群。

 よく曲がるくせに、直進安定性も優れていて、ロングドライブでも疲れない。

 これはなかなか真似できないものだ。

●シフトフィールがよかった

 NAロードスター、とくに初期型のMTは、ショートストロークでなおかつカチッとした剛性感があって、とってもシフトフィールがよかった。

 シフトレバーの縦方向のストロークは45mm、横方向は25mmと国産車最小レベルで設計され、操作力が軽いのに、節度ある手ごたえになっている。

 そのほか、ドアハンドルがスペシャルだったり、NAならではの魅力はたくさんあるけれど、NAロードスターは基本がしっかりしているので、年数が経っても魅力が陰らない。

 ロードスターの開発主査だった貴島孝雄さんは、「クルマが劣化したらニュートラルに戻る」とコメントしているが、NAロードスターはデビューから30年経っても楽しいし、スポーツカーであり続けていることで、ホンモノだったことを証明し続けているといっていいだろう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「長距離移動最強=GT性能最高」なクルマはどれ? 速くて快適でラグジュアリーな世界最高といっても過言じゃない5台を選出
「長距離移動最強=GT性能最高」なクルマはどれ? 速くて快適でラグジュアリーな世界最高といっても過言じゃない5台を選出
WEB CARTOP
0-100km/hの加速は2.9秒!メルセデスAMGのSLにPHEVモデル「SL63 S E PERFORMANCE」が登場
0-100km/hの加速は2.9秒!メルセデスAMGのSLにPHEVモデル「SL63 S E PERFORMANCE」が登場
@DIME
ひょっとして隠れ名車「プリンス・スカイウェイ」は思いっきり影響された? 古き良きアメ車の無双っぷりを感じる「シボレー・ベルエア・ノマドワゴン」
ひょっとして隠れ名車「プリンス・スカイウェイ」は思いっきり影響された? 古き良きアメ車の無双っぷりを感じる「シボレー・ベルエア・ノマドワゴン」
WEB CARTOP
クルマの記憶はなくても「イプー」なら覚えてるアラフォー多数! オデッセイの対抗馬になりきれなかった「トヨタ イプサム」
クルマの記憶はなくても「イプー」なら覚えてるアラフォー多数! オデッセイの対抗馬になりきれなかった「トヨタ イプサム」
WEB CARTOP
21世紀に木製フレームのクルマでルマン24時間出場って正気か? 令和になっても木製フレームの新車を売る「モーガン」の常人には理解不能な魅力
21世紀に木製フレームのクルマでルマン24時間出場って正気か? 令和になっても木製フレームの新車を売る「モーガン」の常人には理解不能な魅力
WEB CARTOP
充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
充分に濃い「旨味」 ケータハム・セブン CSR 20へ試乗 213psと5速MTに620kg 過去1番に快適!
AUTOCAR JAPAN
特別感だけじゃなく中古価格爆上げの可能性もある! メーカーの「周年記念車」は買って損なし
特別感だけじゃなく中古価格爆上げの可能性もある! メーカーの「周年記念車」は買って損なし
WEB CARTOP
“ブサカッコよさ”がたまらなく好きだ!──ジャガーXJ12C試乗記
“ブサカッコよさ”がたまらなく好きだ!──ジャガーXJ12C試乗記
GQ JAPAN
【予想CG】トヨタ「プリウス“ロードスター”!?」を大胆予想! 2人乗りの“サメ顔”オープンカー? 「意外とアリかも!」な予想レンダリングをデザイナーが制作
【予想CG】トヨタ「プリウス“ロードスター”!?」を大胆予想! 2人乗りの“サメ顔”オープンカー? 「意外とアリかも!」な予想レンダリングをデザイナーが制作
くるまのニュース
これぞニッポンのクルマ! そして日本の技術! 30年前に続々登場した軽自動車ベースの多人数乗車ミニバンに驚きしかない
これぞニッポンのクルマ! そして日本の技術! 30年前に続々登場した軽自動車ベースの多人数乗車ミニバンに驚きしかない
WEB CARTOP
ベントレーの12気筒を味わうならラストチャンス──フライングスパー・スピード・エディション12試乗記
ベントレーの12気筒を味わうならラストチャンス──フライングスパー・スピード・エディション12試乗記
GQ JAPAN
さらなる冒険を可能にする1台! トヨタが米国市場で2025年型「タコマ」を発表
さらなる冒険を可能にする1台! トヨタが米国市場で2025年型「タコマ」を発表
バイクのニュース
レクサス「LBX RR」に熱視線! 「シャコタン×ツライチ仕様」にしたらどうなる? 300馬力超え「爆速ターボ」&豪華内装採用の「“MT”スポーツカー」カスタムの可能性とは?
レクサス「LBX RR」に熱視線! 「シャコタン×ツライチ仕様」にしたらどうなる? 300馬力超え「爆速ターボ」&豪華内装採用の「“MT”スポーツカー」カスタムの可能性とは?
くるまのニュース
まだ射程圏内!! E34型5シリーズこそ今だよ
まだ射程圏内!! E34型5シリーズこそ今だよ
ベストカーWeb
歴代アコードで一番デザインがいいのはどれ? デザインのプロが「三代目」を推すワケ
歴代アコードで一番デザインがいいのはどれ? デザインのプロが「三代目」を推すワケ
WEB CARTOP
マツダ新型「マツダスピリットレーシング RSコンセプト」まもなく登場!? 2リッター「直4」+精悍エアロ採用! 市販化前提の「コンセプトモデル」とは
マツダ新型「マツダスピリットレーシング RSコンセプト」まもなく登場!? 2リッター「直4」+精悍エアロ採用! 市販化前提の「コンセプトモデル」とは
くるまのニュース
【試乗】オーテックときてスポーツを名乗ればこんな「オーラ」が出来上がる! 「AURA AUTECH SPORTS SPEC」は運転の楽しさと高級感の融合はおみごと!!
【試乗】オーテックときてスポーツを名乗ればこんな「オーラ」が出来上がる! 「AURA AUTECH SPORTS SPEC」は運転の楽しさと高級感の融合はおみごと!!
WEB CARTOP
そんなもんに頼るならMT乗るなよ……なんて言わずに使ってみ! 昭和のMT乗りでも頭を垂れる最新MTのお助け機能
そんなもんに頼るならMT乗るなよ……なんて言わずに使ってみ! 昭和のMT乗りでも頭を垂れる最新MTのお助け機能
WEB CARTOP

みんなのコメント

42件
  • kyo********
    マツダの黒歴史の5チャンネル時代は無理やり車種を増やした中でロードスターは偉大だったと思うな。
    ユーノスとアンフィニのバッチだけは現在のカモメより断然格好いい。
  • sou********
    NAは友人が、その後NB後期を自分が乗ってました。
    NAばかり注目されるけど、NB後期も良いぞ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村