慣らし直後は金属粉でキラキラオイルが出てくる
慣らし運転について、その必要性を論じる話題は定期的に出てくる。
この連載でも取り上げた回があるが、個人的には最初の500kmほどは急加速は避けつつ普通に走るようにしている。
過敏になる必要はないが、最初は金属粉が出てくるのでこまめなオイル交換はしたほうが良いと思う。
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GR86を手に入れ、さっそく慣らしをしながらロングドライブに。街乗りでのしっとり感と、高速道…
過敏になる……というか、自分のクルマは長く良い状態で乗りたいと思うので、その辺りの気を遣いたいと思っている。
加茂の場合は、手放すときも友人や知っているお店に渡すことも多いので、そのときも良い状態で渡したいなという気持ちもある。
なので、新車を買って初回車検ごとにバンバン乗り換えて、手放した後のクルマの状態なんて「そんなの関係ねー」(え、ちょっと古いですか)という人は買った日から全開でどーぞ! その程度で壊れることは現代のクルマに関してはまずないので。
さて、オイルを抜いているとわかることは、やはりいくら加工精度が上がったと言っても、最初の500kmのオイルはエンジンもミッションもキラキラ状態。オイルに金属の粉が含まれていて、お味噌汁のような感じになる。
それが徐々に金属同士が馴染むことで金属粉の発生が減って、オイルがキラキラしなくなってくるのだ。徐々に大人の階段を登って、二十歳くらいになればシンデレラ、もとい安定した状態になってくれるのだ(またしても古い……)。
エンジンは3500km、ギヤオイルは6000kmで交換
エンジンオイルは3500km使用。粘度は純正指定の0w-20。今回はエンジンは目安の3000kmを少し超えたところで交換。ミッションとデフオイルは約6000kmで交換となった。その間でサーキットは数回走ったハズ。
エンジンオイルはそれでもさほど汚れておらず、溜めた状態でもほとんどキラキラしていなかった。ということは3000km程度までにはキラキラ放出が終わっている、ということでもある。
約6000km使用したミッションオイルのドレンボルトの汚れ具合はこちら。しっかりお掃除してまたクリーンな状態で装着する。ミッションは慣らしをしていたときに数回変えて、2000kmくらいのときから今日まで使っていたオイルだ。こちらはやや金属感はあったが、抜いたオイルはほぼ入れたときと同じ薄茶色。純正ドレンボルトにはマグネット付きでやや金属粉が付いていたが全然普通の量。今後はもっとその量は減ると思う。
デフオイルも同様に6000km使ったもの。こちらもややマグネットに金属粉が付いていたが普通の範囲。現在純正デフなので、金属粉の発生も少なさそう。もし、今後機械式LSDを装着すれば、最初はその金属プレートからキラキラが排出される。現在のドレンボルトのキラキラはファイナルギヤとリングギヤあたりから発生したと思われるので、今後はもっと減りそうだ。
ギヤオイルも約6000km使用。鉄粉が多いとこの棒がアフロヘアようになってしまう。今回はご覧のとおり、ごく僅かな汚れが付いていたのみだ。そのあたりの結果を総合すると、GR86の場合は2000kmではまだ金属粉の発生がありそう。それが3000km以上になるともうほとんど金属粉が出てこなくなっていることが推測できる。
ということは、慣らし運転は1000kmとか1500kmで充分で、そのあと3000kmくらいで再度全油脂類を交換すれば、晴れてGR86は成人してくれると思う。
きちんとした大人に育ってくれれば、長く元気に働いてくれ、老化が始まるのは相当先になる。良い状態のGR86を長く保てるはずなのだよ!
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みんなのコメント
そんなオイルあるわけ無いだろ