■ホイールベースだけで3120mm! トヨタ「IQ」やスズキ「ツイン」がすっぽり入るサイズ
マツダ最大級のSUVとされる新型「CX-90」ですが、ワールドプレミア時にはボディサイズは公表されていませんでした。
実際に日本で販売されている3列SUV「CX-8」と比べてどれほど大きいのでしょうか。
【画像】これはデカすぎ…! 全長5m超えのマツダ「CX-90」がスゴい! クルマ1台すっぽり入る? 実車を見る!(36枚)
マツダは、同じプラットフォームを持つラージ商品群として道路や駐車場が比較的狭い欧州や日本には、2列シートSUVの「CX-60」と3列シートSUVの「CX-80」。
より大きなサイズや存在感が求められる北米などには、ワイドボディの2列シートSUVの「CX-70」と3列シートの「CX-90」が2023年までに導入予定です。
2023年2月上旬時点では、日本や欧州でCX-60が発売されており、今回新たにCX-90がワールドプレミアされました。
CX-90は、2022年導入したCX-60に続く「走る歓び」と「環境安全性能」を大幅に進化させたラージ商品群の第2弾となります。
ラージ商品群の導入により、各市場の特性や顧客ニーズに応えるSUVラインアップを拡充することで、マツダはビジネスおよびブランドのさらなる成長を図っていくとしています。
CX-90のデザインは、マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」にもとづく生命感の表現されました。
「引き算の美学」によるシンプルな造形、ダイナミックかつ堂々としたプロポーションを実現しています。
インテリアは、整然とした上質な空間の中に天然素材や光の動きを織り込みながら、空間全体で日本の美意識を表現。
インパネ中央には、大型アクティブドライビングディスプレイを配置するほか、乗員全員にとっての快適な室内環境に注力するため、全席において室内空間を拡げるとともに3列目には3人掛け用シートや専用の空調吹出し口を設定しています。
パワートレインには、48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた新開発3.3リッター直列6気筒ガソリンエンジン(ターボチャージャー付)と、2.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン搭載のプラグインハイブリッドシステム「e-SKYACTIV PHEV」を採用します。
加えて、トーイング性能の強化を行うことで、アクティブユーザーのニーズにも対応しました。
そんなCX-90ですが、マツダは同社のSUVラインナップにおける立ち位置について次のように話してます。
「CX-90は、重要市場である北米のお客様のニーズを踏まえて新たに開発された商品です。
運転する愉しさや、家族や友人など多人数でのドライブをさらに楽しくする快適性や機能性、安全性能を高めたワイドボディ3列シートSUVとなるマツダの新たなフラッグシップモデルです」
では、現在のマツダSUVラインナップとではボディサイズにおいてどのような違いがあるのでしょうか。
日本で最も大きなマツダのSUVは「CX-8」の全長4925mm×全幅1845mm×全高1730mm、ホイールベース2930mmとなり、CX-90と同じラージ商品群のCX-60は全長4740mm×全幅1890mm×全高1685mm、ホイールベース2870mmです。
一方でこれまでのマツダの北米市場でフラッグシップSUVとして販売されていた「CX-9」のボディサイズは、全長5065mm×全幅1970mm×全高1747mm、ホイールベース2930mmです。
そして今回のCX-90に関してワールドプレミアでは「全長と全幅が最大」という説明に留まっていました。
しかし、マツダカナダのホームページに掲載されるスペック表では全長5100mm×全幅1994mm×全高1745mm、ホイールベース3120mmと記載されており、マツダ史上最大のSUVということは間違いないようです。
なお、ホイールベースだけで3120mmとなり、これはかつて販売されていた全長3m以下のトヨタ「IQ」やスズキ「ツイン」がすっぽり入るサイズといえます。
さらに、大きなSUVの代表格とされることが多いトヨタ「ランドクルーザー300」のボディサイズは全長4985mm×全幅1980mm×全高1980mm、ホイールベース2850mmとなるため、CX-90がどれほどのサイズなのかが分かりやすいかもしれません。
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日本で売れるサイズではないし北米専売で問題ない。