フランスを代表するスポーツカーブランド「アルピーヌ」の復活とともに、リリースされたピュアスポーツカー「A110S」が初となるマイナーチェンジをフランス本国にて実施した。
嬉しいことに日本への導入の準備が進められていることが、日本法人であるアルピーヌ・ジャポンより発表されている。そこでひと足早く、改良型となるアルピーヌA110の見どころを紹介したい。
悲運の個性派スポーツカー三菱エクリプス 時代に乗り遅れた名車が辿った軌跡
文/大音 安弘、写真/アルピーヌ
【画像ギャラリー】マイナーチェンジしたアルピーヌA110は3タイプ有り
■3つの個性を持つ新アルピーヌA110
アルピーヌは、2021年11月24日、ライトウェイトスポーツカーA110のマイナーチェンジを実施。フランスでは12月1日よりオーダーを開始することを発表した。新価格は、5万9500ユーロからとなる。
アルピーヌA110は、2017年12月に行われたジュネーブモーターショーで正式デビューし、日本でも2018年より導入を開始している。これまで新モデルの追加や限定車の投入などを実施してきたが、全体的なモデルの改良は、今回が初めてとなる。
新アルピーヌA110は、標準仕様となる「A110」に加え、より性能を強化したアグレッシブな「A110S」とグランツーリスモの「GT」の合計3タイプから構成される。従来型には、上質さを高めた「リネージGT」という限定車が用意されたが、新GTはカタログモデルとなる。
アルピーヌA110初のマイナーチェンジを実施。ベースとなるA110は正常進化を遂げた
■高性能バージョンのエンジンを強化
A110のパワートレーンは、ミドシップに搭載された1.8L直列4気筒ターボにゲトラグ製7速DCTを組み合わせることは従来同様。ベースとなるA110のスペックは、最高出力252ps/6000rpm、最大トルク320Nm/2000~4800rpmと数値こそ同等だが、最大トルクが広範囲で発揮できるようになり、ファインチューニングを受けたことがわかる。
一方、「S」や「GT」には、ハイチューン仕様となる性能が強化された。最高出力300ps/6300rpm、最大トルクは340Nm/2400~6000rpmを発揮。従来型「S」と比べると、最高出力が+8ps、最大トルク+20Nm各々向上されており、やはりトルクバンドの拡大も図られている。
新グレードGTも高出力仕様のエンジン仕様を採用する
■よりアグレッシブかつレーシーに進化した「A110S」
新型A110最大の目玉となるのは、スポーツ性を高めた「S」の大幅な進化にある。上記のエンジンチューニングに加え、リセッティングされたスポーツシャシーを採用しているのが特徴だが、新オプションとして、A110初のエアロキットを用意したのも大きなトピックとなる。
エアロキットは、カーボン製リアスポイラー、カーボン製フロントブレード、リアディフューザー、フロントフェアリングなどで構成。このキットを装着することでダウンフォースを向上させ、A110Sの最高速度を260km/hから275km/hまで高めることができるという。
しかもリアスポイラーの装備は、A110シリーズで初の試みだ。さらにタイヤもセミスリックタイヤである「ミシュランPSカップ2コネクト」に変更され、その本領をサーキットでしっかりと引き出せるように仕上げられているというから、楽しみだ。
オプション装備のエアロキットを装着したA110S。リアスポイラーの採用は、A110初となる
■新たな仲間に加わった高性能ツアラー「GT」
S同様のハイチューンエンジンを搭載する新グレード「GT」は、快適なロングドライブを楽しめるグランツーリスモとして仕立てられている。そのため、シャシーは、ベースと同じアルピーヌシャシーを採用。快適装備として、リアカメラ付きのパークアシスト、調整可能なレザーコンフォートシートが与えられている。
性能面では、0-100km/h加速4.2秒と最高速度は260km/hはS譲りだが、Sのように最高速度が向上されるエアロキットは非設定となり、タイヤサイズも、同じ18インチでも、Sよりも幅の狭いものとし、快適性を意識しているようだ。ちなみにブレーキシステムは、Sと同様のものとなる。
上品な雰囲気を強めたグランツーリスモ「A110GT」が新登場
■ファインチューニングを受けたA110も見過ごせない
高性能化された「S」と比べ、大きな変更がないように思われるベースの「A110」だが、実は、足回りのリセッティングを実施。ブレンボ製ブレーキシステムを継承しながらも、ディスクサイズをやや小ぶりとし、タイヤサイズも1インチダウンの17インチ仕様に変更しているのだ。
ただし、最高速度250km/hと0-100km/h加速4.5秒という性能は維持しており、懐の深いアルピーヌシャシーによる軽快な走りを楽しめるファインチューニングが加えられたことが期待される。
■インフォテイメントシステムもアップデート
全車共通の改良点のひとつが新しいインフォテイメントシステムの搭載だ。従来型同様に、7インチのタッチスクリーンを中心としたシステムだが、スマートフォンのようにより直感的な操作を可能に。さらにApple CarPlayとandroid Autoに対応したのもトピックのひとつ。
また、A110Sに標準化され、その他グレードにはオプションとなるアルピーヌ テレメトリックスメニューではブースト圧、油温、トルク、パワー、ステアリング角度、加速度などをリアルタイムに表示。内蔵のクロノグラフによるタイム測定も可能となる。
新インフォテイメントシステムでは、Apple CarPlayやandroid Autoも利用可能に。また操作性もスマホライクとなる
■新型の日本導入も決定ずみだが……
ベースの「A110」を中心に、硬派な「A110S」とグランツーリスモグレードの「A110GT」の3タイプで構成されるマイナーチェンジモデルだが、すでに日本導入については、アルピーヌ・ジャパンより導入の予告がされているため、日本導入は確実だ。
しかし、導入タイミングや日本仕様の詳細を得るには、もうしばしの時間が必要となる。伝説の名車アルピーヌA110を復活させた新型が迎えた第2章はどのような楽しみを与えてくれるのか、大いに期待が膨らむばかりだ。
エアロで武装した「S」のカッコよさにも期待だが、足回りを見直したA110の走りにも期待が膨らむ
【画像ギャラリー】マイナーチェンジしたアルピーヌA110は3タイプ有り
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント