この記事をまとめると
■三菱のピックアップトラック「トライトン」の販売日が決定
【試乗】「三菱らしいクルマって……」の答えが一発でわかった! 新型トライトンをハードなオフロードで走らせたら圧倒的な4WD性能に衝撃
■エンジンは2.4リッターのディーゼルターボエンジンを搭載
■「GSL」と「GSR」2グレード展開となる
発売前から盛り上がるトライトンの販売日が決定!
今年の7月末、海外市場をメインとして展開している三菱のピックアップトラック、「トライトン」が9年ぶりに6代目へとフルモデルチェンジを敢行し、12年ぶりに日本へカムバックすると発表されていた。ちなみにこのトライトン、ピックアップでシェアNo.1の国もあるほか、1番売れているクルマとして君臨している場所もあるそうだ。
その後、メディア向けの試乗会などを開催し、じわじわとそのポテンシャルなどが見えてきてはいたが、肝心の販売日や細かい詳細はまだ伏せられたままだった。そして今回、その隠されていた詳細が明らかになったので、改めて新型トライトンを見つめ直してみよう。
まず、前述のとおり6代目となった新型トライトンは、いまや三菱の象徴であるダイナミックシールドを受け継ぎ、ピックアップトラックという無骨で力強いイメージを彷彿とさせる迫力のフェイスでフロントを飾る。今回のトライトンのテーマはズバリ「BEAST MODE(勇猛果敢)」だ。まさにそんなオーラに満ち溢れた仕立てとなっている。
ちなみにこのヘッドライトなどの灯火類の配置は猛禽類からヒントを得ているそうだ。ボディサイズは1トンピックアップトラックというサイズで、日常使いにも十分に使用可能なサイズ感となっている。
ピックアップトラックというキャラクター上、実用性も高められている。たとえば、握りやすく耐久性が高いドアハンドルの採用や、幅を広げて水捌けをよくしたサイドステップ、カバーをつけた状態でもJIS規格のパレットが入るカーゴベッドはその証だ。また、カーゴ内を自由に仕切れるパーツなども用意される。
トライトンは、海外だと商用利用されることも多いことから、耐久性が非常に高いのも特徴だ。たとえばフレーム。ここには独自開発となる最新のラダーフレームを搭載し、どんな悪路でも走破できる高い耐久性をもつ。実際、過酷なラリーとして知られるアジアクロスカントリーラリーでも同車は活躍しており、2023年は総合3位というリザルトをもつお墨付きだ。
往年の名車であるランサーエボリューションシリーズやアウトランダーPHEVなどで磨かれた、三菱の十八番とも言える4WDシステムも最新のモノが奢られており、スーパーセレクト4WD(SS4-II)は、7つのドライブモードを備え、あらゆる路面状況に対応する体制を整えている。モードは「ノーマル」「エコ」「グラベル」「スノー」「マッド」「サンド」「ロック」となる。
三菱自慢の「AYC」もトライトンには装備されているので、路面状況に合わせた最適なトルク配分を行い、高い走行性能を実現する点も見逃せない。
そのほかの細かい装備としては、ヒルディセントコントロールや、ヒルスタートアシストといった坂道走行時に嬉しい装備も備える。そんなトライトンの足もとを支えるサスペンションは、フロントがダブルウイッシュボーン、リヤは軽量化したリーフリジット式だ。
エンジンは新開発という「4N16」型クリーンディーゼルターボエンジンで、排気量は2.4リッターとなる。過給はふたつのタービンを使う2ステージターボシステムとし、最高出力は150kW、最大トルクは470Nmを1500rpmから発生させる。排ガスは尿素SCRシステムを採用するので、AdBlueを使用する。
トランスミッションは国内モデルはスポーツモード付き6速ATのみとなる。WLTCモード燃費は11.3km/Lだ。
ランサーエボリューションを彷彿とさせる「GSR」グレード現る!
では、車内を見てみよう。
今回のトライトンでは、ピックアップトラックというキャラクターを持ちながらも、車内は極めて上質な仕立てとなっているのが特徴だ。車内の一等地となるインパネは「ホリゾンタルアクシス」と呼ばれる造形を採用し、車体の水平感覚を把握しやすいように、水平基調なパネルとしている。機能性と上質さを掛け合わせた仕様だ。
悪路走行時に乗員を保護するため、車内各所にはソフトパッドを多く配置している点も同車の特徴のほか、モニターやメーターは視認性を高める配光や配置としたほか、スイッチ類はグローブをしていても操作しやすいサイズや形状としているところも見逃せない。
ステアリングホイールやグリップ、ドアハンドルは「三菱タッチ」という独自の理論に基づいたデザインを取り入れている。
シートは、腰まわりをサポートする形状とすることにより、ドライバーや同乗者の疲労軽減に貢献。着座位置は高めとし、姿勢をサポートしつつ車内からの視認性向上にひと役買っている。
これら数多くのユーザーフレンドリーな点は、三菱の歴史を語る上で無視できない往年の名RV、「パジェロ」のDNAを受け継いだ結果なのだという。
もちろん、いまの時代には欠かせない先進安全装備も充実しており、街乗りも安心だ。主な機能としては、「ACC」「衝突軽減ブレーキ」「踏み間違い防止システム」「車線逸脱警報システム」「オートマチックハイビーム」「標識認識システム」などだ。また、先進のコネクティッドシステム「MITSUBISH CONNECT」を搭載し、リモートエアコンやリモートドアロック、SOSコールやドライブ見守り機能なども搭載される。
「頑丈でどこでも走れる」だけという、ただ耐久性と走破性を追求したクルマとは一線を画すのがこの6代目トライトンというわけだ。
ボディカラーには、無骨なピックアップトラックからは想像もできないカラフルな展開にも注目だ。訴求色とも言える鮮やかなオレンジが特徴的な「ヤマブキオレンジメタリック」をはじめ、高い輝度感が特徴的なブレードシルバーメタリック、ベーシックなホワイトダイヤモンドなどなど、全6色をラインアップする。
グレードは「GLS」と「GSR」の2モデルを揃え、前者はベーシックなグレードとして展開し、後者は「GLS」をベースにフロントグリルのボディ同色化、ドアミラーやフロントバンパーガーニッシュなどをブラックに、各種アンダーガードをダークチタニウムに仕立てているほか、ブラックのルーフレールやフェンダーアーチモール、リヤにスタイリングバーを装備するなど上質さを追求したグレードとなっている。
「GSR」と聞くと、ランサーエボリューションに設定されていたグレードを思い出すファンも多いのではないだろうか。筆者もそのひとりだ。
そのほかトライトンでは、スポーツバーや電動トノカバー、フェンダーアーチモールやサイドドアガーニッシュ、フューエルリッドガーニッシュなどなど、魅力的なオプションを数多く用意しているので、自分だけの1台を仕立てるのも楽しいかもしれない。なんともお似合いな、ボートなどを牽引できるヒッチメンバーまで用意されている点もユニークだ。
気になる販売日は2024年2月15日(木)と決まった。価格は、「GLS」が498万800円、「GSR」が540万1000円。生産国はタイとなる。
価格は日本国内でほぼ唯一となるライバル、トヨタ・ハイラックスより高額ではあるが、利便性や装備面では優れているので、トライトンにも十分に勝機はあると見ているとのこと。また、こういったクルマをよく知らない未知のユーザー層を開拓するなど、体験試乗の場を作って、より多くの人にトライトンの魅力を知ってほしいと担当者は語った。
四駆の老舗である三菱が手掛ける最新のピックアップトラック、日本国内でどのように受け入れられるのか注目だ。
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