この記事をまとめると
■中国の展示会でホンダがコンセプトカーを発表
日本車「最後の楽園」インドネシアに異変! 「日本車だらけ」だったモーターショーに中国&韓国ブランドが勢力を拡大
■今回発表されたモデルは「e:N(イーエヌ)」シリーズ第2弾となっている
■ホンダは2030年までにグローバルで30機種のEVを展開する目標を掲げている
中国・上海で開催中の展示会でコンセプトカーがアンベール
カーボンニュートラル実現へ向けて積極的な電動化戦略を掲げるホンダは、さまざまな方向性から、未来のクルマのあるべき姿を探っている。クルマ好きが注目する要素としては「2030年までにグローバルで30機種のEVを展開し、EVの年間生産200万台超を計画」というところだろう。
ホンダならではの創意工夫に富んだBEVはこれから続々と登場すると考えると、楽しみでならない。
そんな電動化戦略を着々と進めているホンダが、中国・上海で開催中の第5回中国国際輸入博覧会にて、EV「e:N(イーエヌ)」シリーズ第2弾の新型コンセプトモデル「e:N2 Concept(イーエヌツー コンセプト)」を世界初公開した。
コンセプトモデルとなっているので、細かな詳細は未定となっているが、わかる範囲で詳細をお伝えしよう。
まずエクステリアだが、画像の通り直線が美しいシャープで力強いボディラインが特徴的なデザインとなっている。また、金属感を際立たせる表面処理が施されており、唯一無二となる独特な雰囲気を醸し出している。この辺りはコンセプトカーならではの演出だ。形状も流行りのファストバックスタイルのように見受けられる。
インテリアは、最近ではお馴染みのデジタルコクピットを採用し、最新の「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」や、光や香りなどの演出により、同乗者にエンターテイメントと快適さを両立させる仕立てとなっているとのこと。
走りのパフォーマンスでは、e:Nシリーズ専用のプラットフォームである「e:N Architecture F(イーエヌ アーキテクチャー エフ)」を採用しており、高い安定性と軽快なハンドリングを実現しているとのことだ。タイプRなどを手掛けているホンダだからこそできる、次元の高い走行性能も同車の売りのひとつと言えそうだ。
ホンダのBEVは、国内では現在Honda eしか市販されていないので、「出るのはまだまだ先でしょ?」と思うかもしれないが、じつは中国市場でホンダはヴェゼルをベースとしたBEV「e:NS1」「e:NP1」を今年の4月から販売をしており、着実に電動化へ向けた進路を切り開いているのだ。
今回発表されたモデルはあくまでコンセプトモデルだが、こういった意欲的なBEVが、市販車として今後登場する可能性も大いにあり得る。今後のホンダの電動化に関する動きにも注目したい。
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