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ジープで粉雪体験! 「チェロキー」は大人の都会派SUVだった

■欧州SUV乗りにこそオススメしたい、チェロキーの実力とコスパの高さ

 ジープ「チェロキー」と聞けば、1990年代に若者を中心にヒットしたチェロキーが有名です。現行型のチェロキーは、2014年に登場し、2018年10月にフロントマスクのデザインを変更するなどの改良が施されました。
 
 チェロキーは、ジープ初の装備を搭載する、ジープにとってのいわばメートル原器のような存在です。このジープの屋台骨であるチェロキーに、北海道の雪上で試乗してきました。

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 雪上試乗のベースは、約1000ヘクタールの広大な敷地を擁する滞在型リゾート「星野リゾート トマム」です。ウインターシーズン以外も通年楽しめるリゾートですが、パウダースノーの雪質もよく、スキーを嗜む人ならば、一度は冬に訪れたいリゾートです。
 
 前日の夜から降り始めた雪は、朝になっても止むことはなく、雪が降る状況での試乗となりました。
 
 今回試乗したチェロキーのグレードは、「トレイルホーク」です。このほかチェロキーには、ベーシックグレードの「ロンジチュード」、プレミアムグレードの「リミテッド」があります。
 
 トレイルホークは、ジープが過酷なトレイルでの性能試験をパスした車両にだけ与える「Trail Rated」のバッヂを獲得した、より本格的なオフローダーを求めるカスタマーのための究極のチェロキーです。
 
 補足しておくと、ロンジチュードだけが2.4リッター直列4気筒SOHCエンジンを搭載しており、リミテッドとトレイルホークは2リッター直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載しています。この2リッターのエンジンは、「ラングラー・アンリミテッド」にも搭載されているエンジンです。
 
 さらに補足すると、トレイルホークだけ寸法が異なっています。全長こそすべてのグレードで同じですが、全幅・ホイールベース・トレッド・最低地上高などが違うのです。
 
 トレイルホーク/リミテッド/ロンジチュードで異なる寸法は、次のとおりです。
 
・全幅:1905mm/1860mm/1860mm
・ホイールベース:2720mm/2720mm/2700mm
・フロントトレッド:1620mm/1580mm/1580mm
・リアトレッド:1625mm/1585mm/1585mm
・最低地上高:220mm/205mm/180mm
 
 トレイルホークだけトレッドが広くなり、それに伴って全幅も広くなったのは、悪路での走破性を高めるために幅の広いタイヤを装着したからです。最低地上高も高くなっており、雪道で走るにはベストな選択でしょう。
 
 目のさめるようなファイヤークラッカーレッドのボディに、マットブラックボンネットデカールを組み合わせた試乗車は、いかにもアメリカンな雰囲気。2014年5月に登場した際の細目のヘッドライトが、2018年10月のマイナーチェンジで「グランド・チェロキー」の流れを汲むデザインへと変更されました。
 
 プレミアムファブリックの車内は、質感高く仕上げられていて、フロントシートバックには赤い糸で「TRAILHAWK」と刺繍され、ダッシュボードやシフトブーツなど至るところに赤いステッチが施されています。かつてのアメリカンSUVの面影はなく、スポーティな印象となっています。
 
 また、チェロキーのインテリアは、BMW「X3」やメルセデス・ベンツ「GLC」、ボルボ「XC60」あたりの欧州ミドルサイズSUVからの乗り換えや、これから購入を比較検討するカスタマーにとってのもうひとつの選択肢となりうるクオリティに仕上がっています。
 
 車両価格も500万円を切る493万円(消費税込み)と、非常にバリューある価格となっているのは魅力的です。実際にX3のカスタマーの平均年齢が49歳であるのに対し、チェロキーは43歳というデータもあり、性能や装備に対してバリューある値付けになっていることが、若年層に受け入れられているようです。
 
 こうしたチェロキーを選択したカスタマーたちの購入のきっかけとなった最大の理由は、チェロキーのエクステリアデザインでした。実に58%のカスタマーが、チェロキーの外観を気に入って購入しています。チェロキーは欧州ミドルサイズSUVに比べて既視感がなく、クルマにも個性を求める若年層から支持されているようです。

■もはや「トレイルホーク」を阻む道はない!

 チェロキーは、ジープの新技術が最初に搭載されるベンチマーク的クルマであり、カスタマーに厳しくジャッジされるクルマでもあります。9速ATや2リッター直列4気筒DOHCターボエンジンなど、常にジープ初となるテクノロジーを搭載してきたチェロキーを、北海道トマムの雪道で試してみました。

 チェロキーは、路面状況によって走行モードを選ぶことができる「セレクテレインシステム」というトラクションコントロールシステムを搭載しています。「AUTO」「SNOW」「SPORT」「SAND/MUD」「ROCK(トレイルホークのみ)」のモードを、ダイヤルで切り替えることで、スロットルコントロールやトラクションコントロールなどの12種類の車両マネジメントを路面状況に最適になるよう連携させることができます。

 欧州SUVに乗りなれている人ならば、トランスファーのレバーで操作するラングラーの4×4システムよりも、チェロキーのセレクテレインシステムの方が身近に感じることができるでしょう。
 
 まずはセレクテレインシステムを「AUTO」のまま、一般道に出てみました。路面状況は、昨晩から降り続いている雪が根雪にうっすらと積もっている状態で、交差点のような場所では、圧雪アイスバーンの上に雪が積もっている状態です。
 
 チェロキーの2リッター直列4気筒DOHCエンジンの最高出力は、272馬力/5250rpm、最大トルクは400Nm/3000rpmと、V6エンジン並みです。このエンジンをフロントに横置きにした前輪駆動ベースの4WDに9速ATが組み合わされます。
 
 セレクテレインシステムを「AUTO」のままでも、なんら過不足なく走行できるのですが、幹線道路から外れた、ほとんどクルマの通りのないワインディングの道で、「AUTO」と「SNOW」を切り替えてその違いを試してみました。
 
 必要に応じて後輪へトルクを配分する「AUTO」の場合、自分が狙っているコーナーでのラインと、実際の車両が描くラインとの間に、実際にはほんの数センチのずれなのですが、若干の振れ幅を感じてしまいます。
 
 たとえるならば、ワンサイズ上の上着を着たときのようなゆったりした感じ。しかし、「SNOW」モードに切り替えると、これがジャストサイズの上着を着たときのピッタリしたフィット感に激変するのです。
 
 ABS付4輪ディスクブレーキやオールスピードトラクションコントロールなどのシステムを自動的にコントロールする「SNOW」モードでは、雪道や凍結路での安定性が増すことで、ドライバーへの負担が大きく減少します。駆動力配分は、前輪60:後輪40が基本となります。
 
 雪道でのほんのわずかのラインのズレ、というか挙動のブレは、ドライバーが無意識下にステアリングやアクセルペダルを通じて修正を加えることになり、長時間の運転では知らぬ間に疲労が蓄積するものです。
 
 その点、「SNOW」モードは雪道のコーナーでも「AUTO」に比べてダイレクト感があり、コーナーでの限界値が数段あがったような手応えを感じます。
 
 雪道での長時間のドライブでは、「SNOW」モードを選択すると、ドライブ後の疲労度がかなり軽減されます。そして今回の雪上試乗のようなショートトリップでは、雪道のワインディングロードを安心して楽しく攻略することができるのです。
 
※ ※ ※

 今回の雪上試乗ではトレイルホークのみに設定されている「ROCK」モードを試す機会はありませんでした。おそらく、一般ドライバーが「ROCK」モードで走行しなければならないようなシーンに遭遇するのはほぼ皆無でしょう。
 
 そうしたカスタマーにとっては、プレミアムグレードのリミテッドがオススメです。オフロードを走ることが前提となっているハードコア仕様のトレイルホークと比べ、リミテッドはフロントバンパーがボディ同色かつクロームの加飾が施されており、よりグランドチェロキーのイメージに近くなります。
 
 シートも前後ともにセンターがパンチングされたレザーが標準装備となり、さらに高級感が増したインテリアとなります。内装にスキーグレー、外装にブライトホワイトもしくはグラナイトクリスタルメタリックを選択すれば、知的で洗練された組み合わせになります。
 
 またチェロキーには独立懸架式のサスペンションシステムが採用されています。スムーズで静かな9段ATと、フロント:マクファーソン式ストラット/リア:マルチリンク式のサスペンションの組み合わせは、オンロードでの所作も現代的に洗練させることに成功しました。
 
 もはや、古き佳きおおらかなアメ車のイメージはなく、欧州車に近くなったテイストは、アメリカ車を一度も所有したことのない欧州車オーナーにもすんなりと受け入れられるはずです。
 
 もちろん、これまでジープを所有したことのあるカスタマーにとっては、セブンスロットのグリルを例に持ち出すまでもなく、ジープの伝統がきっちりと受け継がれているのでご心配なく。心ゆくまでジープの世界観を堪能することができます。

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