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え?? こんなのあったっけ!? 突如登場! 完全極秘サプライズカー 3選【東京モーターショー2019】

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え?? こんなのあったっけ!? 突如登場! 完全極秘サプライズカー 3選【東京モーターショー2019】

「東京モーターショー2019」に超極秘のサプライズカー現る!?

 2年に1度開催される国内最大の自動車見本市、東京モーターショー2019は、10月25日の一般公開に先立ち、23日にプレスデーが行われ、ひと足早く幕を開けた。

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 東京モーターショーの直前になると、各社から出展概要を事前に発表するのが通例だが、そこには一切記載のない「サプライズカー」が、プレスデー当日に突如公開されることもショーの醍醐味のひとつ。

 今回も完全極秘のサプライズカーが用意されていた! 明らかになった3台の大物極秘モデルをさっそく紹介したい。

文:ベストカーWeb編集部
写真:編集部、MAZDA

【1】車名はロッキー!? ダイハツから噂の小型SUVが急遽出展!!

ダイハツが突如公開した新型コンパクトSUV。車名はロッキーとなることが確実の市販予定車

 10月23日、午後1時45分。メガウェブにほど近い青海展示棟で行われたダイハツのプレスカンファレンスに足を運ぶと、コンパーノレッドのボディカラーに身を包んだ、見慣れない小型SUVが、ブースの入り口に忽然と姿を現わした。

 事前に全くアナウンスのなかったその車両には、主要スペックとともに「新型コンパクトSUV(市販予定車)」の文字。……そう、この新型コンパクトSUVこそ、これまで当サイトでもその存在を度々報じてきたダイハツの新型コンパクトSUVだった!

 前回(2017)年の東京モーターショーに「DNトレック」が出展されて以降、「ダイハツ主導でトヨタと共同開発した新型SUVが登場する」、そして「車名はかつて存在したロッキーとなる」と報じてきた、まさにそのモデル。

 東京モーターショーへの出展は全くのノーマークだったが、実車に(市販予定車)と記されているとおり、市販間近の小型SUVで、サイズは全長3995×全幅1695mmと日本でも扱いやすい5ナンバーサイズに収まっている。

こちらはホワイトのボディカラーを纏った展示車のリア。クリスプなボディラインがカジュアルさを演出し、フロント以上に個性的な印象

 さっそく実車を眺めると、「DNトレック」と比べてフロント周りのデザインはかなり異なっており、量産車に近い完成されたデザインに。サイドに回り込むと、どこかシトロエンC3のような洒落たカジュアルSUVの雰囲気も漂う。

 注目のエンジンは、1Lの直列3気筒ターボで、「トール」に搭載されるエンジンと出力/トルクともに全く同じスペックとなっている。

 トヨタブランドでも発売されることが確実で、車名は公式発表されていないものの、当サイトの取材からダイハツは「ロッキー」、トヨタは「ライズ」となることが明らかになっている。発売は2019年11月予定なだけに、ショー会場で発売直前の新車をいち早く見ることができる。

【画像ギャラリー】新型ダイハツ ロッキー&世界初公開コンセプトカー4台の詳細

【2】完全極秘! 日産がアリアコンセプトを世界初公開

日産アリアコンセプト。当日までトップシークレットだった電動クロスオーバーSUV

 そして、ダイハツを上回る超極秘モデルが姿を現わしたのは日産ブースだ。

 こちらは事前のリリースはもちろん、開発の情報に至るまで、いっさいこれまで存在が伝えられてこなかった完全極秘モデル。

 公開されたアリアコンセプトは、ツインモーターを搭載して四輪を駆動する電動SUV。

 ボディサイズは全長4600×全幅1920×全高1630mmで、現行の日産車でいえばエクストレイルより長さ(=4690mm)はやや短く、幅(=1820mm)はややワイドといったイメージ。

 1920mmという全幅は、かつてのムラーノ(全幅1885mm)以上の超ワイドな値だが、このあたりはコンセプトカーゆえのご愛敬といったところか。

アリアコンセプトのリアスタイル。21インチの大径タイヤを履いているだけあって迫力満点だが、このあたりは量産時にマイルドになるだろう

 さらに、高速道路上でハンズオフ(=手放し運転)が可能な「プロパイロット2.0」の搭載をはじめ、リモートパーキング機能の搭載など中身も未来感満載。

 ただ、このアリアコンセプト、単なる夢のコンセプトカーではなく、「近い将来に登場する量産モデルのコンセプトを示唆」しているという。

 たしかに、実車を外から眺めると、コンセプトカー然とした佇まいなのだが、室内の様子を見ると、意外なほどしっかりと作りこんであり、そうした点からも「近い将来登場する量産モデル」を予感できる。

 しかも、パワーユニットは、前後に高出力電動モーターを配置したツインモーター4輪制御システムを採用。

 GT-Rに搭載されている「アテーサE-TS」やエクストレイルの「インテリジェント4x4」などのノウハウを基に開発しているというから、単なる電動車としてだけでなく、日産らしい走りにも期待できるモデルとなりそうだ。

【画像ギャラリー】突如公開!! 日産 アリアコンセプト&IMkの詳細写真

【3】マツダ新型EV改めMX-30が驚きのデザインで初披露!!

新型EVとしか明かされずベールに包まれた存在だったマツダ MX-30。全長4395×全幅1795×全高1570mm


 そして、最後の1台はマツダの新型EV、MX-30だ。

 こちらは事前に「新型EVの出展」こそアナウンスされていたものの、デザインはおろか車名も明かされておらず、実車と車名が当日になってはじめて発表。

 マツダは、すでに(デザイン上は)CX-30をベースとしたEVの試作車「e-TPV」をジャーナリスト向けに公開していたこともあって、「CX-30のEV版なのでは?」という見方もあったが、ふたを開けてみれば、CX-30とはひと目で違いがわかる個性的なルックスに。

 しかも、なんとあのRX-8以来となる観音開きのリアドアを採用するなど、かなりチャレンジングなデザインでお披露目されたのだった。

RX-8以来となる観音開きドアを採用したMX-30

 ブースにいたマツダ関係者いわく「ほぼ量産型もこのまま(のデザイン)で行くと思いますよ」とのことで二度ビックリ。

 ちなみに車名は、MX-5(ロードスターの海外名)などチャレンジングな車両に用いる「MX」と、CX-30の車格に近いということで「30」を冠し、MX-30としたという。

 全長・全幅は、CX-30と全く同じ値。パワートレインは、リチウムイオンバッテリーを搭載し、モーターを駆動する「e-SKYACTIV」で航続距離は欧州の走行モードで約200km。

 ただ、噂のロータリーエンジンを用いたレンジエクステンダーについて関係者も「ゆくゆくはそういうことも見据えて……」とその存在を仄めかすだけに、航続距離の不安はそれで解消できるはず。

 注目の市販時期についても、欧州では来年2020年に発売予定で、日本でも時期は未確定ながら市販を予定していることが公表されている。

【画像ギャラリー】世界初公開!! マツダ MX-30の写真を詳しく!

◆  ◆  ◆

 このほか、ヴィーナスフォートには事前告知のなかった新型ヤリス、新型MIRAIコンセプトなども展示されている。

 モーターショーを彩るサプライズカーの実車は、本日25日から始まる一般公開以降、全ての来場者が見ることができる。

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