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「気を引き締めて」週末2連勝を狙う坪井。2番手野尻「決勝はいかに彼を苦しめられるか」【第7戦予選会見】

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「気を引き締めて」週末2連勝を狙う坪井。2番手野尻「決勝はいかに彼を苦しめられるか」【第7戦予選会見】

 10月13日、静岡県小山町の富士スピードウェイで全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の公式予選が行われ、前日の第6戦を制した坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)がポールポジションを獲得した。

 これが今季初ポールとなった坪井と、坪井にチャンピオンシップリーダーの座を明け渡すこととなったもののフロントロウの2番手を得た野尻智紀(TEAM MUGEN)、前日のポールシッターで第7戦では3番手からスタートする福住仁嶺(Kids com Team KCMG)の3名が予選トップ3会見に出席し、日曜朝に実施された予選を振り返った。

富士完全制圧へ虎視眈々。坪井が今季初ポール、野尻2番手でランキング逆転【第7戦予選】

■坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
ポールポジション
タイム:1分21秒880

「結果的にボールが獲れたのは非常に良かったと思います。昨日は予選7番手から展開などがうまくいって優勝できましたけど正直、4列目とか5列目からスタートして勝つのはなかなか厳しいです」

「今日も同じような順位だと正直優勝は難しいと思っていて、最低でも2列目までにいないと勝負できないかなというところで、決勝に自信を持っているとはいえ、やはり予選である程度前にいるのも大事だし予選ポイントもすごく大事になってくるので、そういった意味では昨日からのステップをしっかり進めてポールポジションを獲ることができたのは良かったです」

――予選で3ポイントを獲得。ランキング首位に立った。

「取れるときに取るというのが大事なだけなので、ポイントのことはもちろん意識しなくはないですけど、まずは目先のレースをしっかりと勝たないといけないと思っています」

「今年富士との相性が割と良いので、そういった意味ではここで取らないと……僕は開幕戦の鈴鹿がノーポイントなので残り2戦が鈴鹿であることを考えると、取れるときにしっかりと取っておく必要があります。気を引き締めて昨日のような決勝レースをできるように、またチームと頑張りたいなと思ってます」

■野尻智紀(TEAM MUGEN)
予選2番手
タイム:1分22秒152

「もちろんのことながらポールを狙っていてセットアップ的にもかなり自分たちの持ってるクルマのこのかなり繊細な、本当に三角の頂点を狙うような感じのセットアップで予選に臨みました」

「そういったところで多少の走りにくさは当然ありましたが、それをしっかりポールを獲るためだと捉えて、自分でもうまく走れたと思います。ただ結果的には坪井選手に届かなかったっていうところで悔しさを覚えてます」

「自分たちの中ではかなり進歩してきていると思うので、決勝では坪井選手を苦しめるようなレースができれば、今回は仮に結果がそうでなかったとしても僕らの“勝ち”でもあるかなと思います。いかに彼を苦しめられるか。そこにフォーカスしたいというか、つまりしっかり勝ちを狙って戦いますっていうところですね」

――どういったイメージを持っているのか。

「それをここで言ってしまったら……っていう感じですよね(笑)」

「でも、少なくともスタートで前に出ないとなかなか自分のペースには持っていけないと思うので、みんな一緒だとは思いますが、そこはしっかりと集中して狙っていきます」

■福住仁嶺(Kids com Team KCMG)
予選3番手
タイム:1分22秒218

「昨日も今日もそうですが、自分のドライビング技術が足りていないのかQ1タイムがあまり伸びなくて、第6戦と同じように『今日もちょっと厳しいな』というのが内心ありました。そこから少しクルマのほうをアジャストしましたが、大幅には変えていません」

「これまでB組ばっかりだったのですが、今回は久しぶりのA組でした。B組だと待ってる時間も少なく、すぐにQ2が始まるので気持ち的に楽というか、僕は待ってる時間は好きじゃないので今回は待ち時間も含めてちょっとドキドキした部分もありましたね」

「でも、その中でもQ2ではQ1よりもだいぶタイムを上げることができました。昨日の状況を知っていたためタイムが出たときに『今回はやっぱり駄目だな』と思ったのですけど、コンディションの影響か、意外にも3番手だったので悪くない位置からスタートできることに関しては非常に良かったなと思っています」

――ファンは第6戦のような決勝ペースを期待している。

「昨日のウイングに関しては、めちゃくちゃダサいなって思いますし、個人的には落ち込む部分もありました」

「(坪井、野尻両選手と違って)僕はチャンピオンシップにほとんど絡んでないようなものなので気楽に行きたいとはいえ、KYな(空気の読めない)人間にはなりたくないなとは思っているので、なるべくこのスーパーフォーミュラに迷惑がからないように、それでいて最終的には優勝できるように頑張りたいなと思っています」

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