ニュルFF最速のDNA
ルノー・ジャポンは、ニュルブルクリンク北コースにおいて幾度となく量産FF車最速の記録を更新した、メガーヌ・ルノー・スポール(R.S.)シリーズをマイナーチェンジし、2021年3月4日から全国のルノー正規販売店で販売する。今回のマイナーチェンジでは走りのレベルを引き上げた。
【画像】ニュルFF最速のDNA【メガーヌR.S./R.S.トロフィーを細部まで】 全71枚
今回のマイナーチェンジでは、メガーヌR.S.が、メガーヌR.S.トロフィーと同じ最高出力の300ps、最大トルク42.8kg-mの高出力エンジンを新たに搭載。
また、アクティブバルブにより排気音の音響特性を変化させるスポーツエグゾースト、滑りにくく耐久性に優れたナッパレザー/アルカンタラ・ステアリングといった走りの質を高める装備も充実させた。
コーナリングスピードの向上を目的にロールを抑えたシャシー、トルセンLSD、前輪アルミ製ハブ/鋳鉄製スリット入りブレーキディスクなど、クローズドコースでのスポーツドライビング性能を高めたメガーヌR.S.トロフィー(MT)に、これまでは6AT(EDC)モデルのみに搭載されていたローンチコントロールが搭載された。
両モデルとも、ルノー・マルチセンスにより、4コントロールを始めとする運転モードを、これまで以上に細かくカスタマイズすることが可能となった。
また、アダプティブクルーズコントロール(EDCモデルはストップ&ゴー機能付)、アクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)歩行者検知機能付など、先進の運転支援システムが新たに装備された。
300psのエンジン
メガーヌR.S./メガーヌR.S.トロフィーには、最高出力300ps、最大トルク42.8kg-m(EDC)/40.8kg-m(MT)を発生させる1.8L直噴ターボエンジンが搭載される。
アクセルに対する応答性の向上のために、ターボチャージャーにはF1でも使用されているセラミックボールベアリングシステムが取り入れられている。
20万rpm/分近くで回転するタービンがスチールよりも軽く、硬く、滑らかなセラミックのボールベアリングシステムに取り付けられることで、摩擦が従来のスチールのボールベアリングシステム比で3分の1に低減し、ターボの応答性を向上させた。
エグゾーストには、エンジンサウンドが選択できるアクティブバルブ付スポーツエグゾーストが採用された。マフラー内に設けられた2つの排気ルートの1つに機械式バルブが取り付けられており、バルブが閉じられると低周波数を除去、中周波数を最適化した、スポーティでありながら騒音レベルを抑えた、日常の使用に適したサウンドとなる。
一方バルブが開くと、排気は流動抵抗が小さい、より直接的な経路を通り、エンジン性能をフルに引き出すとともに、スポーツモデルにふさわしいエンジンサウンドへと変化する。
コーナリング性能の向上
電子制御のアクチュエーターでタイロッド(リアタイヤの向きを決める連結棒)を動かし、リアタイヤを操舵する4コントロールする。リアタイヤの最大切れ角は2.7°。
安心感のあるハンドリングによって飛躍的にコーナリング性能を向上させ、スポーティでダイナミックなコーナリングフィールをもたらす。
低速走行時、後輪は前輪とは逆の方向に向くことで、回転半径を小さくする。カーブのきついワインディングロードや、駐車時にその旋回性能が発揮される。一方で、高速走行時は、後輪は前輪と同一方向を向き、コーナリング中の安定性を高める。
低速走行と高速走行が切り替わるのは約60km/h。マルチセンスの設定でレースモードを選択すると、切り替わる速度が約100km/hとなる。
また、ラリーで培われた四輪HCCは、ダンパー底部に組み込まれたセカンダリーダンパーによって最適な減衰力が得られる機構で、さまざまな路面状況において常に最適なグリップと快適な乗り心地を両立する。
ダンパーロッドが縮み、ストローク終端部に近づくと、セカンダリーダンパーのピストンが減衰力を発生させ、メインのダンパーロッドストロークを制限することで、路面からの大きな入力時にもタイヤがグリップを失わず、グリップ限界が高まり、またサスペンションのよりリニアな制御を容易にし、乗り心地を高める。
シャシーカップでは、HCCのバンプストッパーの長さが10mm長くなり(フロントのみ)、スプリングレートを上げた場合と同じ効果を発揮するとともに、HCCに内蔵されているセカンダリーダンパーの働きにより、減衰力を高めるとともにバウンス効果を低減させる。
さらに、今回メガーヌR.S.トロフィーに採用されたトルセンLSDは、サイドギアを分割し、結合部にワンウェイ構造のヘリカルスプラインを採用したLSD。
左右輪のトルク配分比を高め、トラクション性や走行時のフィーリングを向上させるといった機能に加え、アクセルオンの時は差動制御が大きく機能しトルク配分比を大きく高める一方で、アクセルオフの時には差動制御の効きを抑え、最適なトルク配分と ドライバビリティの向上を実現。トルクバイアスレシオは2.6:1で、ルノー・スポール・モデル専用にチューニングされている。
このほか、メガーヌR.S.トロフィーには、軽量化され、冷却性能でメリットがある前輪アルミ製ハブ/鋳鉄製ベンチレーテッドディスクが採用されるなど、スポーツ性能の向上が図られた。
レカロ製バケットシートも
メガーヌR.S.トロフィーでは、レカロ製フロントバケットシートが採用された。アルカンタラ表皮のヘッドレスト一体型レカロ製フロントバケットシートは、滑りにくく、スポーツ走行時にもドライバーとクルマの一体感を損なうことがないという。1脚の重量が23.5kgと軽量化にも貢献している。
メガーヌR.S.のフロントにもアルカンタラ表皮のヘッドレスト一体型スポーツシートが採用された。
また、ステアリングには、ナッパレザー/アルカンタラステアリングホイールが採用されており、スポーティーな印象を際立たせる。
価格は以下のとおり(税込)。
メガーヌR.S.:464万円
メガーヌR.S.トロフィー(MT):494万円
メガーヌR.S.トロフィー(EDC):504万円
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