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ホンダの新たなアイテム「くるますく」! コロナ禍時代の注目アイテムの中身とは

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ホンダの新たなアイテム「くるますく」! コロナ禍時代の注目アイテムの中身とは

時代に即した空気循環システムを一番売れているクルマから提案したホンダ

 軽自動車だけでなく登録車を含む新車販売台数で3年連続、また、軽四輪の新車販売では5年連続で1位を誇るホンダのスーパーハイトワゴン、N-BOXが2020年12月24日にマイナーチェンジを受けた。

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 主な改良点は、ヘッドライトとグリルを中心とした外観で、安全面では、ソナーセンサーを増やすことで車両後方の障害物を検知して運転者に注意を促すパーキングセンサーシステムが追加された。そのほか、カスタムに2トーン塗装だけでなくホイールやインテリアも高級さを高める専用のコーディネイトスタイルと呼ばれる選択肢が設けられた。

 ところで、これに際して純正用品で注目を集めたのが「くるますく」と名付けられた抗ウィルス用品だ。空調のフィルターにかぶせることで、車内のウィルスを減少させる。その効果は内気循環で空調を利用し、15分で99.8%のウィルス飛沫を除去することができるという。くるますくに付着したウィルスは、24時間で99.9%以上減少させる能力を備える。新型コロナウィルスの影響がまだ続く今日、一躍注目されるホンダ純正用品となった。

 どのようにしてウィルス除去を行うかというと、空調機器に標準装備されるエアクリーンフィルターに、くるますくを重ねる。くるますくで空気中のウィルスをとらえ、くるますくの特殊な表面形状によってウィルスに損傷を与え、減少させるのだそうだ。

 その効果は、大阪ガス傘下のKRIや、北里環境科学センターによって確認されている。クルマスクの価格は7040円(消費税込み、取り付け費等は別)。交換の目安は1年または1万5000kmとなっている。

 ただし新型コロナウィルスに適応できるかどうかは、定かではない。まだ検証方法そのものが確立されていないからだ。

 この研究は、もともとカーシェアリングの需要増に対し、車内の浄化技術として防カビや抗菌効果を探るうち、薬剤を使わずに表面の突起によって物理的に損傷させ、減少させることができることを探り当てて生まれた。ホンダの四輪ものづくりセンターが開発し、ホンダの純正部品を取り扱うホンダアクセスで量産化へ向けた取り組みが行われた。

 装着できる車種は、今回マイナーチェンジを受けたN-BOXとN-BOXカスタムのみである。ほかのホンダ車については拡大採用を予定はしているが、(執筆時点では)まだ検討中とのことだ。新車販売台数で1位を続けるN-BOXで好評が得られれば、軽自動車や登録車も含め、ホンダ車の特徴のひとつへ成長していくかもしれない。

 空調を使う際の外気導入と内気循環は、一般的に外気を導入する方が車内の空気が入れ替わり、二酸化炭素の増加を抑え、眠気を催しにくいとか、窓の曇りを予防するなどの効果があるとされている。

 一方で走行中にトンネルなどを通過したり、室内温度を手早く温めたり冷やしたりしたい場合は、内気循環が効果的だ。ことに複数乗車の場合には、ウィルス除去効果の高いくるますくのようなフィルターを備えていると、安心が高まるだろう。

 ことに高齢者や、体調のすぐれない人には、クルマでも抗ウィルス用品の充実が今後は注目を集めていきそうだ。

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みんなのコメント

2件
  • 自動車メーカーもいろんな研究してんだな
  • ドアミラーに引っ掛けてフロントグリルに装着するデカいマスクかと思ってしまった
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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