サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > モデル末期のアルファードが売れ続ける背景に、トヨタのあの頂点モデルの不振があった?

ここから本文です

モデル末期のアルファードが売れ続ける背景に、トヨタのあの頂点モデルの不振があった?

2020年はモデル末期の最高級ミニバンが9万台以上売れた

日本自動車販売協会連合会(自販連)から2020年の登録車通称名別販売ランキングが発表されています。トップは15万1766台の「トヨタ ヤリス」、2位は12万6038台の「トヨタ ライズ」、3位は11万8276台の「トヨタ カローラ」と、ここまでが年間10万台オーバー。4位の「ホンダ フィット」はフルモデルチェンジ効果で伸びたものの9万8210台にとどまり、5位には9万748台で「トヨタ アルファード」が食い込んでいるといった具合です。

そう、2020年のミニバン販売ナンバーワンの座は、もっとも高価なミニバンといえるLLクラスのアルファードになったのでした。2018年までトップの常連だった「日産 セレナ」、2019年のトップだった「トヨタ シエンタ」といったモデルは庶民にも手の届きやすい価格帯という印象もありますが、アルファードは完全に高級車の価格帯で、最上級グレードでは775万円を超えます。しかも、デビューは2015年で、2020年1月にディスプレイオーディオの標準装備化といった商品改良は受けているものの、けっしてフレッシュなモデルとはいえません。

そんなアルファードが、新型コロナウイルスの流行によって経済が冷え込んだ2020年に前年比132.1%と販売台数を大きく伸ばした理由はなんでしょうか。

モデル統合を見越してヴェルファイアからアルファードに人気が流入

まず、兄弟車である「ヴェルファイア」が大きく沈んだことがあげられます。

アルファードよりヴェルファイアのほうに人気が集まっていた時代もありましたが、ここ数年はアルファードが優位。さらに近い将来にモデル統合でアルファードに一本化されるという噂もあって、リセールバリューを気にするユーザーはアルファードを選ぶようになっています。2020年のヴェルファイアの販売台数は1万8004台で、前年比49.1%と大きく落ち込みました。

ただ、2019年比でアルファードの販売台数は2万2043台増えた一方、ヴェルファイアの販売台数は1万8645台減で、2台の増減を合わせても、さらに3000台以上のプラスになります。コロナ禍で自動車販売全体は冷え込んだ結果、3ナンバー普通乗用車の2020年の販売台数は135万6163台で前年比85.5%ですから、市場の拡大によってアルファードの販売台数が伸びたのではありません。上乗せ分はどこからやってきたのでしょうか?

クラウンの顧客の一部もアルファードに流入している

そこで注目したいのは、トヨタの最高級セダン「クラウン」の販売台数です。2020年にビッグマイナーチェンジを実施したクラウンですが、販売台数は2万2173台で前年比61.4%と、1万3000台以上も減りました。大きくイメージチェンジしたスタイリングに加えて、ここ数年ショーファードリブンとしてアルファードが評価を上げていることも無視できないはずです。

また、コロナ禍においても好調な企業は、支援対策として実施された実質無利子での融資を利用して社用車を新しくしたという話も耳にします。アルファードというフラッグシップモデルが、ミニバンカテゴリーの販売台数ナンバーワンとなったということは、新型コロナウイルスの流行によってその格差が広がったということを象徴するトピックスのひとつなのかもしれません。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

※写真1枚目:アルファード
写真2枚目:ヴェルファイア
写真3枚目:クラウン

おすすめのニュース

サイトトップへ

(株)カービュー関連サービス

メールマガジン メールマガジン

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します