現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ブガッティの新作「トゥールビヨン」登場に加えて「W16ミストラル」と「ボライド」が激走する夢のようなイベント…グッドウッドが重要視される理由とは

ここから本文です

ブガッティの新作「トゥールビヨン」登場に加えて「W16ミストラル」と「ボライド」が激走する夢のようなイベント…グッドウッドが重要視される理由とは

掲載 3
ブガッティの新作「トゥールビヨン」登場に加えて「W16ミストラル」と「ボライド」が激走する夢のようなイベント…グッドウッドが重要視される理由とは

ブガッティの革新と伝統のショーケース

ブガッティは2024年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでその輝かしい未来を垣間見せました。このイベントでは、ブガッティ「トゥールビヨン」が華々しく一般公開されるとともに、「W16ミストラル」と「ボライド」が伝説のヒルクライムに挑み、ブガッティの卓越したパフォーマンスを披露しました。これまでの歴史への敬意と現代的な性能の融合は、モータースポーツにおけるブガッティの持つ不朽の遺産を強調するものでした。

もはや約2.8億円だとお安く感じてしまう!? ブガッティ「ヴェイロン16.4」のファーストオーナーは有名なメディア王、サイモン・コーウェルでした

トゥールビヨンが一般公開された

グッドウッド・ハウスを囲む公園で4日間にわたって開催されたこのイベントでは、ブガッティの役員やデザイナー、エンジニアリングに至るトップレベルの経営陣を含むブガッティ・チームが、自動車技術とラグジュアリーとパフォーマンスの融合を図りながら、ブランドの熱狂的なファンと観客をもてなした。

今回のブガッティの主役は間違いなく「トゥールビヨン」で、6月にモルスハイムの本社で発表されたのに続く一般公開である。機械的な精密さと洗練性を象徴するトゥールビヨンの最大規模のイベントでの展示では、来場客から大きな賞賛を浴びた。

また、ブガッティは初めて、究極のロードスターである「W16ミストラル」のダイナミックな展示を行った。著名なブガッティ・ピロート・オフィシエルのピエール=アンリ・ラファネルが運転するミストラルは、週末のヒルクライムルートをエレガントに駆け抜けた。

ブガッティにとって特別なクルマであるW16ミストラルは、W16エンジンの時代に終わりを告げる車両である。

エクスクルーシブでエレガント、そして特注のエンジニアリングを駆使したオープントップのハイパースポーツカーは、1600psを発揮するW16の決定版をベースに作られている。その結果、他にはないロードスターが誕生し、ブガッティの象徴的なパワートレインを体験するまったく新しい方法を提供することになった。

「ボライド」は、2023年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの成功に続き、今年もヒルクライムにも参加し、その卓越した性能とエンジニアリングの素晴らしさで観客を魅了した。ブガッティ・ピロート・オフィシエルのアンディ・ウォレスは、1924年にリヨンでデビューした「タイプ35」を称える特別なカラーリングを施したサーキット専用のハイパースポーツカーをドライブした。このオマージュは、タイプ35の100周年を祝うだけでなく、ブガッティの輝かしい過去と現在を結びつけるものであった。

ブガッティの往年の名車がイギリスに勢揃い

サーキットを離れても、ブガッティファンは自動車の歴史と革新の忘れがたい展示を楽しんだ。なかでも目を引いたのは、ブガッティを象徴する「タイプ57」などの見事なモデルを集めたブースでの展示だった。1936年の「タイプ57S アトランティック」から1939年の「タイプ57C ガングロフ」まで、特別にキュレーションされた貴重な展示車は、ブガッティ・ブランドの最も壮麗な作品のひとつを際立たせた。

1993年から毎年開催されているグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、毎年25万人以上の来場者を迎え、世界最大の自動車の祭典となっている。ヒルクライムはこのイベントの中心であり、1930年代の「タイプ35レーシングカー」や1990年代の「EB110」など、ブガッティの往年の名車がイギリス国民に強い印象を与えている。

ブガッティの2024年大会への参加は、卓越した自動車の限界を押し広げるというブランドのコミットメントを強調し、世界中の自動車ファンの間でその地位を確固たるものにした。トゥールビヨン、W16ミストラル、ボライドを通じて、ブガッティのその比類なき魅力と比類なき革新性が来場者に再確認された。

AMWノミカタ

今年のブガッティはヒルクライムではW16ミストラルやボライドのようなW16エンジンを象徴するモデルが登場し、展示では過去の名車であるタイプ57Sや57Cを展示するまさに過去と未来をつなぐ内容だったように思える。

トゥールビヨンもイギリスでは初お披露目ということもあり、英国のファンにブガッティの未来の姿を強く印象つけることとなったであろう。グッドウッドのイベントでは量産メーカーだけでなく多くのラグジュアリーブランドやハイパーカーブランドが参加していることに驚く。そして歴史的な展示を行っているブランドも多く、そのブランドが歩んできた道のりを知ることができる。そんな姿に実際に触れることでブランドの哲学やクルマ作りのポリシーが来場者に浸透してゆくのであろう。グッドウッドのような老若男女楽しめるイベントは世界でも稀であり、各ブランドがこのイベントを重要視している理由がわかる気がする。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

電動化してもベントレーブランドは揺るがない! 新経営戦略「ビヨンド100+」を発表
電動化してもベントレーブランドは揺るがない! 新経営戦略「ビヨンド100+」を発表
THE EV TIMES
ラリージャパン直前ウェルカムセレモニー開催…勝田貴元、「チーム王座獲得への貢献」を目標に最終戦を戦う
ラリージャパン直前ウェルカムセレモニー開催…勝田貴元、「チーム王座獲得への貢献」を目標に最終戦を戦う
レスポンス
究極のV12エンジン搭載軽量スーパーカーが日本初上陸!「ゴードン・マレーT.50」
究極のV12エンジン搭載軽量スーパーカーが日本初上陸!「ゴードン・マレーT.50」
LE VOLANT CARSMEET WEB
勝田貴元が3度目の母国ラリージャパンに臨む「プレッシャーが良いエネルギー。表彰台以上でチームに貢献したい」
勝田貴元が3度目の母国ラリージャパンに臨む「プレッシャーが良いエネルギー。表彰台以上でチームに貢献したい」
AUTOSPORT web
「いつもよりもMoto2のバイクを楽しもうと思って乗っている」チャンピオン小椋藍、初日6番手発進/第20戦ソリダリティGP
「いつもよりもMoto2のバイクを楽しもうと思って乗っている」チャンピオン小椋藍、初日6番手発進/第20戦ソリダリティGP
AUTOSPORT web
ホンダのエース不在のなか新型プジョーが2勝目。王者バカンが初の連覇を達成/TCR豪州最終戦
ホンダのエース不在のなか新型プジョーが2勝目。王者バカンが初の連覇を達成/TCR豪州最終戦
AUTOSPORT web
スバルが新型「ステーションワゴン“SUV”」発表! 黒顔&走行性能高めた「ファイナルモデル」! “最上級”の「レガシィアウトバック」“30th A”が販売店でも話題に
スバルが新型「ステーションワゴン“SUV”」発表! 黒顔&走行性能高めた「ファイナルモデル」! “最上級”の「レガシィアウトバック」“30th A”が販売店でも話題に
くるまのニュース
壮大なスケールのイベントはどんな経緯で実現したのか? 『BMW MOTORRAD G/S DAY'S 2024』の成り立ち
壮大なスケールのイベントはどんな経緯で実現したのか? 『BMW MOTORRAD G/S DAY'S 2024』の成り立ち
バイクのニュース
【一充電走行距離759km】メルセデス・ベンツ「EQS」新型 ラグジュアリーと快適性をもう一段階上に
【一充電走行距離759km】メルセデス・ベンツ「EQS」新型 ラグジュアリーと快適性をもう一段階上に
AUTOCAR JAPAN
優れたチームプレーヤーであることを示したピアストリ。終盤戦は“自由の身”、僚友に勝てる実力を再び証明する時間に
優れたチームプレーヤーであることを示したピアストリ。終盤戦は“自由の身”、僚友に勝てる実力を再び証明する時間に
AUTOSPORT web
予選最速のトヨタ、マティアス・ロッシは届かず。王者リオネル・ペーニャが3連覇達成/TC2000第10戦
予選最速のトヨタ、マティアス・ロッシは届かず。王者リオネル・ペーニャが3連覇達成/TC2000第10戦
AUTOSPORT web
ヘッドレストの穴は何のためにあったの!? どうして絶滅した!??
ヘッドレストの穴は何のためにあったの!? どうして絶滅した!??
ベストカーWeb
毎日の通勤で使っているベンツ「190 EエボI」は20万キロオーバー!…整備さえすれば機関系トラブルはないものの、プラ製パーツの供給が深刻な悩み
毎日の通勤で使っているベンツ「190 EエボI」は20万キロオーバー!…整備さえすれば機関系トラブルはないものの、プラ製パーツの供給が深刻な悩み
Auto Messe Web
冬はクルマのバッテリーの「突然死」が急増! 交換の際は複雑化している「種類」を要チェック!!
冬はクルマのバッテリーの「突然死」が急増! 交換の際は複雑化している「種類」を要チェック!!
WEB CARTOP
日産 NOTE、AURAシリーズのマイナーチェンジを整理整頓とプチ試乗
日産 NOTE、AURAシリーズのマイナーチェンジを整理整頓とプチ試乗
Auto Prove
テイン初のリバーシブル「バケットハット」が登場、オリジナルグッズ拡充
テイン初のリバーシブル「バケットハット」が登場、オリジナルグッズ拡充
レスポンス
F1ラスベガスGPは、地元住民にとっては大迷惑だった? 2年の開催に向け改善を確約「レースが全ての人のために機能しなければいけない」
F1ラスベガスGPは、地元住民にとっては大迷惑だった? 2年の開催に向け改善を確約「レースが全ての人のために機能しなければいけない」
motorsport.com 日本版
トヨタの「全長5m超え王道セダン」登場で反響は? 大型縦グリル×王冠マーク採用で注目!? 街中でレア仕様目撃談も! 発売1年の「クラウン」とは
トヨタの「全長5m超え王道セダン」登場で反響は? 大型縦グリル×王冠マーク採用で注目!? 街中でレア仕様目撃談も! 発売1年の「クラウン」とは
くるまのニュース

みんなのコメント

3件
  • 投資家のコメント
    前澤さんならポンっと買えるでしょうな。これ程高級な車でなくても良いので、せめてGクラスを買えるくらいの資産を築きたいと思う小生です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

244.0269.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

77.9159.0万円

中古車を検索
ミストラルの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

244.0269.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

77.9159.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村