ビー・エム・ダブリューは、ラグジュアリーな走りにふさわしいグランド・アメリカン・ツアラーとして、またクールなアメリカの高速道路クルージングにふさわしいバガーとしてのビッグ・ボクサー・モデルとなる「R18 Transcontinental(アール・エイティーン・トランスコンチネンタル)」および「R18 B(アール・エイティーン・ビー)」 の予約注文を開始した。納車開始は、本年10月頃を予定している。
R18トランスコンチネンタルとR18 Bは、グランド・アメリカン・ツアラー・モデルであり、またアメリカで特に人気の高いバガーである。従来のR18モデルと同様に、両モデルには、ビッグ・ボクサーのスリリングなパワー、歴史的モデルをベースとしたクラシックなシャシー・コンセプト、エクスクルーシブな装備、そしてスタイリッシュなデザインが、組み合わされている。
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R18トランスコンチネンタルはアメリカのライディング・スタイルでの走りや長距離走行に理想的なモデルであり、R18 Bはエモーショナルなライディングの歓びをもたらすライダーズ・マシンとして設計されており、クールなツーリングとクルージングに最適のモデルである。
R18トランスコンチネンタルは、高いウインド・シールド、ウインド・ディフレクター、フラップを組み込んだフロント・フェアリングをはじめ、4個のアナログ式円形メーターと10.25インチTFTカラー・ディスプレイを組み込んだコックピット、追加のヘッドランプ、Marshallサウンド・システム、エンジン・プロテクション・バー、ケース、トップ・ケース、シート・ヒーター、クローム・トリム、シルバー・メタリックのエンジンなどが、特徴的である。
一方、R18 Bにはトップ・ケースがなく、バガー・スタイルによって、低いウインド・シールド、さらにスリムなシート、マット・ブラックのメタリック・エンジンなどが備わっている。
フル・トルクで歴史上最もパワフルなBMWボクサー・エンジン
両モデルには、R18モデル向けに新しく開発された2気筒ボクサー・エンジン、いわゆるビッグ・ボクサーが搭載されている。1923年にBMW Motorradがモーターサイクルを生産し始めて以来、70年以上にわたって感動的な走行体験をもたらしてきた伝統ある空冷式ボクサー・エンジンとの結びつきは、圧倒的な外観だけではなく、技術的にも示されている。
この2気筒フラット・ツイン・エンジンは、量産仕様のモーターバイクとしては史上最もパワフルな、排気量1,801ccであり、最高出力は67kW(91ps)/4,750rpmに達し、2,000~4,000rpmでは常時150Nm以上のトルクを発生することで、絶大なトラクションと朗々たるサウンドをもたらしている。
ダブル・ループ・チューブ・スチール製フレームとシート・メタル成形部品のバックボーン、およびリジッド・フレーム構造でアクスル・ドライブを組み込んだリヤ・スイングアーム
両モデルのシャシーの中心をなすのは、シート・メタル成形部品のバックボーンを備えた、ダブル・ループ・チューブ・スチール製フレームである。非常に高い品質とディテールへのこだわりは、スチール製チューブ間の溶接ジョイントや、鋳造・鍛造部品などのほとんど目につかない細部においても、明らかである。リヤ・スイングアームは、伝説的なR5と似たようなデザインで作られており、ボルトで連結する同じスタイルでリヤ・アクスル・ドライブが組み込まれている。
フォーク・カバー付きテレスコピック・フォーク、カンチレバー・サスペンション・ストラット、軽合金鋳造ホイール、BMW Motorradフル・インテグラルABSを組み合わせたディスク・ブレーキ
両モデルのサスペンションは、テレスコピック・フォーク、直接スイングアームを取り付けてストロークに応じた減衰機能を備えたカンチレバー・サスペンション・ストラット、自動調節式スプリング・プリロードにより、優れた軽合金鋳造ホイールの制御とレスポンスに優れた快適性が得られる。同乗者を乗せて荷物をフルに積み込んだ場合でも、可能な限り最高のライド・レスポンスを発揮できるよう、リヤ・サスペンション・ストラットには、ストロークに応じた減衰機能と自動荷重補正機能が備わっている。
伝説的なR5と同様、テレスコピック・フォーク・チューブはフォーク・カバーに収められており、フォーク・チューブの直径は49mmで、サスペンション・ストロークはフロントでもリヤでも120mmである。減速機能には、フロントにダブル・ディスク・ブレーキ、リヤにシングル・ディスク・ブレーキが備わっており、これに4ピストン対向式キャリパーとBMW Motorradフル・インテグラルABSが組み合わさっている。
標準装備のダイナミック・クルーズ・コントロール(DCC)
両モデルには、ライダーが設定した走行速度を自動的に調整する電子制御式クルーズ・コントロールのダイナミック・クルーズ・コントロール(DCC)が標準装備となる。日本仕様に標準装備となるアクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)には、ディスタンス・コントロールにより、ライダーが前走車にあわせて速度を調整しなくても、リラックスして走り続けることが可能となる。
フロント・フェアリングに組み込まれたレーダー・センサーを用いて、道路状況に応じて、自動的に加速して速度を調整するか、または、フル・インテグラル・ブレーキ・システムの作動により減速を行なう。また、ACCは特に安全なコーナリングを可能にする。必要に応じて、コーナリング・コントロール・システムが自動的に速度を抑え、ライダーにとって快適で安全なバンク角が得られるよう、適正な速度に調整する。
3種類のライディング・モードに加え、ASCとMSRの標準装備により、高度なライディングの楽しみと安全性を両立
両モデルには3つのライディング・モード「Rain(レイン)」、「Roll(ロール)」、「Rock(ロック)」が、標準装備となる。ASC(オートマチック・スタビリティ・コントロール)も標準装備され、ハイレベルなライディング安全性が確保されると共に、エンジン・ドラッグ・トルク・コントロール(MSR)も標準装備されている。その他、取り回しを快適にするリバース・ギアや、坂道発進を容易にするヒル・スタート・コントロール機能なども装備されている。
象徴的なストリームラインと組み合わさったリジッド・フレームの外観、そして現代的なテクノロジー
R18トランスコンチネンタルはラグジュアリー・ツアラーとして、R18 Bはスタイリッシュなバガーとして際立っているが、どちらも特徴的なストリームラインを備え、フロント・フェアリング、ケース、そして、R18トランスコンチネンタルにはトップ・ケースが組み込まれている。
BMW Motorradの多くのクラシックなモデルによって形づくられてきたピュアなデザインは、多くの細部に息づいている。ダブル・ループ・チューブ・フレーム、ティアドロップ形の24リッター燃料タンク、オープン・ユニバーサル・シャフト・ドライブ、など、スタイルの決め手となるような機能的なエレメントは、伝説的なBMWのボクサー・モーターサイクルを彷彿とさせている。
新次元のデジタル・サウンドを奏でるMarshallサウンド・システムを採用したオーディオ・システムを標準装備
両モデルのMarshallサウンド・システムは、強烈なサウンド体験をもたらしている。英国メーカーMarshallと共同開発されたサウンド・システムが標準装備され、フェアリングのフロントには2ウェイ・スピーカーが組み込まれている。ブラックのスピーカー・グリルにはホワイトのMarshallのロゴマークがあしらわれ、クラシックなルックスとしている。
オプションのMarshallゴールド・シリーズのステージ1およびステージ2のサウンド・システムは、さらに強烈なリスニングの喜びをもたらしている。最大4個のスピーカーと2個のサブウーファーで、総出力は280Wに達し、比類ないサウンド品質と優れたバイブレーションが得られる。Marshallは、50年以上にわたり、伝説的なギター・アンプだけではなく、最高品質のスピーカー・システムによっても名を馳せてきている。
メーカー希望小売価格(消費税込み)
■R18トランスコンチネンタル ¥3,726,000
■R18 B ¥3,112,500
・上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格。
関連情報:https://www.bmw-motorrad.jp/ja/home.html
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
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みんなのコメント
大型だけでなく、250ccや原付さえも。
バイクは若者の乗り物なのだから
安くなくては駄目なのに、
こんなに高くては若者のバイク離れも
無理は無いでしょうし、
富裕層の乗り物にしかならないでしょうね。