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スバル レガシィ アウトバック【3分で読める国産車解説/2022年現行モデル】

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スバル レガシィ アウトバック【3分で読める国産車解説/2022年現行モデル】

スバル レガシィ アウトバック(SUBARU LEGACY OUTBACK)
現行モデル発表日:2021年10月7日
車両価格:414万7000円~429万円

歴代でもっともタフな仕上がり。走り、設えともにかつてない完成度
第6世代となるクロスオーバーSUVのコンセプトは、「知的好奇心を刺激し、新たな発見を促すクロスオーバー」。タフネスとアクティブさをより明確に主張したエクステリアデザインが採用されている。1.8L 水平対向4気筒ターボエンジンにリニアトロニックCVTを組み合わせる。

スバル レガシィ アウトバックはタフな雰囲気と上質感あるフラッグシップモデル【試乗】

アイサイトには車線中央維持制御・先行車追従操舵制御を備えた「ツーリングアシスト」を採用。フロントガラスにLEDの光を投影してアイサイト作動状態を直感的に知らせるアイサイトアシストモニター、後側方警戒支援システムなど、先進安全装備は多彩だ。最低地上高は歴代最高の213mmを確保し、ワゴンとしては抜群の悪路走破性を誇る。

新開発の1.8L直噴ターボ(DIT)を搭載した「リミテッドEX」に試乗した。レヴォーグ、フォレスタースポーツとハードウエアは共通だが、アウトバックに合わせてソフトウェアのセッティングが最適化されているという。最高出力177ps、最大トルク300Nmで、先代よりトルクが増して走りにゆとりがあるのがすぐに実感できる。1600rpmあたりから実用域全域でフラットにトルクを発生するため、低回転からの加速、高速巡航時からの追い越しなど、あらゆるシーンでストレスない動力性能を発揮してくれる。

リニアトロニックと呼ばれるCVTも、大幅な改良が施された。また、SGP(スバル グローバル プラットフォーム)の採用により、車体剛性の向上も図られている。

室内は、オプションのタンカラー ナッパレザーを用いたインテリア。オレンジに近い色合いで、華やかな雰囲気が広がる。エクステリアはタフさが強調されているが、リミテッドEXのインテリアは上質感が漂い、シートの座り心地も良い。

インパネ中央には、11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイが縦に配置される。最新のインフォテインメントシステムが搭載され、ナビやエンターテインメント、エアコンの設定操作などがこのモニターに集約されている。タブレットを置いたような形で、機能ごとのアイコンも表示されるため、直感的で使いやすい。また、運転席まわりのデザインもスッキリとシンプルにまとまっている。

冬の必須アイテムであるシートヒーターやステアリングヒーターもここで設定できるが、シートヒーターは3段階スイッチのみならず、温度設定までできる。

ワゴンとSUVのクロスオーバーなので最低地上高は213mmあり、全高も先代より高くなっているが、ステアリングホイールを握っているとそんなことはまったく感じさせず、嫌なロール感は皆無。試乗車はスタッドレスタイヤを装着していたが、高速でもボディの剛性感が高く、フラットライドで安定感のある快適な走りを味わえた。

さらに特筆すべきは高速道路での「アイサイトX」の秀逸性だ。ステアリングホイール右のスイッチでセットし、速度を設定。機能としてはレヴォーグと同じだが、精度はアウトバックの方が格段に進化していると感じた。

スバルのクルマは「マジメ」なクルマ作りだけど「地味」なイメージだった。ところが、アウトバックはスポーツカーでもないのに、その完成度の高さゆえ妙にテンションが上がった。

スバル レガシィ アウトバック 主要諸元
●全長:4870mm
●全幅:1875mm
●全高:1670~1675mm
●ホイールベース:2745mm
●車両重量:1680~1690kg
●エンジン:1.8L対4ターボ
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:CVT
●WLTCモード燃費:13.0km/L
●乗車定員:5名

[ アルバム : スバル レガシィ アウトバック はオリジナルサイトでご覧ください ]

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