JRC全日本ラリー選手権の第8戦『RALLY HOKKAIDO』が9月14~16日に開催され、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)が2018年シーズン2勝目を飾った。
今年で17回目の開催となるラリー・北海道。9月6日に発生した北海道胆振東部地震の影響が心配されていたが、主催者は予定通りの開催を決定。ラリーの会場では募金活動などが行われた。
WRC:トヨタ、ラリー育成ドライバーに勝田貴元を選出。「日本人ドライバーがヤリスWRCで走る姿」に一歩前進
そんなラリー北海道は、帯広市を中心に行われるグラベル(未舗装路)ラリー。SS距離は178.87km、総走行距離は749.08kmとシーズン最長。獲得ポイントも2倍となる重要な一戦だ。
第4戦から4連勝中の新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)がSS1を制し好調な滑り出しをみせる。SS3、23.49kmの『ヤム・ワッカ』では、2番手の勝田に対して10.2秒差をつける走りを披露した。
SS7終了までトップを維持していた新井は、全長28.75kmのSS8『クンネイワ2』で不運に見舞われる。スタートから約18km地点で、フロントタイヤがパンク、残りの10kmをなんとか走り切るも、37.6秒を失いトップから陥落。新井は4番手に後退し、替わって勝田がトップに立った。
しかし新井は、初日の最終ステージのSS9で渾身の走りを披露。ベストタイムをマークし、2番手までポジションを挽回してみせた。3番手は鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)、4番手は奴田原文雄/佐藤忠宜(ミツビシ・ランサーエボリューションX)というオーダーで初日を終えた。
■最終日は新井、勝田の一騎打ちに
16日(日)に行われたデイ2のSSは6本。新井はSS10でベストタイムをマークして、勝田にプレッシャーをかけていく。一方の勝田は続くSS11で新井を上回り、その差を12.5秒とする。
しかし、SS12、13で新井が連続ベストを記録し、勝田との差は3.9秒に接近。SS14では勝田がベストをマークし、最終SSを前にふたりの差は4.5秒となる。
運命の最終SS。新井は勝田を1.1秒上回るタイムをマークするも反撃はここまで。勝田が逃げ切り今季2勝目。新井の5連勝を阻止してみせた。
3位には鎌田が入り、スバル勢が表彰台を独占。第5戦モントレーから4戦連続で、勝田、新井、鎌田の3人が表彰台を獲得し続けている。
勝田は「タフなラリーでした。特に今日はタイム差がなく、気の抜けない戦いになりました。今回は自分以上の走りができたので、進化できたという手応えはあります。接戦にならないとそこまでの運転はしないので、次戦以降のターマック(舗装路)ラリーでも同じように進化させていきたいです」とラリーを振り返った。
そのほかのクラス、JN5クラスは川名賢/キャシー・デュロッソウ(シトロエンDS3 R3)が優勝。JN4クラスは石田雅之/遠山裕美子(トヨタ86)が制し、JN2クラスで参戦していた2017年ラリー北海道以来の優勝を果たした。
JN3クラスは、2018年シーズン全勝でチャンピオンを決めていた天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)がまさかのリタイア。CVTを搭載したトヨタ・ヴィッツを駆る大倉聡/豊田耕司が今シーズン初優勝を飾った。全日本選手権でCVT搭載車両が優勝するのは初となる。
JN2クラスは鎌野賢志/蔭山恵(トヨタ86)が2連勝。JN1クラスは古川寛/廣田幸子(スズキ・スイフトスポーツ)が今季4勝目を飾っている。
JRC第9戦『ラリーハイランドマスターズ2018』は10月12~14日に開催される。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「経験と速さを考えればユウキ一択だ」——オランダからも、角田裕毅の2025年レッドブル昇格を推す声。元Fポン王者コロネルが語る
ペレスの挽回を評価も「マクラーレンからもっと点を奪いたかった」と代表。去就は最終戦後に決めるとマルコが改めて明言
4年分予算を全投入。新井大輝が“10年落ち”マシンでラリージャパン表彰台「ことごとく壊れたけど、やってきてよかった」
ライバルもフェルスタッペンの選手権4連覇を祝福「すべて彼の力によるものだ」「彼の時代が来たことを裏付けている」
WRCタイトルまであと1歩届かず。トヨタとの激闘に敗れたヒョンデ「もっと上手くやる必要がある」タナク戦線離脱が大きな影響
「車線減少の手前で抜かされそうになり、負けじと加速したら鳴らされました。私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「どっちもどっち」「いちいち喧嘩売るなよ」の声も…実際法律では誰が悪いのか
なぜ? 10歳児童に「過失100%」判決! 信号無視でクルマに衝突事故で。 「子どもだからといって無責任ではない」声も!? 何があったのか
高すぎる「クルマの税金」が大変化? 「二重課税」や「ガソリン税」解消なるか! もはや“旧すぎる”「複雑な自動車税制」現状の課題は? 電動化の今こそ「変わるチャンス」か
一部改良アルファード/ヴェルファイア11月23日から受注再開!? だいぶがっかり!? 注目の廉価版アルファードXはHEVのみで510万円から!
新型「4ドア“GT”クーペ」初公開! 丸目4灯×6速MTのみの「現代版“ケンメリ”」!? レトロ顔の和製スポーツマシン「エムダブルファイブ」100台“限定”で発売へ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?