競技ドリフトで培ったノウハウでストリートのニーズに応える
FD3Sのあらゆる仕様に対応可能!
「鮮やかなライトブルーで塗装されたFD3Sブラザーズ!」アリーナの技術力を示す2台のデモカーにズームイン
サーキットアタックから競技ドリフトなど、様々なステージで実績を残しているアリーナ。特にFD3Sに関しては、代表の榎本さん自らのドライブでドリフトマッスルへ参戦していた経験から、ドリフトマシンのセットアップにも力を入れているという。
ここで紹介するデモカーは、競技用に仕上げられた本気仕様とストリート対応スペックということだが、それ以外でも幅広くチューニングのニーズを網羅できる体制を整えている。
まず競技用から。このFD3Sは代表の榎本氏がドリフトマッスル参戦用に開発したマシンで、ボディキットこそストリートバージョンと同様ながら、競技用に特化したチューニングが施されている。
切れ角アップを行いタイヤの可動領域が大幅に増えたため、その干渉対策としてタイヤハウスは大胆にカットしてサイクルフェンダー化。心臓部の13B-REWエンジンはTO4Zタービンをセットた400ps仕様だ。もちろん冷却系はVマウントで強化済み。
油圧サイドブレーキやロールケージといった装備も、競技ドリフトでの使用を想定したセットアップ。エアコンユニット一式や助手席なども取り外され、軽量化も図られている。
足回りは、HKSハイパーマックスMAX IV SPと共にRマジックの調整式アームやサトルワークスのショートナックルで切れ角を大幅にアップ。さらにロールセンターアダプターを装備し、サスペンションの可動を補正している。
ホイールはディープコンケイブのワークエモーションCR極を組み合わせ、スタイリングのアップデイトを行っている。タイヤはトーヨーのプロクセスR1Rだ。
一方、競技車両のノウハウを注ぎながらストリート用にセットしたのがこちら。エンジンは本体ノーマルのブーストアップレベルで、車高はどこでも気軽に流せるように高めのセッティングとなっている。
ワイドフェンダーをはじめボディキットはオリジンをフィッティング。競技用に仕上げられたマシンと同じ仕様で作られているのは、サスペンションやタイヤを共通のセッティングが行えるというメリットにも繋がる。
美しいボディカラーは、NAロードスター純正色をベースにオリジナルで調色したスペシャル。自社によるペイントだ。
熱対策に効果が高いクーリングボンネットはRE雨宮製をチョイス。走行風が当たりにくいドリフト用にはNACAダクトを追加することで、エアクリーナーへの導風性を高める工夫が施される。
また、チューニングだけでなく、中古車販売から板金塗装までオールマイティに対応できるのもアリーナの強み。実際にこの2台のボディも、板金塗装からデカール制作に至るまで全てを自社でコンプリート。ベース探しからチューニング、さらには補修に至るまで、完璧にサポートしてくれる体制は、これからセブンを手に入れたいというユーザーにとっても、心強いサービスを提供してくれるだろう。
●取材協力:タイヤプロショップアリーナ 愛知県津島市神守町字古道46番 TEL:0567-28-8830
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