「キャブレター」は精密パーツなんです!! 「オーバーフロー」とは？【バイク用語辞典】

長期保管時などは得に注意!!

　バイクにおけるオーバーフローとは、キャブレターからガソリンが溢れてしまうことです。

　キャブレターには底部にフロート室があり、ここに一定量のガソリンを溜めておき、アクセルワークによってガソリンを吐出するのですが、ホコリやゴミなどの異物が通路をふさぐことで、ガソリンが溢れてしまうことがあるのです。

　通常であれば、オーバーフローしたガソリンは専用の通路から排出されるようになっていますが、許容量を超えるガソリンがキャブレターに流れ込んでしまった場合、エンジン内に流れ込んでしまうこともあります。

　とくに長期保管されていた車両などはキャブレター内のガソリンが腐り、キャブレター各部を詰まらせたり、動作不良の原因となり、オーバーフローになりやすいため、注意が必要です。

Comments

[zuq********]

キャブレターの最大長所は自分で修理、調整が可能な事でしょうね。純正部品では無いですが50年以上古いバイクにも対応可能なメインジェットやニードルなどの部品が入手できるし、シンプルなだけに調整にはコツがいりますがそれも楽しみではあります。フューエルインジェクションやコンピューターでは部品が無くなったら終わりでしょう。ピストンが上下する事で負圧が発生しキャブレターのフロートチャンバーからガソリンを吸い上げ霧化してエンジンに送り圧縮、爆発、排気のサイクルを繰り返す、いかにも気化器を感じさせる造形も含めてキャブレターが好きです。

[DMP81Z_DW7]

キャブレターの個々の仕組みと構成するパーツはシンプルです。それらが集まって素晴らしい仕事をしています。
各々の仕組みを理解して、いじることで楽しめると思います。