6月9日、BMWはミドルクラスSUVの「X3」「X4」の一部改良モデルを発表した。
2017年に発表された現行型のX3は初代から数えて第3世代になる。2018年に追加されたX4は、X3とプラットフォームを共有するものの、リアエンドにむかってなだらかに傾斜するルーフのデザインを持つのが特徴だ。BMWでは、X3をSAV(スポーツアクティビティビークル)、X4をSAC(スポーツアクティビティクーペ)と呼び、当然のことながら、足まわりのセッティングなどに違いはある。
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今回の一部改良では、X3、X4ともに、外装の変更は小規模だ。フロントの「キドニー・グリル」はサイズが拡大され、前後の灯火類とバンパーまわりのデザインが新しくなった。ヘッドライトにはオプションで、最大650m先まで照らす「BMWレーザーライト」を選べるようになった。これはLEDライトの約2倍の照射距離に相当するそうだ。
PHV(プラグ・イン・ハイブリッド)モデルでは、フロント下部に“electrified by iのロゴが追加され、かつBMWのロゴは青いリング付きにして差別化を図った。ボディカラーは、X3に「スカイスクレイパー・グレー」を、X4に「ピエモンテ・レッド」などを新たに採用した。
内装は、シートやインパネ、センターコンソールまわりのデザインを現行「3シリーズ・セダン」や、プラットフォームを共有する「4シリーズ・クーペ 」などと同意匠に変更し、リアシート用エアコンを搭載した3ゾーン・クライメートシステムを標準で装備した。インパネ上部のインフォテインメント用モニターは、標準は10.25インチだが、オプションで12.3インチのものを選べる。
搭載するパワーユニットはX3とX4共通で、ガソリン、ディーゼル、そしてガソリンエンジンとモーターを組み合わせたPHV(プラグ・イン・ハイブリッド)の3つのタイプがあり、ガソリンおよびディーゼルは2.0リッター直列4気筒か3.0リッター直列6気筒で、すべてにターボと48Vマイルドハイブリッドシステムを装着する。
ガソリンの「X3/X4 xDrive20i」と「X3/X4 xDrive30i」には2.0リッター直列4気筒ガソリンターボ・エンジンを搭載し、前者は184ps/5000~6500rpmと300Nm/1350~4000rpmを、後者は245ps/5000~6500rpmと350Nm/1460~4800rpmを発揮する。「X3/X4 M40i」は、BMW M社がチューニングした3.0リッター直列6気筒ガソリンターボ・エンジンを搭載し、360ps/5200~6500rpmと500Nm/1900~5000rpmを発揮する。
ディーゼルの「X3/X4 xDrive20d」には2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボ・エンジンを搭載し、190ps/4000rpmと400Nm/1750~2500rpmを発揮する。「X3/X4 xDrive30d」と「X3/X4 M40d」には、3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボ・エンジンを搭載し、前者は286ps/4000rpmと650Nm/1500~2500rpmを、BMW M社がチューニングした後者は340ps/4400rpmと700Nm/1750~2250rpmを発揮する。
PHVの「X3/X4 xDrive30e」は、184ps/5000~6500rpmと300Nm/1350~4000rpmを発揮する2.0リッター直列4気筒ガソリンターボ・エンジンに、80kW/265Nmのモーターを組み合わせる。満充電時は電気のみで50km走行出来るという。
トランスミッションはX3/X4いずれも全車8ATのみ。
運転支援装備もアップデートされた。ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)や衝突被害軽減ブレーキは標準で、作動状況は10.25インチの液晶パネルを使った新デザインのフルデジタルメーターに表示される。新たに、純正ドライブレコーダーもオプションで選べるようになった。
新型X3/X4の日本導入時期は未定だ。
文・稲垣邦康(GQ)
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みんなのコメント
やっぱベンベは、こうありたいね。
地面に突き刺さる程の力強い巨大縦鼻こそが最新の洗練されたBMWのデザイン言語だ。
こんなヌルい鼻では偉大なるチャイナで全く売れないぞ!