F1第2戦中国GPを終えた段階で、F1パドックの関心事は早くもレッドブルのリアム・ローソンの去就に移り始めている。レーシングブルズの角田裕毅とシートを入れ替える可能性も取り沙汰されているが、このトピックについて元F1ドライバーのラルフ・シューマッハーが辛口のコメントを残した。
motorsport.comと姉妹誌のAutosportが報じたように、レッドブル陣営では開幕から苦戦が続いているローソンに猶予を与えるべきか、もしくは姉妹チーム・レーシングブルズの角田と早々に入れ替えるべきか検討が行なわれており、早ければ第3戦日本GPから角田がレッドブルのシートに収まる可能性があるという情報がある。
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角田にとってはレッドブル陣営のトップチーム昇格は悲願であり、中国GPの週末のインタビューでも、レッドブルのマシンに乗りたいという思いが「100%」であると話していた。しかしこれまでのレースキャリアで適応力の高さを見せてきたローソンがしばしばセッション最下位に沈んでしまうほどに、レッドブルのマシンはピーキーだと言われる。マックス・フェルスタッペンの歴代チームメイトが皆マシンに手を焼き、苦しい日々を送ってきたのは確かだ。
シューマッハーは、現在のレッドブルのセカンドシートは誰が乗ろうとも厳しい状況に変わりはないだろうとSky Germanyで語った。
ローソンがシート喪失の危機にあるのかについて、彼は次のように話した。
「もしそれがドクター(レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコ)の判断だけに任されているなら、すぐにでもそうなるだろう」
「しかし、今のレッドブルが決して良い状態ではないということは考慮しないといけない。新入りのドライバーは、現代F1で間違いなく最強のドライバー、しかもこのチームで何年もマシンを作り上げてきたドライバーと対峙しないといけない。だから誰を乗せたとしても、2、3レース後にはまた家に帰されることになると私は思う」
「だからこそ今の状況を維持して、まずはマシンの改良に集中する方が良いと勧めたいね。昨年だって、セルジオ・ペレスがシーズン序盤は良いパフォーマンスを見せていたのは、マシンの状態が良かったからだ。でも終盤にはマシンが扱いづらくなって苦戦していた」
シューマッハーは上記のような理由から、もし自分が角田のマネージャーであれば、レッドブル移籍は勧められないと述べた。
「私は誰にも(レッドブル移籍を)勧めない。もし私が角田のマネージャーだったら、そこに行くようには言わないね」
「というのも、現状はレーシングブルズの方が良いマシンであり、角田はそこで良い仕事をしているからだ。レッドブルへ移籍することは彼にとって何のメリットにもならない」
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みんなのコメント
悔いが残るのではモヤモヤが晴れないでしょうから。
ローソンと同じならそれはそれ。