三菱自動車は6月20日、1トンクラスのピックアップトラック『トライトン』をフルモデルチェンジし、7月26日にタイで世界初公開すると発表した。
一部地域では『L200』として販売されている『トライトン』は、優れた耐久性、堅牢性、走破性を備えるだけでなく、プライベートユースで求められる快適性や乗り心地の良さを実現したミツビシの世界戦略車だ。タイをはじめとするアセアン地域やオセアニア、中南米、中近東、アフリカなどのマーケットで好評を博している。
ミツビシ、次期トライトン『XRTコンセプト』発表。9年ぶり全面改良の新型でAXCR 2023参戦へ
そんなトライトンが、フルモデルチェンジを受けて6代目に進化。ボディサイズが一回り大型化したこのモデルでは、“BEAST MODE”をコンセプトに水平基調で力強いスタイリングが与えられ、フロントマスクには猛禽類を思わせる眼光鋭い表情のデイタイムランニングランプが採用されている。
また、ランプ下部には立体的な3連ヘッドライトが組み合わされており、これによって圧倒的な存在感と逞しさを感じさせるデザインに仕上げられた。
三菱自動車のデザイン本部長を務める渡辺誠二氏は次のように語った。
「新型『トライトン』のデザインコンセプトは“BEAST MODE(勇猛果敢)”。ピックアップトラックに求められるタフさや力強さに加え、三菱自動車らしい堅牢さを持ちながら俊敏さも併せ持つ堂々とした佇まいを表現しました」
「どんな冒険にも出かけたくなるような逞しく頼もしい新型トライトン、まもなく全貌をご覧いただくことができます。ご期待ください」
新車発表に先立ち、ミツビシは6月20日より新型トライトンのスペシャルサイト(https://www.mitsubishi-motors.com/en/products/triton/)を開設。車両開発シーンの一部や開発者からのメッセージを確認することが可能になっている。
なおミツビシは今年3月、新型トライトンのコンセプトカー『ミツビシXRT コンセプト』を発表した際、8月13~19日にタイとラオスで開催されるAXCRアジアクロスカントリーラリー2023に、新型トライトンの“T1仕様”改造クロスカントリー車両で参戦する計画を明かしている。7月26日(水)のワールドプレミアもさることながら、AXCR連覇を目指す“チーム三菱ラリーアート”による参戦プログラムの続報も気になるところだ。
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