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ボルボのステーションワゴン「V60」に48Vハイブリッドを導入、全モデルが電動化に

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ボルボのステーションワゴン「V60」に48Vハイブリッドを導入、全モデルが電動化に

ボルボ・カー・ジャパンは、プレミアム・ミッドサイズステーションワゴンV60の装備を一部変更するとともに、パワートレーンに48Vハイブリッドを導入することで全車電動化を図り発売した。主な特徴次のとおり。
※全車電動化とは、内燃機関のみを搭載した車両はなくなり、全てのモデルがプラグインハイブリッド車、または48Vハイブリッド車になること。

パワートレーンは従来の「T5」パワートレーンに代わり、新たに48Vハイブリッドモデル「B5」を採用し、エントリーパワートレーンとして「B4」を追加した。

車検不要の250ccクラスでもスーパースポーツの呼び名が似合う、ホンダ「CBR250RR」

また、プラグインハイブリッドモデル「Recharge Plug-in hybrid T6」を設定したことにより、V60は全て電動化された。

48Vハイブリッドパワートレーン「B4」「B5」

ISGM(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター・モジュール)による回生ブレーキで発電した電力を48Vリチウムイオンバッテリーに蓄電し、エンジンの始動や動力補助を行うハイブリッドシステムを搭載した。

ISGMはバッテリーモジュールへの充電、エンジンの始動、車両出力補助ならびに制動に使用される。また、スターターモーターに代わりISGMによりエンジンの始動を行い、アイドリングストップ後の再始動時におけるノイズやバイブレーションの大幅な低減と、より上質感のある走行性能を実現させた。

また、約90%ものパーツが新設計された新世代パワートレーンDrive-E (ドライブイー)の 第3世代となる4気筒2L ガソリンエンジンを搭載している。

ボルボ独自の設計思想により、優れた効率性と環境性能、コンパクトなデザインを実現しており、新世代ボディ構造とともに、高いレベルの衝突安全性能も考慮。

シリンダーの表面処理の改良など、エンジン内部の摩擦 (フリクション) 低減を図るとともに、気筒休止システムを導入したことで、一定条件を満たした状態での2気筒走行が可能となり、エンジンの運転効率が向上したことで燃費を向上することができた。

プラグインハイブリッドモデル 「Recharge Plug-in hybrid T6」

Recharge Plug-in hybrid T6 AWDは、ボルボの中大型車向けプラットフォームSPAのプラグインハイブリッドモデル。

新しいプロダクトラインとなるRecharge (リチャージ)は、「外部充電可能」という意味から今後導入される電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車の呼称として使用され、電動化を推進するボルボ・カーズを象徴する位置付けとなる。

186kW(253ps) / 350Nm(35.7kgm)を発生するDrive-E2.0リッター4気筒スーパーチャージャー付き直噴ターボエンジンと240Nmを発揮する電気モーターをリアに配置。

通常の「Hybridモード」をはじめ電動モーターだけで駆動する「Pureモード」ではEV走行のみによるゼロエミッション走行が可能で、プラグインレンジは48.2kmとなっている。また、エンジンとモーター2つのパワーソースを最大限に活用する「Powerモード」も選択することが可能だ。

エントリーグレードとして「B4 Momentum」を設定

T5 MomentumからB4 Momentumにエントリーレベルのパワートレーンを変更した。併せて仕様装備の変更を行い「キーレスエントリー」、「運転席8ウェイパワーシート(運転席ドアミラー連動メモリー機構付)」、「パワーテールゲート(ハンズフリー・オープニング/クロージング機構付)」、「ドアハンドル(ボディ同色、グラウンドライト付)」を標準装備とし、B4パワートレーン搭載で499万円という価格を実現した。

Recharge Plug-in hybridに、戦略的な価格設定を実現する「Inscription Expression」グレードを新設定

新たに設定された「Inscription Expression」は、プラグインハイブリットモデルのエントリーグレードとして追加設定された。装備レベルを見直し、「Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription」と比較して求めやすい価格を実現したモデルとなり、Recharge Plug-in hybridに、より求めやすい価格を実現した。

R-Designを新設定

R-Designは「洗練さ(Refinement)」の「R」を軸とした専用装備と、スポーツサスペンションによる洗練された走りによる、通常モデルと差別化したグレード。

グロッシーブラック仕上げのアクセントや18インチ専用アルミホイールをはじめ、専用オープングリッドテキスタイル / ファインナッパレザー・コンビネーション・スポーツシート、や、本革/シルクメタル・スポーツステアリングホイール等を装備したモデル。

装備レベルの一部変更を実施

「CleanZone – アドバンスト・エア・クオリティ・システム(PM2.5センサー、車内自動換気機能付)」が採用された。

車内から微粒子状物質を除去することでPM 2.5粒子を最大95%車外排出することが可能となり、これにより車内のエアクオリティが最適化され、大気汚染や微粒子による健康への悪影響を抑制。

併せて「ワイヤレス・スマートフォン・チャージ」が標準装備された(Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription除く)。

また、オプションのB&Wプレミアムサウンド・オーディオシステムがアップグレードされ、音場再現性が更に向上し、新たに“Jazz Club”モードが追加採用された。

180km/h最高速度制限およびケア・キーの導入

今回新たに、180km/hの最高速度制限とケア・キー(搭載されるキー2本のうち1本がケア・キーとなります)を導入。

ボルボでは、新しいボルボ車に搭乗中における死亡者または重傷者をゼロにすることを目指している。しかしながら、技術面だけでは死亡者や重傷者をゼロにできないことを認識しており、今後、ドライバーの行動面にも焦点を当ていく。

その中で自動車の速度超過が死亡重症事故の大きな原因の一つであることから、すべてのボルボ車の最高速度を時速180キロに制限した。

また、ケア・キーを使用することにより、運転免許を取得したばかりの10代の若者など運転経験の浅い人や、高齢者が運転する際、また他人に貸し出す際などに、予めクルマの最高速度を任意のより低い速度に制限しておくことができる。

速度制限およびケア・キーはどちらもドライバーのより適切な行動をサポートすることで交通事故による死者、重傷者をゼロにすることを目指した取り組みによるものだ。

充実の先進安全および運転支援機能を全車標準装備

クルマ、人、サイクリストが混在する複雑な交通環境において、事故を未然に防ぐためにクルマにできる最善の対策として、先進の安全・運転支援機能「対向車対応機能」や「歩行者・サイクリスト検知機能」、「インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)」などを備える「City Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキ・システム)」をはじめ、「全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」、「パイロット・アシスト(車線維持支援機能)」、「ステアリングアシスト付BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)」、「衝突回避・被害軽減ブレーキ機能付CTA(クロス・トラフィック・アラート)」、「ランオフロード・ミティゲーション(道路逸脱回避機能)」、「オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)」などを全車に標準装備している。

ボルボ「V60」関連情報:https://www.volvocars.com/jp/cars/new-models/v60

構成/DIME編集部

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