2ドアグランドツアラーの頂点に立つ究極のバージョン
ベントレーのコンチネンタルシリーズに2ドアグランドツアラーの頂点に立つ究極のバージョン「コンチネンタルGTマリナー」が新たに加わった。
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GTマリナーW12は、W12エンジンとGTスピードと共通のシャシーに改良を加え、これまでで最もパワフルで、最も速く、最もダイナミックで、最もラグジュアリーなコンチネンタルGTとなった。
新型GTマリナーW12は、スピードのパフォーマンスとダイナミズム、先日発表されたアズールの快適性、そしてマリナーのハンドクラフトマンシップとセンスが融合。あらゆる分野のベストを結集した究極のコンチネンタルGTとして誕生した。
そのエクステリアは、コンチネンタルGTマリナーを他のモデルとは一線を画すデザインが採用されている。フロントでは、新しい「ダブルダイヤモンド」のマトリックスグリルが特徴的なスタイルを際立たせ、同じシルバーとブラックのデザインでマリナーのブランディングが施されたフロントフェンダーベントがそれを補完している。
これらの装備はすべて、明るいクローム仕上げ、またはより現代的なグロスブラックのマリナー・ブラックライン仕様のいずれかを選択することができる。
そして、マリナー独自の22インチホイールのデザインには、ベントレーの「B」が常に垂直に保たれるよう、セルフレベリングバッジが採用されている。
また、どのドアを開ける際にもマリナーだけのデザインを目にすることができ、サテン・シルバーまたはブラックのミラー・キャップの下にはマリナー・ウェルカム・ランプがつき、照明付きアウター・ドアシルには「Mulliner」のテキストが入っている。
GTのラインナップは、それぞれ異なる特徴を持つ様々なモデルがある。アズールは、快適性と乗り心地を重視するオーナーのためのモデルで、V8エンジンを搭載した新しいGT Sは、ドライビングの楽しさに集中したいオーナーのためのモデル。そして、これらすべての上に位置するのがマリナーとなる。
新型GTマリナーW12は、今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに出展され、新型Sシリーズの3台とともに丘を駆け上がります。これらの現代的な市販車両に加え、ブロワーコンティニュエーション・シリーズの第1号車であるブロワー・カー・ゼロがヒルクライムに登場する予定となっている。
物理学の常識を覆すパフォーマンス
コンチネンタルGTマリナーW12は、ベントレーの名高い6.0リッターW12 TSIエンジンの改良型を搭載し、標準モデルのW12エンジンより24PS高い最高出力659PSと、最大トルク900Nmという非常に高いトルクを発揮。
さらに、卓越したハンドリングにより、最高速335km/h、0-100km/h加速3.6秒と、0.1秒の短縮を達成。4つのシャシー技術の組み合わせにより、マリナーの新型車は俊敏性、パフォーマンス、乗り心地を新たなレベルにまで引き上げた。
またベントレーダイナミックライドとアダプティブダンピング付き3チャンバーアクティブエアサスペンションは、車のバランスに重要な役割を果たし、堅固な土台となっている。 オプションの新開発カーボンセラミックブレーキ、可変エレクトロニックスタビリティコントロール、オールホイールステアリング、エレクトロニックリミテッドスリップディファレンシャルが俊敏性と性能をさらに強化している。
新しいシステムを組み合わせることで、車は先進性と安全性を感じさせながらも、ダイナミックであるべきだというベントレーの哲学が実現されている。BENTLEYモードとCOMFORTモードではこの哲学を実現するために、全体のグリップをフロントとリアのホイール間でバランスさせ、SPORTモードではすべての走行シーンでよりリアに偏ったトルク配分を行なうように調整されている。
豊かなコントロールと快適性を提供
大陸を横断する場合でも、峠を越える場合でも、ベントレーのアダプティブダンピング付き3チャンバーアクティブエアサスペンションとベントレーダイナミックライドは、豊かなコントロールと快適性を提供する。48Vアクティブアンチロールコントロールシステムは、もともとベンテイガと第3世代のコンチネンタルGTで採用されたものだが、システム導入以来の経験によって、さらにチューニングが施されている。
この革新的なシステムは、各アンチロールバーに強力な電気モーターを搭載し、ボディのロールに対抗。最も強く設定した場合、モーターは0.3秒で最大トルク1300Nmを発揮し、コーナリングフォースを打ち消し、車体を水平に保つ。
ダイナミックな走行性能
またエレクトロニック・オールホイール・ステアリングは、各ドライビングモードでコンチネンタルGTマリナーW12のダイナミックな性質を強化。SPORTモードではさらにこの効果が顕著に現れ、ステアリングがベントレーダイナミックライドおよびエレクトロニックリミテッドスリップディファレンシャルと組み合わされ、リアホイールに最大4°のステアリングロックをかけて、俊敏性を実現している。
さらに低速から中速では、GTマリナーの後輪は前輪と逆方向に操舵され、素早い方向転換が可能で軽快感が増している。ステアリングはよりシャープでクイックなレシオになり、それに比例してステアリングフィールも向上し、ドライバーにさらなる安心感を与える。なお高速走行時には、後輪が前輪と同じ方向に操舵され、安定性を向上させる。
eLSDは、リアアクスル全体に真のアクティブトルクベクタリングを可能にし、さらにブレーキシステムによるトルクベクタリングで微調整を行なう。これらの技術により、ターンインが改善され、コーナー出口で例外的なトラクションが得られる。もちろん、腕に覚えのあるドライバーはスリップアングルを誘発し、スロットル操作で車のバランスを取ることが可能。
比類なきラグジュアリーと細部へのこだわり
このコンチネンタルGTマリナーのキャビンは、ラグジュアリーで、マリナーならではの選択肢とカスタマイズのレベルの高さを示している。このクルマだけのユニークなカラー・スプリットには、プライマリーハイドとセカンダリーハイドの新しい組み合わせに、流れるようなデザインラインを通してサードカラーが加わっている。
マリナーが提案する8種類の3色の組み合わせは、ベントレーのハイドとスレッドのパレットを使用し、キャビン全体に印象的でありながらエレガントなコントラストを生み出している。もちろん、オーナー自身でカラーを選ぶこともでき、ベントレーの他のハイドカラー、パネル、ステッチの中からキャビンのカラーとマテリアルを指定することもできる。
さらにマリナードライビングスペシフィケーションが標準装備され、シート、ドアトリム、リアクォーターパネルに「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」のキルティングが施され、ダイヤモンドのデザインにコントラストとアクセントのステッチが施されている。
このキルティングを車内に施すには、約40万針ものステッチが必要で、1つのダイヤモンドには712個のステッチが含まれ、その1つひとつがダイヤモンドの中心を指すように正確に並んでいる。この刺繍の工程を開発するだけでも18ヵ月を要した。
またシートにはマリナーのロゴが刺繍されている。フロアマットはインテリアの他のカラーテーマに合わせてマイクロパイピングで縁取られ、クロームのベントレーの「B」を象ったリテンションキャップは、コンチネンタルGTマリナーを特徴づける細かなディテールの一例となっている。
なお、キャビンのルーフは全長にわたってインデントハイドで縁取られ、固定式ガラスルーフを選択した場合は、シートバックと同じスムースハイドで縁取られる。
そして、センターコンソールは、精密な機械加工によって完璧なファセット・パターンを形成する独自のダイヤモンド・ミルド・テクニカル・フィニッシュで覆われ、その両側にはクローム・オーバーレイ付きのグランドブラック・ウォールナット・パネルが配置されている。コンソールの中央にはブライトリングの時計が置かれ、助手席側のフェイシアにはクルマのエクステリアプロファイルのシルエットとマリナーのロゴがあしらわれている。またドアへと続くパネルは、控えめなベントレーの「B」モチーフで仕上げられている。
ブライトリングの時計のブラッシュメタル仕上げは、ドライバーのために物理的な世界からデジタルへと受け継がれ、LEDメインメータークラスターのメインメーターには、興味深いスキューモーフィックデザインとデジタルテクスチャの適用によってバーチャルダイヤルが本物の金属のように見える独特のデザインが施されている。
コンチネンタルGTマリナーW12は、まさにクラフトマンシップとパフォーマンスの究極の組み合わせといえるだろう。クーペとコンバーチブルの両方が用意されたこの車は、世界最高のグランドツアラーを作るというベントレーの真髄を示す最高峰のクルマ。マリナーモデルの豪華さと快適さに加え、V8エンジンの個性を求める方には、コンチネンタルGTマリナーV8も用意されている。
関連情報
https://www.bentleymotors.jp/
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
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