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「第二世代GT-Rに昂ぶる!」色褪せることのないRB26チューンの魅力【BNR34編】

掲載 更新 27
「第二世代GT-Rに昂ぶる!」色褪せることのないRB26チューンの魅力【BNR34編】

デビューから30年、第二世代GT-Rは未だチューニングによって進化し続けている。 ここでは、RB26を愛してやまないチューナー達の熱意が注ぎこまれたGT-Rを型式ごとに紹介していく。 BCNR33編に続く第二弾は、BNR34編だ。

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「第二世代GT-Rに昂ぶる!」色褪せることのないRB26チューンの魅力【BNR34編】

BNR34 tuned by MCR

筑波1分、ゼロヨン10秒前半、最高速300km/h!

異なるステージにそれぞれ具体的な目標を掲げ、全てを満たせるRB26チューンを目指してきたMCR。試行錯誤を重ねた末に小林代表が辿り着いたのは、2.8L+Vカム+GT-RSという仕様だった。

まずエンジン本体。腰下は強度に優れるニスモGTブロックをベースに、HKS 2.8Lキットステップ3を組んで排気量アップ。ヘッドは、ポート研磨や燃焼室加工&容積合わせなどに加え、バルブガイドの冷却性を高めるため、水穴加工も施される。そこに装着されるのはIN側HKS Vカムシステム、EX側ステップ1カムだ。

また、エアクリーナーボックスは純正を使用。小林代表いわく「色々と試したけど、純正エアクリボックスってすごくデキが良くてさ。ポン付けタービン仕様なら、これで全く問題ない…というか、ベストな組み合わせだと思うよ」とのこと。

吸気系では、容量アップと各シリンダーへの均等な吸気を実現するニスモ製コレクタータンクに交換。また、燃料系はニスモ強化ポンプ&600ccインジェクターで大容量化が図られている。

タービンはHKS GT-RSで、排気量アップやVカムとの相乗効果により、低中回転域におけるトルク特性とレスポンスを劇的に改善。それは、上まで回さないと元気が出てこないノーマルとは、まるで異なるフィーリングだ。

スペックは、最大ブースト圧1.6キロ時に625.1ps/7000rpm、74.2kgm/5400rpmを発揮。この仕様はどこから踏んでも即、強力な加速体勢に移れる柔軟性と実質的な速さを実現している。ちなみにEXマニはNA用で、熱による縮みを防ぐため独自に対策。8500rpmをリミットとした高回転を多用する走りでも、トラブルの発生を極力抑えているのだ。

足回りはジールファンクションベースのMCRオリジナルを装着。スプリングはフロント12kg/mm、リヤ10kg/mmが組まれる。セッティングの幅が広く、ストリートからサーキットでのタイムアタックまで対応する。

ブレーキは、フロントにエンドレスモノブロック6ポットキャリパー+370mmローター、リヤにブレンボ4ポットキャリパー+355mmローターがセットされる。

インパネ周りでは、マルチファンクションディスプレイをキャンセルして、車両の各種情報はデフィスーパースポーツクラスターで一括管理している点に注目。助手席のグローブボックス内にはブーストコントローラーやバルコン操作ユニットなどがインストールされている。

これらのチューニングによって、筑波1分フラット、ゼロヨン10秒前半、最高速300km/hを達成。ステージ問わずの速さを見せつける、まさに最強のオールラウンダーだ。

●取材協力:MCR 千葉県柏市大青田713-2 TEL:04-7199-2845

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BNR34 tuned by ATTKD

湧き上がる大トルク! ストリート仕様で筑波58秒台を記録

「ストリートを速く、快適に走れるクルマこそサーキットで速い」。それが、ツカダのチューニングカーに対する基本的な考え方であり、オリジナルパーツの開発やマシンメイクを進めていく上でのテーマでもある。

このBNR34は当時、ストリートラジアル装着車としては驚異的な筑波58秒台を叩き出したツカダの元デモカーだ。

エンジンは、鍛造ピストン、H断面コンロッド、クランクシャフトで構成されるHKS 2.8Lキットを組んで排気量アップ。ARCインタークーラーとHKSパイピングで吸気系の容量アップが図られる。

カムはIN側にHKS VカムシステムATTKD改、EX側にHKSステップ2カムをセット。高回転域での伸びをスポイルすることなく、低中回転域のトルクを稼ぎ出す。また、燃料系はニスモ強化ポンプにPWR800ccインジェクターという組み合わせ。制御系は言うまでもなく、ツカダが得意とするATTKD Vプロエアフロレスシステムだ。

そんなエンジンに組み合わされるタービンは、HKSのGT2530。拡大された排気量とVカムがまず低中速域のトルクを大幅に高め、タービン特性から高回転域でのパワー感も十分だ。併せて、排気系もタービンアウトレットからフロントパイプ、美響チタンマフラーにいたるまで、ATTKDオリジナルで固められている。

ストラットタワーをはじめ、全身にくまなくスポット溶接増しを行うことでボディ剛性を確保。「部分的には純正パネルを2枚重ねて溶接。それで剛性アップを図ることもあるよ」と塚田店長。

足回りは、ストリートからサーキットまでの実走テストを繰り返して完成させたATTKDオリジナル車高調“仙脚”。フロント12kg/mm、リヤ14kg/mmのスプリングが組まれる。

スペシャルなパーツを使うことなく、市販品の組み合わせだけで十分なスペックを手に入れることができる。このBNR34は、それを証明しているのだ。

●取材協力:オーテックツカダ 長野県長野市大豆島5862-1 TEL:026-221-3086

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みんなのコメント

27件
  • R34スカイラインは、全てのグレートが元々タマが少ないから、今乗っている人は大事に乗って欲しいね。
  • 高すぎて買えない。新車の何倍だ?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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