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いま自動車保険は「特約」で選ぶ時代! 注目必至の「特約」10選とその中身

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いま自動車保険は「特約」で選ぶ時代! 注目必至の「特約」10選とその中身

 事故によって起こる不利益をカバーしてくれる心強いものも

 実質、どこで入っても同じ内容という一律だったころから一転して、各保険会社は自動車保険の内容で競い合っている。保険料はもちろん、ロードサービスの内容や支払いのスピードなど多岐に渡るが、特約についてもユニークなものが続々と登場していて、少額をプラスするだけで、万が一により幅広く備えることができるようになっている。

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 特約とは、基本となる対人や対物などとは別に用意されているいわばオプション。そのため、自分のライフスタイルやクルマの使い方に合わせて選べばいいし、選ばなくても基本的には困ることはない。ただ、数百円程度のプラスで入れるものもあり、お得により高い安心感が得られるのも事実で、使用しても等級は変わらないことも多い。この部分を保険会社が差別化という点で競い合っている。

 最近では完全に相手が悪い場合に使える弁護士費用特約への加入が増えている。いわゆる過失割合が10対0の場合、保険会社は示談交渉をすることができないため、自分でやる以外では弁護士を立てるしかなく、この費用を弁護士費用特約ではカバーしてくれる。自転車の無謀運転による被害でも使えるなど、とくに入っておきたい特約でもある。そのほか、コロナ禍で増えている原付(125cc以下)を5台までカバーするファミリーバイク特約も人気だ。

 そのほか、ユニークなものを探してみるとけっこうあって、保険選びの基準にもなる特約がけっこうある。

 1)新車買替特約

 契約している新車が大破して廃車になった場合、新車を改めて買う費用を補償してくれる。

 2)事故時レンタカー費用特約

 事故に遭った際、修理時の代車代は相手の保険などでカバーされることが多いが、費用に制限があって、実際は古い中古車だったりすることが多い。この特約に入っておけば、自分の好きな車種を選ぶことができる。

 3)車内身の回り品特約

 車内にある荷物が事故で破損したり、盗難された場合に補償してくれるもの。車両保険はクルマそのものが対象なので、荷物をいつもたくさん積んでいる場合は安心となる。

 4)個人賠償責任特約

 クルマでの事故以外で、相手を怪我させたり、モノを壊してしまった場合に補償してくれる。ユニークなところではマンションでの階下への水漏れ損害も対象となる。自転車を運転していて、事故を起こしても相手方への補償はカバーされるので、全国で進む自転車の保険加入義務化にも対応が可能だ。自転車の保険は単体で入るとけっこうな保険料になるので、特約に入ったほうがお得になる。

 クルマとは直接関係のないものにも使える特約も存在する!

 5)自転車傷害特約

 自転車だけに絞った特約もある。ただ、相手の怪我などは補償されない場合もあるので、上記の個人賠償責任特約とセットで入るのがベストだ。

 6)おりても傷害特約

 クルマが直接関係ないものも登場している。クルマを降りてからの怪我や物品の破損を補償してくれる。スポーツで怪我したり、バーベキューで火傷したなども対象となる。傷害特約と呼んでいる保険会社もある。

 7)地震等による車両全損一時金特約

 本来は天変地異によるクルマの損害は対象とならないが、この特約を付けておけば保障されるようになる。

 8)他車運転危険補償特約

 他人のクルマを借りて運転して事故を起こした場合、年齢などの条件によってカバーされないことがあるし、されても他人の保険を使うのは気が引けることもある。この特約に入っていれば、自分が加入の保険条件で補償が受けられる。

 9)運転者限定特約

 保険料を抑えることができるのがこちら。本人や配偶者など、年齢条件に加えて運転する人をさらに絞ることで保険料を安くすることができる。

 10)ドライブレコーダー特約

 保険会社から支給されるドライブレコーダーをわずかな費用で装着できるというもの。事故を起こしても、自動でデータは保険会社に行くのでやりとりの面倒がないのもメリットだ。

 以上、ユニークな特約を上げてみたが、ほかにもいろいろとあるし、今後も増えていくだろう。ただ、個々に見るととてもお得で魅力的なのだが、闇雲に入ればいいというものでもないので、しっかりと吟味したほうがいい。保険会社によって用意されている特約は異なるのも注意したいポイントだ。

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みんなのコメント

1件
  • こうやって、素人が知ったかぶりで、自由に他人に物事を「教えてやる」と言わんばかりの記事を載せることができるのはどうかと思う。

    この記事は間違いだらけである。
    また、特約と言っても、単なる「おまけ」「お好きにどうぞ」というものと、基本補償やサービス面で必然的に生じる欠如を補う「付帯必須」のものがある点に考えが及んでいない。

    知らない人も多いが、保険は誰でも勝手に取り扱って良いものではなく、代理店に所属し、試験を受けて資格を取得し、内閣総理大臣に届け出が済んでいないと契約募集できない。

    募集人や代理店の責任は重く、違法行為はもちろん、重大な誤りを犯しても処分される。
    他人に教えるのは、より高度の資格を取得し、多くの実務経験を積み、高い見識を身につけた者だけが許される。

    万が一、この寄稿者が資格保有者だとしたら、恥を知るべきだ。他人に講釈を垂れるレベルにない。一から勉強し直し!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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