新型N-BOXの進化度チェック！《エクステリア》

車種別・最新情報 [2023.11.30 UP]


新型N-BOXの進化度チェック！《エクステリア》

HONDA 新型N-BOX 公道試乗＆新旧比較
《日本一売れるクルマの進化度チェック》

国内販売台数トップに君臨する大ベストセラーがフルモデルチェンジを敢行し、3代目となった。モデル末期の販売低迷から起死回生……などではなく、販売トップのままで新型への切り替えとなる。大人気モデルはどこを守ってどこを変えたのか、リアルワールドで判定だ！

●文：川島茂夫　●写真：奥隅圭之


HONDA 新型N-BOX

●発売日：10月6日　●価格：164万8900～236万2800円
　従来型の2代目が大ヒットとなった軽スーパーハイトワゴン。使い勝手と走行性能を刷新し、最新の先進安全＆運転支援機能を標準装備して登場するや、一気にトップセールスを記録。10月の新型登場直前、9月の販売台数も国内No.1という怪物だ。3代目となる新型はデザインを見直すとともにコネクト機能をはじめとする最新アイテムを採用した。


《新型N-BOX新旧比較 エクステリア》
フォミリー＆レジャーの
コンセプトを体現
　軽規格最大の全長と全幅に約1.8mの全高。始祖とも言える初代タント以来、スーパーハイト系の基本パッケージングは大きく変わっていない。N-BOXも例外ではなく、車体寸法諸元はホイールベースも含めて従来型を踏襲している。4WD車はFF車よりも全高が25mm高いが、4WD化に伴う床下設計の変更によるものでキャビン寸法に変わりはない。
　スーパーハイト系では高めのベルトラインなどN-BOXらしさを感じさせるプロポーションだが、見た目の印象は以前よりも優しげになった。とくに標準系はシンプルでキュートな雰囲気で、いい意味でエコ時代の生活感がある。
　一方、カスタム系はN-BOXらしい骨太感を強調したフロントマスク。ヘッドランプ、ラジエターグリル等の存在感を強めた機能感が印象的。レジャー等で使う機能的な道具のような雰囲気がある。
　標準系がファミリー、カスタム系がレジャー向けと明確に分類されているわけでもないが、開発コンセプトがファミリー&レジャー適性にあることが、両系統のフロントマスクに象徴されている。なお、標準系とカスタム系ではパワートレーンの設定が異なり、カスタム系がレジャー志向が強い。


《標準系》

左＝【新】／右＝【旧】

左＝【新】／右＝【旧】

左＝【新】／右＝【旧】

軽自動車の寸法で空間効率を追求すれば同様のフォルムに集約されるのは当然。N-BOXの新旧を見比べてもシルエットには変わりがなく、フロントマスクやサイドのグラスエリア、リヤのガーニッシュなどの違いで新味を演出。また、ボディパネルはキャラクターラインのエッジ感を弱めた滑らかな造形となっている。

《カスタム》

【新】

【新】

【旧】

カスタムはホンダ初となるダイレクトプロジェクション式LEDヘッドランプを採用。旧型とくらべて吊り目&メッキのワル感が薄まり、より上級感を演出する方向となった。

純正アクセサリーも万全だ

ホンダアクセスや無限が多様なアクセサリーを展開（写真はホンダアクセスのデモ車）。ドレスアップだけでなく、人気のフロントサンシェードなど機能パーツも揃う。