■100馬力アップで得られる別世界のスピード!
ドイツ最大級のディーラー・ネットワークによる資金力を背景に、BMWのみならず、MINI、ランドローバー等々のチューニングで高い知名度を誇るACシュニッツァー。
【画像】ACシュニッツァーの最新作「M8グランクーペ」のエアロパーツをチェック(23枚)
そのACシュニッツァーから、クーペ(F92)、コンバーチブル(F91)、そしてグランクーペ(F93)のバリエーションが出揃うBMW「M8」のチューニング・プログラムが発表された。
M8は、いわばBMWのラインナップの頂点を極めるモデルだ。搭載される4.4リッターV型8気筒ツインパワー・ターボ・エンジンの最高出力&最大トルクは、スタンダードモデルでも600ps & 750Nmである。
高性能仕様のコンペティションでは625ps & 750Nmと驚異的な数値だが、ACシュニッツァーはそれを、さらなる高みへと導くことを目的に、今回まずグランクーペから新作を公開してきた。
新たに装着されたACシュニッツァーのエアロパーツは、フロントスプリッター、カーボン製のサイドスカート、グランクーペ専用となる2ピース構造のリアスポイラー、そしてACシュニッツァーのエンブレムなど。
クーペではほかにカーボン製のリアスポイラーやリアウイングが用意されているが、後者はドイツ国内においては公道走行には使用することができないという。
タイヤはフロントが275/30R21、リアが285/30R21サイズで、組み合わせられせられるホイールは、軽量鍛造アルミホイールの「AC3 Evo」のほかに、「AC3 フローフォーミング・ホイール・バイカラー」が2タイプ、さらに「タイプ3」といった、ACシュニッツァーのファンにはお馴染みのデザインを踏襲した「AC1」などのラインナップが出揃う。
インテリアはアルミニウム製のパドル・セット、ペダル・セット、フット・レスト、そしてセンターコンソールのカップホルダーに装着するキー・ホルダーなど、こちらもお馴染みのアイテムでドレスアップすることが可能。日本ではこれらのアクセサリーはこれまでもかなりの人気を得ていただけに、見逃せないアイテムだ。
注目のエンジン・チューニングは、ACシュニッツァー独自のECUを使用したものとなる。スタンダードモデルのM8では、100ps & 100Nmアップとなる700ps & 850Nmにチューンナップする。
またコンペティションでは、95ps & 100Nmプラスの720ps & 850Nmへとチューンナップできる。
究極のMをさらに魅力的な存在へといち早く導いたACシュニッツァー。BMWチューニングの世界におけるトップ・ブランドとしての地位は、どうやらこれからも変わることはなさそうだ。
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