コンパクトなボディで狭い道で運転しやすく、そして人も荷物を十分に運べる。そんな”ちょうどいい”サイズのクルマがCセグメント、そしてBセグメントと呼ばれるクルマだ。特にヨーロッパ車には合理的で走りも良く、そして美しいデザインのコンパクトカーがたくさんある。今の旬なCセグメント&Bセグメントの輸入車を紹介しよう。
クルマの大きさを表す時に使う“セグメント”という言葉を聞いたことがありますか? 最も小さいサイズがAセグメント、B、Cといくにつれてボディサイズが大きくなっていきます。Cセグメントは全長が大体4200~4500mmサイズで、代表的なクルマはフォルクスワーゲン・ゴルフ。言わずと知れた輸入車のベストセラーです。Bセグメントは全長およそ3800~4200mmのクルマでゴルフの弟分となるポロがそうです。大体CセグメントとBセグメントのクルマはこのゴルフのように5ドアハッチバックというスタイルが多いですね。
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確かにゴルフはいいクルマですが、もう少し違った選択肢はないのでしょうか? ここでは、今注目の輸入C&Bセグメントハッチバックをセレクトしてみましょう。
まずはCセグメントのボルボXC40です。ボルボV40をベースに仕立てられたSUVですが、車高がアップされているだけでなくデザインも完全に別モノ。スタイリッシュなボディは存在感タップリで、縦型の大型モニターを備えたインテリアもオシャレです。
全長は4425mm、全幅1875mm、全高1660mmで、エンジンは2.0ℓ直4ガソリンターボで、192ps/300Nmと252ps/350Nmの2種類。AWDも用意されており、価格は389万円から559万円です。
次はシトロエンC3。フランス車は個性的なデザインのクルマが多いですが、C3はその中でもより人目を引くデザインで、一度見たら忘れられないほどのインパクトです。バンパーに独立して埋め込まれたヘッドライト、グリルと一体化したデイタイムライト、2トーンのカラーリングなど、ドイツ車では考えられないポップな雰囲気で、ドライブも楽しくなることでしょう。特にボディサイドに装着された板チョコのようなエアバンプはデザイン上のアクセントになっているだけでなく、これ自体がクッション性を持っているので軽い接触でボディが傷つくのを防いでくれるという実用上の効果もあります。
このC3は全長が3996mm、全幅1829mm 、全高1474mmで運転に慣れない人でも扱いやすいサイズ。エンジンは1.2ℓ 3気筒ターボで、80ps/205Nmを発揮します。価格は219万円から252万円です。
最後にこれから日本に上陸予定の魅力的なCセグメントカーを紹介しましょう。それはメルセデス・ベンツAクラスです。メルセデスブランドの中で最もコンパクトなAクラスの新型が今年の2月に本国で発表されました。シャープなヘッドライトでより大人っぽい印象の新型は、ホイールベースを30mm伸ばすなど居住性もアップ。大型ディスプレイを配置したインテリアも一気に先進的なスタイルとなっていて、インフォテイメントシステムのMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)は最先端のバージョンが搭載されています。エンジンはガソリン(1.4ℓ/2.0ℓ)とディーゼル(1.5ℓ)共に新開発となるなど、走りの性能も大きく向上しているのです。
ボディサイズは全長4419mm、全幅1796mm 、全高1440mmで、全体にスマートなフォルムが特徴です。
おそらく秋口には日本でもデビューすると予想される新型Aクラス。輸入コンパクトカーの購入を考えている人は、もう少し待ったほうがいいかもしれません。
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