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メルセデス・ベンツがEQテクノロジーを備えた新型GLCを発表。いよいよGLCもBEVに!?

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メルセデス・ベンツがEQテクノロジーを備えた新型GLCを発表。いよいよGLCもBEVに!?

2025年9月8日(ドイツ現地時間)、メルセデス・ベンツはミドルサイズSUVの「GLC」の新型を発表。同日からミュンヘンで開催される「IAAモビリティ 2025」で世界初公開する。

インテリアには39.1インチの大型スクリーンも採用
ミドルサイズSUVのGLCは、2024年に日本でいちばん売れたメルセデス・ベンツだった。日本だけでなく、世界中でメルセデス・ベンツのベストセラーの地位を獲得し、2025年上半期も首位の座を維持している。今回発表された新型GLCはBEV(バッテリー電気自動車)のEQテクノロジーを採用し、2026年前半から欧州では発売される予定だ。

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そのスタイリングは、従来型のプロポーションを現代風にアレンジしたものだ。また、ブランドを象徴するクロームグリルを初めて刷新し、光を放つハイテクの傑作となった。彫刻的なショルダーラインと強調されたホイールアーチを備えたダイナミックなシルエットは、その力強い存在感を強調している。

インテリアでは、39.1インチというメルセデス・ベンツ史上最大のMBUXハイパースクリーンが圧倒的だ。その高解像度と革新的なマトリクス バックライト技術により、まったく新しい没入型インテリア体験を実現した。

後席の空間も広く、標準装備のパノラミックルーフが、開放感と優雅さを兼ね備えた室内空間を実現している。オプションの「ヴィーガンパッケージ」はヴィーガン協会の認証を受け、メルセデス・ベンツは独立認証を受けたヴィーガン内装を用意する世界初の自動車メーカーとなった。

BEVとなったGLCは従来型よりホイールベースが84mm長い2972mmで、前席ではフットスペースが13mm、ヘッドスペースが46mm拡大。後席では47mmと17mm、それぞれ増加して、前後席とも快適な乗り心地を享受している。ラゲッジルームも後席使用時で570L、後席をたためば1740Lと十分に広く、さらにフロントトランク(フランク)も128Lある。

SUVゆえ、ラフロード向けの「テレインモード」も備え、また「トランスペアレント(透明)ボンネット」機能は、フロントカメラとサイドミラーカメラの映像を合成して、車両前方の見えない部分をバーチャルで映像化する。

10分間で303kmの航続距離分の充電も可能
BEVのシステムには800ボルトを採用し、新世代バッテリーと組み合わせて充電時間を大幅に短縮する。94kWhのリチウムイオン電池を搭載し、400Vの急速充電ステーションにも対応可能。10分間で最大303kmの航続距離分を充電可能と予測されている。また、双方向DC充電ステーションに接続すると、太陽光発電を蓄電し、家庭向け電力供給源(V2H)または電力系統向け電力供給源(V2G)として機能する。

新開発のワンボックス ブレーキシステムも搭載されており、これはエネルギー回生による制動でも従来の摩擦制動でも、安定した確かなブレーキペダルフィールを提供する。回生のモードも4段階に調整できる。

暖房にはヒートポンプを採用し、電気駆動ユニット、バッテリー、周囲の空気からの廃熱も利用して、室内を効率的に暖める。

サスペンションでは、Sクラスで定評のあるAIRMATICエアサスペンションやリアアクスルステアリング(後輪操舵)もパッケージオプションで設定される。

ヘッドランプには、マイクロLEDテクノロジーを備えた次世代のデジタルランプを採用。照射面積が大きく、ハイビームの明るさも向上した。カメラ情報と地図データを組み合わせ、コーナリングランプは道路の曲がり具合に正確に反応する。

運転支援システム「MB.ドライブ」は、最大10台のカメラ、5台のレーダーセンサー、12台の超音波センサーがMB.OSで作動する。すべてのアクティブセーフティシステムは標準装備で、購入後にシステムをアップデートすることも可能だ。

BEVとなる新型GLCは、ミドルサイズSUVの大きな転換点になるだろう。市販時には、トップグレードのGLC400 4マティックは最高出力360kWで、最大航続距離は713kmと予測されている。さらに4グレードが続く予定だ。

[ アルバム : メルセデス・ベンツ 新型GLC はオリジナルサイトでご覧ください ]

文:Webモーターマガジン Webモーターマガジン編集部
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モーサイ

みんなのコメント

11件
  • wli**
    今回もトヨタが何か所を真似するか?レクサスの銀ハエ収集グリルはアウディからパクってけどアウディの様な上品には出来なかった。
  • bmw********
    批判が多いようだけど、そんなに変か?bmwのノイエ・クラッセに比べたら全然いいと思うけど。bmw好きとしては早々にノイエ・クラッセはやめてほしい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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