■2016年以来の商品改良でパワートレインは4種類
トヨタが欧州で展開している商用車「プロエース・シティ」。新たに新型モデルを2024年5月3日にフランスで発表しました。
日本にはない商用バンに対して、日本のユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。
【画像】「えっ…!」これがトヨタの新型「商用バン」です! 画像で見る(33枚)
日本国内でおなじみのトヨタ商用車といえば「ハイエース」「タウンエース」「プロボックス」「サクシード」があります。
しかし欧州ではそれらではなく「プロエース」が展開されています。
欧州の商用バンらしいボンネットが前方に出たスタイルとなっています。
プロエースは、サイズ(主にボディの長さ)順に「プロエース マックス」「プロエース」「プロエース シティ」がラインアップされています。
今回、新型プロエース シティのフランスへの導入が発表されました。
プロエース シティは、LCV(ライト・コマーシャル・ヴィークル=小型商用車)にカテゴライズされるモデルで、欧州でナンバーワンの販売台数を記録しています。
今回の改良は、フルモデルチェンジされた2016年以来の大幅改良となります。
特にフロントフェイスに手が入れられ、無塗装樹脂部分が従来よりも拡大され、モダンかつタフネス性が強調されています。
内装面では、10インチのタッチ式ディスプレイが装備されました。ハンドルも革張りとなったことで質感も向上しています。
パワートレインは、1.2リッターのエンジン(最高出力110HP)、1.5リッターのディーゼル(100HP・130HPの2種類)、そしてEV(136HP)の計4種類を用意しています。
トランスミッションは、エンジンが6速MT、130HPのディーゼルが8速AT、100HPのディーゼルが6速MTが設定されます。
EVはトランスミッションはありませんが、330km(WLTPモード)の航続距離があり、100kWの急速充電を使用すると30分でバッテリーの8割を回復できます。
ボディの長さは、4.40mと4.75mの2種類を用意。基本的には5人乗りですが、自家用車登録が可能な「VERSO」では最大7名の乗車が可能で、すべての窓がガラス張りとなります。
小型のボディを持つことで取り回し性に優れることがプロエース シティの人気の理由でしょう。
今回の新型について、日本でもWEB上で話題になっています。
「1.5リッターでMTの商用バン、今の日本でも切実に求められている車」「日本国内でのMT車は絶滅危惧かつ高価格化、だけど海外では普通に存在しているし低価格。日本でもそのまま流通させればよさそうなものだが……」「マイエースの自家用車のMTに乗っているので、(日本に入れば)候補になる」「VERSOの日本仕様を出してほしい」
※ ※ ※
4つのパワートレインを持ち商用から自家用までと汎用性の高さも持ち合わせるプロエース。
さらにMTの採用もあることから運転の楽しさも味わえるでしょう。日本に導入されたら面白いかもしれません。
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既に、プジョー・リフター、シトロエン・ベルランゴ、、フィアット・ドブロが日本で販売されているので、トヨタがわざわざ他社OEMモデルを日本で展開することは無いでしょう。