FIAは10月2日に声明を発表し、アンドレッティ・フォーミュラ・レーシングのF1参戦計画を承認したことを明らかにした。ただアンドレッティのF1参戦がこれで正式に決まったわけではなく、今後フォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)と商業権に関する交渉を行ない、そこで合意に至る必要がある。
FIAは今年の2月に、2025年からF1に新規参戦するチームの申請プロセスを開始。これには多数の団体から興味が寄せられたたというが、フェーズ1と呼ばれる審査を行なった結果、4チームがフェーズ2に進んだという。
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このFIAの審査では、F1に参戦するための十分な資金を調達および維持するための能力、そしてチームの経験と人的リソースなどが評価された。また、2030年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにするというFIAが掲げる持続可能性への取り組み、F1に参加することで社会にどのような形でポジティブな影響を与えるつもりかということについて説明することも求められた。
この結果、4チームのうちアンドレッティ・フォーミュラ・レーシングのみが2段階の基準をクリア。”フェーズ3”に進み、FOMとの商業権交渉に臨むことになった。
ただアンドレッティにとっては、ここからが難関とも言える。FOMとF1各チームは、参戦チームを増やすことに消極的であるとされており、今後も抵抗を受けることが予想されるからだ。
FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は今回の決定を受け、次のようにコメントを発表した。
「FIAは、F1への参戦興味表明の手続きに於ける最初の段階から、厳格なエントリー基準を確立することを非常に明確に定めていた」
そうベン・スレイエム会長は語った。
「申請段階で厳格なデューデリジェンスを行なった後、設定された基準を満たし、スポーツに価値を加えることができると考えられるエントリーのみを承認することが目的だった」
「FIAは要件に準拠した申請を承認する義務がある。その手順に従った結果、アンドレッティ・フォーミュラ・レーシングLLCの申請を、次のプロセスに進めるべきだと決定した」
「この決定を下すにあたっては、FIAのモータースポーツへの参加と発展に関するEUの指令に従って行動した」
「アンドレッティ・フォーミュラ・レーシングLLCは、設定されたあらゆる選考基準を満たした唯一の団体だった。徹底した提出を行なってくれたマイケル・アンドレッティと彼のチームを賞賛する。また、F1参戦に興味を持ち、申請に参加してくださったすべてのチーム候補者に感謝したいと思う」
キャデラックと組んでF1参戦を目指すアンドレッティも、この知らせを歓迎。次のように声明を発表した。
「アンドレッティ・キャデラックは、FIAがアンドレッティ・フォーミュラ・レーシングのF1世界選手権に対する関心表明を承認してくださったことを光栄に思う。FIAの厳格で透明性のある完全な評価プロセスに感謝しており、このように歴史的で名誉あるチャンピオンシップに出場する機会を与えられたことに非常に興奮している」
「アメリカのチームを結成することは、弊社のすべての従業員とファンが誇りに思える重要な瞬間だ。アンドレッティ・キャデラックの深いレースの能力とレースから得られる技術的進歩が、世界中でF1への熱意を高めるとともに、我々のお客様に利益をもたらすだろう」
「我々はできるだけ早くグリッドの参加する計画を続けている。F1のすべての関係者と関わることを楽しみにしている」
なお前述の通り、審査のフェーズ2に進んだのは、アンドレッティを含めて4チームだった。残りの3チームはロダン・カーリン、ハイテック、そしてLKYSUNZだったと言われており、これらのチームにはフェーズ3に進めないことが最近知らされたようだ。
なお今回のFIAの声明の中でベン・スレイエム会長は、2026年からの新しいパワーユニット・レギュレーションについて、既に参加を表明しているアウディとホンダ、そしてフォードからさらなるコミットメントを得ると共に、ポルシェとゼネラルモータースからも関心が寄せられたことを明らかにした。
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