量産型電気自動車(EV)のパイオニアといえば日産リーフ。2020年12月の初代発売から10年を迎え、グローバルで54万台、国内では14万台の累計販売台数を誇る(2021年3月末時点、日産調べ)。2021年4月19日には新ブランドロゴを採用。また、快適な車内環境を実現する装備の充実が図られ、商品力を高めた。
一方、2020年には国産・輸入車問わず新たなEVが次々と登場し、市場は新たなにぎわいを見せている。
そんななか、2020年に国内メーカーから登場したEV、「ホンダe」と「マツダ MX-30 EVモデル」にスポットを当ててみたい。
新顔EVはライバル心がメラメラ!?
ホンダeがコンパクトな2ボックススタイルを採用するのに対し、MX-30 EVモデルは昨今盛り上がりを見せるSUVスタイル。アプローチはまったく違うが、どちらも“走り”にこだわり、日常使いを想定したモデルであることをアピール。じつは似たものどうしだったりする。
走れる距離はほぼ同等
どこが似ているのか? それはズバリ、一充電走行距離(WLTCモード)。ホンダeの259~283kmに対し、MX-30 EVモデルは256kmと、日常使いに適したバッテリー容量としている点だ。くしくも総電力量は35.5kWhと、両車はバッテリー容量まで同じ。あくまで日常使いに割り切っているとはいえ、1台のみを所有する環境だと、遠出をする際の充電の回数や、そもそもまだ十分ではない充電インフラなどに不安を覚え、購入するのに二の足を踏んでしまうかもしれない。
ちなみにこれが日産リーフであれば、一充電走行距離は総電力量40kWhのバッテリー仕様が322km、同62kWh仕様なら458km走れる。
価格帯も同じ!!
リーフを含めたこの3台。じつは、ほぼ同価格帯にあるのだ。
ホンダeとMX-30 EVモデルは451万~495万円とガチな価格。量産型EVのパイオニアであるリーフはというと332万6000~499万8400円で、ロングレンジの62kWh仕様のトップグレードが、ホンダeとMX-30 EVモデルの約5万円高で買えてしまう(ともにトップグレード比)。シティユースメインなら、40kWh仕様の上級グレードでも419万3200円と、ほかの2車よりも安価に手に入るのだ。
これはじつに悩ましいところではなかろうか。
ただし、現行型リーフの発売は2017年10月。たび重なる改良によって熟成が進み、ある意味“間違いのない選択”とも言えるが、新鮮さという点では、やはり最新の2車にはかなわない。街なかで見かける機会も多いことも、特別感を見いだしにくい点といえる。
ホンダeの受注が好調!買うなら即決が吉
供給体制の平準化のため、国内年間販売計画を1000台としているホンダe。複数の期間に分けて注文を受け付けていて(1期間あたりの注文受け付けは数百台と、具体的な数字は示されていない)2021年2月から第三期を受け付け中だが、購入検討中の人は早めに動いた方がよさそう。
ホンダによると、2021年4月22日時点の受注はすでに970台。あと30台を受注すると1000台の年間販売計画に達してしまうのだ。
予定する年間販売台数を超過した分の受注については、生産台数に限りがあるため難しいそう。通常納期が3~4カ月とのことだから、受注が休止となった場合はしばらく待つことになりそうだ。
ちなみに現在までに受注したグレードの構成比は、上級のアドバンスが約8割を占めているそう。一充電走行距離の長さよりも、スポーティな走りや充実した装備に人気が集まっているようだ。
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マツダ MX-30 EVモデルも順調な滑り出し
マイルドハイブリッドモデルに続き、2021年1月に発売されたマツダのMX-30 EVモデルについては、年間販売計画台数は500台と、ホンダeに比べると控えめに感じる。その理由についてマツダは、同社初の市販EVとなるため慎重に販売体制を構築するとともに、EVを購入検討する人に対してていねいに対応するための数値としていた。
EVモデルの販売台数は、2021年1月と2月について回答を得た。発売初月(1月)の販売台数が95台、2月が27台とのこと(マツダ広報部の回答)。EVモデル発売のアナウンスから発売までの期間が長かったため初月の受注は多めだが、すでに2月で落ち着いてしまった感もある。
2カ月の販売は122台。この数についてマツダは「計画どおりの進捗になっている」とのこと。ちなみにマツダはMX-30 EVモデルを717店舗で取り扱うとしていたが、その方針は現時点でも変わりない。取扱店舗の拡充などについては今後の市場の状況を見ながら検討していくという。ある意味、順調な滑り出しといえそうだ。
MX-30 EVモデルの販売グレード構成比は、ハイエストセットが7割で、ベーシックセットが3割となっている。何と“素モデル”での購入はほぼなし!ということだ。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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