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420馬力を誇るNISMOチューンのスカイラインやフェアレディZ、STIパーツを装着したWRX S4に試乗してみた!

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420馬力を誇るNISMOチューンのスカイラインやフェアレディZ、STIパーツを装着したWRX S4に試乗してみた!

■420馬力を発揮するスポーツカーのZとスポーツセダンのスカイライン、走りの違いは?

 日本の自動車メーカー直系モータースポーツ専門会社である、MUGEN、STI、NISMO、TRDの4社による合同活動グループ「ワークスチューニンググループ」が、毎年恒例の合同試乗会をモビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)で開催しました。今回はNISMOとSTIの計5台の車両を紹介します。

【画像】NISMOチューンのスカイラインやフェアレディZ、STIパーツを装着したWRX S4を見る(51枚)

 日産ファンであれば知らない人はいないといっても過言ではないNISMO。今回はNIISMOロードカーとしてリリースされるスカイラインNISMOとフェアレディZ NISMOをベースとし、さらなるNISMOチューンを施した車両を試乗車として用意していました。

 どちらも420馬力を発生するNISMOチューンのV型6気筒3.0L直噴ツインターボのVR30DDTT型エンジンを搭載し、オーリンズ社製のNISMOチューンドサスペンションや2WAYの機械式LSD、そして形状を見直して高剛性化を実現した新世代のLMGT4鍛造アルミホイールを装着しており、チューニングの方向性は共通のものとなります。

 ただECUについては、フェアレディZがリミッター速度を変更した「スポーツリセッティング タイプ1」を装着するのに対し、スカイラインは「STANDARDモード」でのアクセルレスポンスを変更し、AT制御に関するトルク補正のチューニングを実施した「スポーツリセッティング タイプ2」となっているのが大きな違いとなっていました。

 そのチューニングの差が影響したのか、はたまた2ドアクーペと4ドアセダンのボディ形状の違いが影響したのか、両車を乗り比べてみると、フェアレディZはいかにもスポーツカーらしいどっしりとした安定感のある走り味だったのに対し、スカイラインは軽快かつ、ややじゃじゃ馬っぽさを残したものとなっており、甲乙つけがたい仕上がりとなっていた点が面白く感じられ、まさにチューニングの醍醐味(だいごみ)と言えるものでした。

■R32 GT-Rオーナー必見! NISMO 40周年記念パーツで愛車をさらに楽しむ

 そして、試乗はかなわなかったものの、会場には2024年9月にNISMOが40周年を迎えたことを記念して、受注期間限定で販売を開始した記念パーツを装着したR32型スカイラインGT-Rも展示。

 この車両にはエキゾーストシステムやインタークーラー/ラジエーター、インテークコレクター、チタンタワーバーといった機能部品のほか、当時のアルミホイールの雰囲気を再現しつつ18インチ化したLMGT4アルミホイールや、劣化が気になるユーザーにとっては待望のステアリングホイールやシートカバーセット、シフトレバー&サイドブレーキブーツセット、フロアマットといったインテリア用のアイテムも装着。

 これらの記念パーツには当時を知る人にとっては感涙モノの初代NISMOロゴが刻まれており、ファンであればぜひとも入手したい逸品となっています。

 この記念パーツは2025年3月31日まで(アルミホイールのみ2025年1月31日まで)に注文を入れれば、納期はかかるものの確実に入手できるので、気になっている人は忘れずに注文したいところです。

■BBS製ホイールと専用タワーバーがもたらす変化!

 スバルのワークスとして、さまざまなカテゴリのモータースポーツに参戦していることでも知られるSTIは、東京オートサロン2024で発表し、限定500台が瞬く間に完売したという「WRX S4 STI Sport#」と、そのベース車となった「WRX S4 STI Sport R EX」に、ディーラーで購入・装着が可能なSTI Performanceの機能パーツをフルに装着した車両の2台を持ち込みました。

 この2台、どちらもチューニングの方向性は同一で、ドライバーの意思が的確に伝わるクルマを目指しており、操舵(そうだ)の瞬間にフロント内輪に仕事をさせることで、わずかなステアリング操作にもクルマが素早いながらも穏やかで素直な挙動をするというもの。

 そのためにWRX S4 STI Sport#に特別に与えられたのが、BBSとの共同開発で生まれた「STIフレキシブルパフォーマンスホイール」と、フロントに備わる「フレキシブルドロータワーバー」です。

 ホイールはタイヤをたわませて接地面積を増やすことを目的として前後で異なるリム形状や高さを採用。前輪は旋回内輪の接地面積の増加を、後輪は旋回外輪のタイヤ変形抑制を狙ったものとなっており、オフセットやリム幅は同一ながら、前後を識別する刻印も備わっているのです。

 またフレキシブルドロータワーバーには、ストラットタワー間のピロボールによる支持に加え、プリロードを付加することで車体の動きをより効果的に抑制するものとなっており、通常のフレキシブルタワーバーから、さらなる微少舵応答性を追求した専用品となっています。

■欧州車顔負けの乗り心地を実現するSTI Performanceパーツ

 一方のSTI Performanceパーツ装着車では、STIエアロパッケージやフレキシブルタワーバー、フレキシブルドロースティフナー、フレキシブルドロースティフナーリアで構成されるSTIコンプリートキット、STIラテラルリンクセットといった機能パーツに加え、細かなアイテムもフル装備した仕様となっていました。

 どちらも実際に乗ってみると、ステアリングを切り始めるとすぐにクルマが反応し始め、それでありながら過敏すぎる感じの全くない安定感の走り味を得ることができます。

 乗り心地については特に足回りを固めるなどしているわけではないため、快適性は犠牲になっておらず、まるで欧州の高級スポーツセダンに乗っているかのような楽しさや信頼感を味わうことができました。

文:くるまのニュース 小鮒康一
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みんなのコメント

3件
  • nut********
    (過給圧コントール)ソレノイドにホース繋がってるのン十年ぶりに見た。
    高回転域で絞るのは長生きするコツでは有るね。 悪くない        
    でも ワルイ物を見続けちゃったんっだよ。 ワカラナイほうが身の為
  • エガちゃんねらー
    昔のニスモのロゴっていまいちなんだよなあ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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