■ペーパードライバーの不安要素とは
運転免許を取得したまま、数十年クルマを運転していない人もいます。そんな全く運転していない人を一般的に「ペーパードライバー」と呼びます。
都市部に住んでいる人であれば、クルマに乗らずとも公共交通機関を利用することで問題なく生活できてしまいます。しかし、就職や結婚、育児など生活環境の変化によって、どうしても運転をしなければいけない機会が訪れるかもしれません。そのような時、“脱・ペーパードライバー”へ立ち向かうには、どんな点に気を配ればいいのでしょうか。
ペーパードライバーにつきまとう不安要素には、『車幅感覚(以下:車両感覚)』や『周辺環境』などがあげられます。まず、『車両感覚』はさまざま場面に必要になります。たとえば、クルマを駐車するときのクルマ前後位置や車幅、先行車との距離、対向車とのすれ違いなどです。さらに、狭い路地や商業施設の駐車場などでは“障害物や他車にぶつけるのではないか”というネガティブな考えにも繋がります。
次に、『周辺環境』は、自宅周辺やよく行くお店までの道、さらには職場への道路事情など、交通環境を指します。都市部の3車線や5車線などの交通量が多い道路では、“周囲のクルマに合わせた動き”が必要となり、クルマでの運転は慣れが必要です。
■正しい知識を身につけることが重要
では、実際にペーパードライバーだった人がクルマを運転するにはどうしたらいいのでしょうか。身近にいる運転が上手い人に教わることも良いですが、正しい交通ルールや運転の仕方など、改めてプロに頼るということも可能です。
ペーパードライバーが改めて運転技術を学ぶにはどのような方法があるのか、自動車教習所の教官に尋ねると、「一番オーソドックスな方法としては、指定自動車教習所で行われている『ペーパードライバー教習』に通うことです。教習車を使って行い、教習所内の講習から始まるので、いきなり公道に出ることもありません。また、実技以外にも道路標識や交通ルールなどの基礎知識を学科講習として教えるところもあります。
最近では、ペーパードライバー教習専門のスクールも存在します。仕事や家庭の事情によって、教習所に通えない人や自分の生活圏内での練習が可能というメリットもあります。さらに、自宅のクルマでも練習をすることができます」と話します。
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また、公道での不安要素は、『初心者マーク』を付けてまわりのクルマに周知することで減らすこともできるといいます。警察署の交通課は、「初心者マークは、免許取得後1年は義務ですが、それ以降につけていても問題はありません。周囲に運転が不慣れなことを知らせることができるので、有効的かもしれません」といいます。 最初は誰でもクルマを運転するときは不安に感じます。ペーパードライバーだから、ということはなく、自信をもってクルマのハンドルを握ってみてください。不安要素の『車両感覚』や『周辺環境』は、ある程度クルマに乗れば慣れていき、感覚と経験による危険察知能力も養われていきます。 【了】
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