■今後の「マツダ旗艦モデル」の行方は?
2024年2月、マツダのフラッグシップセダン・ステーションワゴンの「MAZDA6」が生産終了となることが発表されました。また、SUVの最上位モデルであった「CX-8」も2023年内を持って生産を終了しています。
今後マツダの上位モデルはどうなっていくのでしょうか。
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マツダの今後の上位モデルの方向性としては、大柄なSUVへと移行していくことが現時点では明確と言えるでしょう。
2021年10月に発表された「2022年以降のクロスオーバーSUV商品群の拡充計画」によれば、2022年から随時「プレミアムラージ商品群」というモデルを導入することが明記されています。
このプレミアムラージ商品群とは、FRベースの新プラットフォームを採用するミドルクラス以上のSUVのことを示しています。
パワートレインは、直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドを中心とし、直列6気筒の新世代ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」もしくはガソリン「SKYACTIV-X」に48Vのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたユニットなども設定し、出力性能と環境性能の高次元で両立すると宣言されています。
このプレミアムラージ商品群で、日本市場での第1弾として登場したのがミドルサイズの「CX-60」です。
上記のパワーユニットを設定したほか、上質な仕立ての内外装や多彩なグレード展開など、欧州ブランドのような販売方針を打ち出しました。
発売当初は輸入車からの乗り換えユーザーも約20%いたとするなど、結果として「マツダのプレミアムで上質なSUV」というコンセプトが受け入れられた形になりました。
今後、日本市場には3列シートを有する最上級SUVの「CX-80」もまもなく導入予定となっていて、CX-80が国内市場の販売戦略的にもCX-8の後継ポジションと言えるでしょう。
北米ではワイドボディモデルの「CX-90」が先行して投入されていますが、このCX-80にもCX-90やCX-60同様に直列6気筒エンジンやプラグインハイブリッドのパワートレインが採用されると見られます。
さらに、2021年の発表によれば、マツダは2025年ごろにEV専用プラットフォームの商品群も導入していくとのことです。
現状、多くのブランドにおいてEVはプレミアムモデルが中心となっていて、マツダがどのようなEV専用プラットフォームを開発しているかに関する明言はありません。
しかし、プレミアム路線を現状維持することを考えれば、フラッグシップモデルやそれに準ずる上級モデルを中心にEVを展開していくことが容易に考えられるでしょう。
こうしたことから、近い将来だけの話をすれば、国内市場のフラッグシップに準ずるプレミアムモデルは、CX-60やCX-80を基本とした直列6気筒、もしくはプラグインハイブリッドのFRプラットフォームSUVが中心となるでしょう。
そこにEVがどのようなコンセプトと価格帯で展開されるかについて、徐々に明らかになっていくと考えられます。
なお、長年フラッグシップセダン・ステーションワゴンとしてラインナップされていたMAZDA6の後継モデルに関しては、現状発表されていません。後継モデルの登場は、近い将来ではないと見ても良いでしょう。
ただ、ヨーロッパを始めとしたプレミアムブランドは現在、SUVが販売の主力となっているものの、その一方でセダンやステーションワゴンも引き続きラインナップし続けています。
今後のマツダが目指すブランドコンセプトを考慮した結果、直列6気筒エンジンとFRプラットフォームを活用したセダン・ステーションワゴンが登場するということも、可能性としてはゼロではないかもしれません。
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みんなのコメント
ドアパンチされそう。
最近の車がデカくなってるのに駐車場の規格は昔のまま。