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新たな交通手段「スマートEV」! 新時代の乗りものを屋内コースで一気乗り可能【大阪オートメッセ2024】

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新たな交通手段「スマートEV」! 新時代の乗りものを屋内コースで一気乗り可能【大阪オートメッセ2024】

 この記事をまとめると

■大阪オートメッセ2024が開幕した

勘違いしたユーザーが「検挙」されるケースもあり! 電動キックボードはいま「どう乗れば」合法なのか?

■「EVスマートモビリティ体験エリア」について紹介

■電動キックボードなどの試乗コースも設けられている

 EVスマートモビリティに試乗できるチャンス

 今日2月10日(土)からついに、西日本最大級のカスタムカーの祭典「第27回大阪オートメッセ2024」がインテックス大阪で開催された(12日(月・振休)まで)!

 6B号館奥で展開されている、WEB CARTOPとCARトップの「EVスマートモビリティ体験エリア」には、電動キックボードや電動アシスト自転車、電動バイク、三輪・四輪BEV、V2H(ビークル・トゥ・ホーム)システムを取り扱う7社が出展し、今後発売予定のものも含めた最新モデルを披露。電動キックボードや電動アシスト付き自転車の試乗コースも設けられ、開場直後から大盛況だ!

 電動キックボードに関しては、2023年7月に道路交通法が改正。最高速度20km/h以下で車道や自転車道などを走れる「特定小型原動機付自転車」(特定小型原付)と、最高速度6km/h以下で自転車が通行可能な歩道を走れる「特例特定小型原動機付自転車」(特例特定小型原付)という新しい区分が設定された。

 この法改正により、どちらかに適合するモデルであれば、16歳以上の人なら原動機付き自転車の運転免許がなくとも乗れるようになった。その効果も大きいのか、オートメッセの会場でも昨年以上に多くの来場者から注目を集めるようになっている。

 昨年に続き出展したBLAZE(ブレイズ)は、法改正に合わせて発売した特定小型原付の電動キックボードとして、立ち乗りモデル「キックボードEVライト」と、同じく特定小型原付で立ち乗りと座り乗りの2WAY仕様「キックボードEVベーシック」を披露。

 また、「一般原動機付き自転車」(一般原付)に区分される最高速度30km/hの電動バイクでは、立ち乗りと座り乗りの2WAY仕様「EVスクーター」と、座り乗りモデルの「スマートEV」を出品している。

 4モデルともコンパクトに折りたため、重量も18~24.8kgのため、持ち運びができるうえ、軽自動車のラゲッジルームにも簡単に積み込める。とくに「スマートEV」は、前後方向に折りたため、全長が展開時の約1200mmから約600mmに縮まるので、別売の専用スタンドを使えば集合住宅の玄関にも置いて保管しやすいだろう。なお、オートメッセの会場では、この4モデルとも試乗可能だ。

 脚立・はしごメーカーの長谷川工業を母体とするハセガワモビリティが日本総代理店として運営するYADEA JAPAN(ヤデアジャパン)は、特定小型原付の電動キックボード「KS6 PRO」を試乗可能としたうえ、新色のイエローとブルーの実車を展示してPR。

 一般原付の電動キックボード「KS5 PRO」、レトロモダンなデザインが個性的な電動アシスト自転車「TRP-01」に加え、4月発売予定の折りたたみ可能な電動アシスト自転車「HNT-01」、年内発売予定の一般原付モデル「YDX2」、特定小型原付モデル「YDX3」も先行展示している。

 EVの三輪車にも注目!

 二輪車向けを中心とする大手部品商のカスタムジャパンは、同社が手がける電動モビリティブランド「eXs」(エクス)から、歩道走行6km/hモードと車道走行20km/hモードを切り替え可能な(特例)特定小型原付モデル「eXs1 TKG」のほか、一般原付の「eXs1」、10インチのオフロード用パンクレスタイヤを装着するうえ幅広のステップを備える「eXs2」、3種類の電動キックボードを出品。「eXs1 TKG」と「eXs2」を試乗車として用意している。

 いずれもパンクレスタイヤ(「eXs1」「eXs1 TKG」は8.5インチ)や前後サスペンションを装着し走破性と乗り心地を高めたほか、折りたたみ可能で持ち運びしやすくしているのが特徴的だ。

 和歌山発の電動モビリティスタートアップ・glafit(グラフィット)は、モーターと足漕ぎペダルの双方を備える一般原付のハイブリッドバイク「GFR-02」のほか、特定小型原付モデルの「NFR-01」を、試乗可能な状態で展示している。

 とりわけ「GFR-02」は、ハンドルのスロットルを回してモーターだけで走行することも、ペダルを漕いでモーターアシストを得ながら走ることも、モーターを使わずペダルだけで走ることも可能。

 さらに同社が特許を持つオプションの「モビチェン」を装着し、ナンバープレートを覆って電源をオフにすれば、自転車として合法的に歩道を走ったり自転車用駐輪場を使ったりすることもできるようになる。なお「モビチェン」でナンバープレートを覆っている時は、電源が入らないよう制御。これにより自転車としての認可を政府より得ている。

 超小型BEVの企画・販売を手掛けるEV-LAND(イーブイランド)は昨年に続き、三輪3人乗り乗用BEV「ZINMA」(ジンマ)を出品。今回は乗用モデルの上級グレード「ハイエンドモデル」のほか、新色のマットブラックに塗装された「スタンダードモデル」を持ち込んでいる。

 その「ZINMA」昨年出品したモデルに対し、ボディカラーが増えただけではなく、走りの中身も進化。女性でも据え切り操作がしやすいようハンドルのバランスを改善したほか、モーターのフリクションを低減することで静粛性を高めつつ加速を滑らかにしたという。

 東京・東雲と京都・四条に拠点を構える「A PIT AUTOBACS」(アピットオートバックス)は「EVパフォーマンス」ブランドとして、ヒョンデ・アイオニック5とテスラ・モデルYのカスタマイズモデルを展示している。

 両者ともエアロパーツと全長調整式の車高調整式サスペンションを装着し、タイヤ&ホイールを換装したほか、モデルYにはさらにレカロのセミバケットシート「スポーツスター」を運転席・助手席に装着。またモデルY専用の「エーモンサイレントキット(タイヤハウス用)」を施工して、走行中のロードノイズやモーター音を低減している。

 電子機器メーカー・オムロンの関連会社であるオムロンソーシアルソリューションズは、2023年5月に新規参入し発売した「マルチV2HシステムKPEP-Aシリーズ」の実機を展示。軽量コンパクトなうえ住宅ともマッチしやすいデザインで、保証期間が10年と長いのが大きな魅力だ。6月にはバージョンアップが行われ、蓄電池とBEVとの相互充給電も可能になるという。

 このように各社とも見所満載なうえ、最新の二輪電動モビリティに試乗できる 「EVスマートモビリティ体験エリア」、見逃すわけにはいかない!

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みんなのコメント

1件
  • 葛葉恭次
    そういったデザインの乗り物かと思ったら…オッチャンかい!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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