全長350ミリ。ビッグスケールでF1ロータス・ホンダを精緻に再現
プラッツ/BEEMAX(ビーマックス)は12分の1スケールのプラスチックモデル、ロータス99T・1987年モナコGPウィナーを発売した。完成時の全長は約350mmと、12分の1スケールならではの迫力が楽しめる。
1987年のロータスは、前年までのルノー・エンジンをホンダ・エンジン(1.5リッターV6ターボ)に変更し、ドライバーはアイルトン・セナ選手と中嶋悟選手という陣容だった。マシンはアクティブサスペンションを搭載。油圧で車高を一定に制御することでアドバンテージを得るアイデアを採用していた。デビュー戦のブラジルGPでセナ選手はリタイア、中嶋選手は7位(当時は入賞は6位まで)だった。しかし、続くサンマリノGPでセナ選手は2位、中嶋選手は6位とそろって入賞。第4戦モナコGPと第5戦デトロイトGPはセナ選手が連勝を飾っている。第7戦英国GPでは、マクラーレン・ホンダのN・マンセル選手が優勝、2位がA・プロスト選手(マクラーレン)、3位セナ選手、4位中嶋選手と、上位をホンダ・エンジンが独占した。
発売されたプラモデルは、クラシックチーム・ロータスの全面協力を得て発売に至っている。モノコックやカウルを正確にモデル化し、カウルは完成後も着脱可能。1.5リッターV6ターボ時代にパワーと燃費のバランスを追求したホンダ・エンジンの存在感は格別で、補機類を含めてリアルに再現されている。
サスペンションアームは特殊な樹脂製で、形状と構成を細部までこだわって仕上げている。キットの価格は2万8600円(税込み)。このキットとともに注目したい商品が、専用のディテールアップパーツである。1万340円の別売になるが、カーボンディテールを表現したり、シートベル金具やラジエターのメッシュなど、細部の完成度をいっそう高めるキットだ。
以下はディテールアップパーツ(一部)
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