現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ルクレール、記者会見での悪態で罰金処分。フェルスタッペンと同様の社会奉仕活動は免れる

ここから本文です

ルクレール、記者会見での悪態で罰金処分。フェルスタッペンと同様の社会奉仕活動は免れる

掲載 3
ルクレール、記者会見での悪態で罰金処分。フェルスタッペンと同様の社会奉仕活動は免れる

 F1メキシコシティGPで3位となったルクレールはFIA記者会見でFワードを使用したとして、1万ユーロ(約165万円)の罰金を科せられた。そのうち半分は執行猶予つきとなっている。

 レース終盤まで2番手を走っていたルクレールは、62周目に最終コーナーでコースオフ。2位を失うことになった。最終コーナーで挙動を乱した際の心境について、次のように語った際、取り締まりが強化されている暴言が飛び出した。

■ピアストリ、スプリント予選最速もレースではF1タイトル争うノリスを援護? レース勝利譲る可能性を示唆

「一度オーバーステアが出て、それから回復した後に今度は逆のオーバーステアがあって、その時は『F***』っていう感じだった」

 しかしすぐにルクレールは自身の失敗に気づき、発言を謝罪した。FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長が最近、暴言に対する取り締まりを強化していることを考えると、彼は自分の言葉のチョイスが問題になるかもしれないと気づいたのだ。実際レッドブルのマックス・フェルスタッペンがシンガポールGPで悪態をついたことで、社会奉仕活動の罰則が科せられている。

「ああ、ごめん! いやあ、マックスと同じにはなりたくないよ」とルクレールは当時発言を謝罪していた。

 ルクレールの一件は、翌週のサンパウロGP金曜日の夜に調査され、FIAのスチュワードはフェラーリドライバーに1万ユーロ(約165万円)の罰金を科すことを決定。そのうち5000ユーロは執行猶予となっており、今後12ヵ月で同様の違反がなければ免除される。

 スチュワードは、ルクレールがすぐに謝罪したことが処分を軽減する要因であり、ルクレールの違反はシンガポールでのフェルスタッペンの悪態と同じレベルではないと主張した。

 スチュワードはメキシコで行なわれたレース後の記者会見の記録を確認し、16号車のドライバーであるルクレールが、レース終盤に最終コーナーの出口でマシンをコントロールするために争っていた重要な瞬間に関連して、「自分自身に何を言ったのか」というやや誘導的な質問に対して言葉を使ったと判断した。

「返答する形で、ルクレールは粗暴な言葉を使った。ルクレールはすぐに自分の間違いに気づき、謝罪した。このような言葉は放送にはふさわしくないと考えられる」

「これは国際競技規則第20条に定義される”違法行為(misconduct)”であり、第12.2.1.k条の違反である。スチュワードは、この言葉が誰かや、どのグループにも向けられたものではなく、ルクレールがすぐに謝罪したことを指摘した」

「ヒアリングの中でルクレールは、一瞬の判断の欠如を悔やみ、スポーツにおけるロールモデルとしての責任を理解していると述べた。スチュワードは、ルクレールがすぐに謝罪したことを緩和要因として考慮した」

「スチュワードは、ドライバーの反省の態度に注目しながらも、違反が発生し、ペナルティが正当化されると結論づけた。スチュワードは、今回の違反が直近のケースと同じレベルに達しているとは考えておらず、1万ユーロの罰金と12ヵ月以内に再び違反がない限り、5000ユーロの執行猶予を科すことを選択した」

 そのため、社会奉仕活動を命じられたドライバーはフェルスタッペン唯一人のままとなっている。フェルスタッペンは2018年ブラジルGPのパルクフェルメでエステバン・オコンを突き飛ばしたとしてペナルティを科され、2019年にマラケシュで開催されたフォーミュラEでオブザーバーとしてスチュワードに加わり、スチュワードの仕事ぶりについて理解を深めていた。その後、フェルスタッペンは社会奉仕活動の一環としてFIAの国際スチュワードプログラムの会合にも参加している。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[箱根駅伝 復路]に先頭でやってきたのは黒LBX お騒がせの[白センチュリー]全区間完走
[箱根駅伝 復路]に先頭でやってきたのは黒LBX お騒がせの[白センチュリー]全区間完走
ベストカーWeb
ボンネットは驚きの低さ!先代から30mm低くなった3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ボンネットは驚きの低さ!先代から30mm低くなった3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
レスポンス
ええっ!? 運転中に「謎のじょうろマーク」が出現…どうすればいい!? 放置すれば「重大事故」の危険も!? 知らないと「一巻の終わり」になる可能性も
ええっ!? 運転中に「謎のじょうろマーク」が出現…どうすればいい!? 放置すれば「重大事故」の危険も!? 知らないと「一巻の終わり」になる可能性も
くるまのニュース
日産が「スカイライン」を“スポーツSUV”化!? 「豪華内装」採用した超パワフルな「スカイラインクロスオーバー」に反響あり! 大排気量「V型6気筒エンジン」搭載する“大型SUV”がスゴかった!
日産が「スカイライン」を“スポーツSUV”化!? 「豪華内装」採用した超パワフルな「スカイラインクロスオーバー」に反響あり! 大排気量「V型6気筒エンジン」搭載する“大型SUV”がスゴかった!
くるまのニュース
ステッカーじゃないよ!「オイルシール」とは?【バイク用語辞典】
ステッカーじゃないよ!「オイルシール」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
名車・日産『フェアレディZ』誕生の歴史:片山豊氏と松尾良彦氏が証言
名車・日産『フェアレディZ』誕生の歴史:片山豊氏と松尾良彦氏が証言
レスポンス
BEVバスが「当たり前」化しているアジアの主要都市! マレーシアのカラフル路線バス「GOKL」が超便利だった
BEVバスが「当たり前」化しているアジアの主要都市! マレーシアのカラフル路線バス「GOKL」が超便利だった
WEB CARTOP
元カーデザイナー渕野健太郎が選ぶ今年の1台は「レクサス GX」━━【若者はこれに乗れ! KURU KURAカー・オブ・ザ・イヤー2024-25】
元カーデザイナー渕野健太郎が選ぶ今年の1台は「レクサス GX」━━【若者はこれに乗れ! KURU KURAカー・オブ・ザ・イヤー2024-25】
くるくら
わずか14年で廃止!? 名神高速にあった「魔のカーブ」とは 現地に今も残る「廃道跡」 開通から短命に終わった驚きの理由とは
わずか14年で廃止!? 名神高速にあった「魔のカーブ」とは 現地に今も残る「廃道跡」 開通から短命に終わった驚きの理由とは
くるまのニュース
【自由な時間を過ごすのに最適な方法】新型「マクラーレン GTS」サーキットではなく日常のドライビングを楽しむマクラーレン製スポーツカー
【自由な時間を過ごすのに最適な方法】新型「マクラーレン GTS」サーキットではなく日常のドライビングを楽しむマクラーレン製スポーツカー
AutoBild Japan
【オーストラリア】トヨタ新型「GRカローラ」登場! 2年ぶり“顔面刷新”&走行性能強化の「4WDスポーツカー」! 新8速ATも楽しそうな「新モデル」とは
【オーストラリア】トヨタ新型「GRカローラ」登場! 2年ぶり“顔面刷新”&走行性能強化の「4WDスポーツカー」! 新8速ATも楽しそうな「新モデル」とは
くるまのニュース
ベネリ「レオンチーノ・ファミリー」初のクルーザーモデル 「レオンチーノボバー400」発表
ベネリ「レオンチーノ・ファミリー」初のクルーザーモデル 「レオンチーノボバー400」発表
バイクのニュース
バッテリー選びが性能を決める!攻めのバッテリーチューン完全攻略ガイド~カスタムHOW TO~
バッテリー選びが性能を決める!攻めのバッテリーチューン完全攻略ガイド~カスタムHOW TO~
レスポンス
【10年ひと昔の新車】日産 ノートはフルモデルチェンジでコンパクトカーの新たなベンチマークになれたか?
【10年ひと昔の新車】日産 ノートはフルモデルチェンジでコンパクトカーの新たなベンチマークになれたか?
Webモーターマガジン
【最新フェラーリの世界】フェラーリe-ビルディング完成。BEV/PHEV/純エンジン車に対応する「賢いファクトリー」本格稼働!
【最新フェラーリの世界】フェラーリe-ビルディング完成。BEV/PHEV/純エンジン車に対応する「賢いファクトリー」本格稼働!
カー・アンド・ドライバー
スズキの軽バン用「“純正”2段ベッドキット」がスゴイ! ワンボックスバン「エブリイ」に大人4人が「寝られる」“秘密道具”とは
スズキの軽バン用「“純正”2段ベッドキット」がスゴイ! ワンボックスバン「エブリイ」に大人4人が「寝られる」“秘密道具”とは
くるまのニュース
ホンダ「スカイデッキ」がスゴかった! ガバッと開く「画期的ドア」&“スケスケ”ルーフ採用! “めちゃうすシート”搭載の「“3列6人乗り”ミニバン」とは?
ホンダ「スカイデッキ」がスゴかった! ガバッと開く「画期的ドア」&“スケスケ”ルーフ採用! “めちゃうすシート”搭載の「“3列6人乗り”ミニバン」とは?
くるまのニュース
ホンダ「CBR650R」「CBR650R Eクラッチ」【1分で読める 国内メーカーの2025年現行バイク】
ホンダ「CBR650R」「CBR650R Eクラッチ」【1分で読める 国内メーカーの2025年現行バイク】
webオートバイ

みんなのコメント

3件
  • wat********
    ルクレールは 誰かに言ったのではなく、ミスした状況に対し Fワードを使った
    Fワード事態が 悪なので、使った時点で 罰金なのだが
    正に 口が滑ってしまった
    これでは インタビューに答える者が減り、言葉数も減ってしまい 頭の中で一旦言葉を選ぶから、インタビューの 品は良くなるが
    選手からの 生きた答えが聞けなくなり、質は下がる
  • gun********
    悪態をついたくらいでおかしいわ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村