F1シンガポールGPの初日、特にフリー走行2回目(FP2)は赤旗や黄旗が頻発する、スムーズとは言えないセッションとなった。そのためロングランを行なえたドライバーは少数であり、行なえたとしても短い周回数に留まった。
ただピレリによれば、ソフト、ミディアム、ハードいずれのタイヤも、決勝レースで登場する可能性があるという。
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FP2ではメルセデスのジョージ・ラッセルとレーシングブルズのリアム・ローソンがクラッシュしたため、2度にわたって赤旗中断となった。2度目の赤旗中断からセッションが再開されたのは、残り時間が13分となった頃だった。
FP2では通常、セッション後半は各車が決勝レースをするためのロングラン(連続走行)を行なうが、そのための時間はほとんど残っていなかった。しかもここシンガポールは、決勝でのペースよりも予選順位が重要……コース上でのオーバーテイクが難しいからだ。そのため多くのマシンが、短い時間でロングランをするよりも、予選に向けたアタックラップのシミュレーションを行なうことを優先した。ローソンのクラッシュにより、ソフトタイヤでのアタックラップをまだ完了していないドライバーも数多くいた。
ロングランデータは不足
結局ロングランを行なったのは、4台のみ。しかも4~6周程度の連続走行に留まった。これでは、ロングランのパフォーマンスを明確に判断するにはあまりにも不足していると言わざるを得ないだろう。
ただ、持ち込まれている3種類全てのコンパウンドが、決勝で使われる可能性がありそうだ。
「今日のプラクティスは、FP2が何度か中断されたため、走行時間が短縮されてしまった。特にロングランにおけるタイヤの挙動に関するデータ量が少ないため、結論に至らない部分もあった」
そう語るのは、ピレリのチーフエンジニアであるシモーネ・ベッラである。
「3つのコンパウンドは、全て期待通りに機能した。それぞれのパフォーマンスの違いは、シミュレーションの結果と一致している」
「ほとんど全てのドライバーが、同じ数のタイヤを使った。ソフト2セット、ハード1セット、そしてミディアム1セットである。メルセデスのふたり(とウイリアムズのふたり)を除いてだ」
「決勝レースを見据え、明日のFP3で残りのミディアムタイヤをどう扱うかが注目される」
ピットレーンの制限速度が60km/hから80km/hに引き上げられたことも、ソフトタイヤが決勝で登場する可能性を後押ししている。
「タイヤ交換時のロスタイムが約6秒短縮されたため、理論上は2ストップも可能な選択肢に入る。もちろんチームは通常、スティントを延ばしてピットストップすることのロスタイムを最小限に抑えることを好むことは承知している」
いくらペースが速かったとしても、オーバーテイクを成功させるのが難しいシンガポールでは、ポジションを一時でも落としてしまうことは命取りになる可能性があるのだ。
「ただ確かなことは、(セーフティカーが出動するなどして)レースが仕切り直しとなった場合、2回目のピットストップが昨年までよりもはるかに魅力的な選択肢になる可能性があるということだ」
「一見すると、ソフトを含む3種類のコンパウンドが全て、レースで有効のように見える点は注目に値する。スタート時にソフトタイヤを選択するドライバーは、そのグリップ向上を活かしてポジションを上げることを狙うかもしれない。逆にレース終盤でソフトタイヤを使うマシンもあるかもしれない」
前述のように4台のマシンがFP2でロングランを行なったが、そのうち3台はソフトタイヤを履いてのロングランだった。そのことも、決勝でソフトタイヤの出番がある、その可能性を示唆するものであろう。
ちなみにソフトタイヤでのロングランはデグラデーションも小さかった。
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みんなのコメント
角田の内容出さない
これが記事
遅い日本人なんて 文字の無駄!
レース好きは、こういうのを待ってますよ!
SC待ちかな。荒れるレースには成るだろうけどバトル自体は皆無の予感。