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【7代目BMW M5が日本上陸】史上初ハイブリッドで727ps&1000Nmのモンスターモデル!

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【7代目BMW M5が日本上陸】史上初ハイブリッドで727ps&1000Nmのモンスターモデル!

市販乗用車をベースにした最初のMモデルはM5だった

M5は、ハイパフォーマンス車両を手がけるBMW M社が開発した、プレミアムセグメントにおける高性能セダンだ。初代は1984年に登場し、今回発表された新型は7代目にあたる。

【画像】【7代目BMW M5】発表の様子をみる 全98枚

ちなみに、BMW初のスーパーカーといえるM1を除けば、市販乗用車をベースにしたMモデルとして最初のクルマはM5だった。

BMW M社が開発する高性能マシンのMモデルには、2つのカテゴリーがある。

ひとつはレーシングカーの技術を採用し、市販車でありながらサーキットでの本格的な走行を可能としたMハイパフォーマンスモデル。もうひとつは、公道における高いスポーツ走行性能とプレミアムカーとしての快適性の両方を妥協なく高めたMパフォーマンスモデルだ。

今回発表された新型M5は、前者のMハイパフォーマンスモデルに位置づけられる。

いま、Mモデルは世界的に好調だ。2023年は全世界で20万台ものMモデルが販売され、これは2022年の17万台以上という数値よりも14%も増えている。

サーキット走行が可能とはいえ、Mモデルでサーキットを走るオーナーはそう多くはないだろう。

オーナー像は、医師、弁護士、公認会計士、会社の役員といったエグゼクティブエンスージァストが多いという。

ストレスの多い仕事を終えて家路に向かう際、Mモデルのドライブを楽しみ、思いのままに『駆けぬける歓び』を味わうことで、自分のキャリアもコントロールする。そんな感覚を楽しむためにMモデルを選ぶのだそうだ。

モータースポーツからフィードバックされたPHV

新型M5で最大の注目点と言えば、Mモデルとしては初めてハイブリッドシステムを採用したことだろう。

単体でも最高出力585ps(430kW)と最大トルク750Nmを発生する4.4LのV8ツインターボエンジンに、第5世代のBMW eドライブテクノロジーを採用した電池容量22.1kWhを持つ、197ps(145kW)と450Nmを発生する電気モーターを組み合わせた、M専用プラグインハイブリッドシステム『M HYBRIDシステム』を搭載している。

このシステムは、9月に富士スピードウェイで開催されたWEC(世界耐久選手権)富士6時間レースにおいて、ハイパーカークラスで2位となったレーシングマシン『BMW MハイブリッドV8』のテクノロジーをフィードバックしている。

クロスバンク型のツインターボエンジンは、1/1000秒を争うサーキット走行直結の技術のひとつで、ツインスクロールターボ2基を、向かい合うシリンダーの排気管を敢えて跨いで配置。ターボに排気のパワーが遅れずに、干渉することなく、理想的な間隔で加わるため、鋭いレスポンスとスムーズな力強い加速を実現できる。

これに、8速MステップトロニックATのハウジングに電気モーターを組み込み、システムトータルで最高出力727ps(535kW)と最大トルク1000Nmを発生。電気自動車を除けば、BMW史上最強のパワーユニットを搭載するモデルの1台となった。

駆動方式は、Mモデル専用の4WDシステムであるM xドライブ。バッテリーやガソリンタンクなど重量物をホイールベース内にレイアウトすることで、前後重量配分の適正化と低重心化を実現。また、後輪操舵も採用している。

0-100km/h加速は3.5秒で、コーナーなどの立ち上がり加速となる80-120km/h加速は2.2秒。それでいながら、フル充電状態なら電気モーターだけで約70kmのゼロエミッション走行ができる(数値はすべて欧州仕様値)。

性能や装備を向上させながらも、車両価格は据え置き

エクステリアは5シリーズセダンをベースにしているが、エアロバンパーをはじめフロントまわりのボディパーツは専用設計されている。それはつまり、単にエアロパーツを装着するのではなく、足まわりまで専用に開発されたことの表れでもある。

フェンダーはノーマルの5シリーズより前75mm、後ろ48mmワイド化されている。

夜間走行時にキドニーグリルの縁をライトアップするアイコニックグローを備えた専用のブラックグリル、カーボン製のドアミラーハウジングおよびリアスポイラー、下部を大型ディフューザー形状としたリアバンパー、100mm径の左右4本出しエキゾーストエンドなどが、Mモデルらしい存在感を強調している。

インテリアでは、Mモデルを象徴する薄いブルーのアンビエントライトを採用。Mマルチファンクションシートを始めとした専用アイテムを随所に採用することで、室内においてもMモデルであることを主張している。

コクピットでは、先代モデルよりボタン類が大幅に削減された。BMWカーブドディスプレイは、最新の12.3インチのインフォメーションディスプレイと、14.9インチのコントロールディスプレイで構成されている。インストルメントパネル中央からドアトリムを立体的なクリスタル面が貫くBMWインタラクションバーも標準装備している。

安全&運転支援装備としては、ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能をはじめ、ドライビングアシストプロフェッショナル、パーキングアシストプロフェッショナル、ドライブレコーダーなどを標準装備。

快適装備では、BMWオペレーティングシステム8.5をベースにした制御システムを採用。新しくなったiドライブは、カーブドディスプレイやインテリジェントパーソナルアシスタントとも組み合わされ、タッチディスプレイと言語で操作できるようになった。

車両価格(消費税込み)は1998万円と、従来型M5と同価格に据え置かれた。これは、少しでも多くの人にM5のパフォーマンスを味わってもらいたいというBMWの戦略でもあるようだ。

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みんなのコメント

2件
  • moo********
    先代よりも500kg以上重くなって0-100km/h加速も少し落ちるんじゃ、モーター積んだ意味ないんじゃないの?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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